宮田クリーニングさんから5月23日に預けた、留袖、振袖ほか計14枚(お客様2人分と私の分)の着物が出来上がったと6月3日に電話があり、今日持ってきてもらいました。
届いた着物は新しいたとうしに入って、着物の要所要所に紙を挟んで下さっています。
やっぱり、お手入れは早めが一番
母の留袖は衿の汚れが酸化しているところは無理でしたが、他はとても綺麗になっていました。(衿の酸化は何十年もそのままにしていたのでしょうがないでしょうね)
客様から預かった麻の喪服の長襦袢も汗で黄色く変色したところは、取れませんでした。(これも着てそのまま長い間放置されたものです。)
私の長襦袢の袖口、何十年もそのままにして酸化したところは無理でしたが、以前他のクリーニング店に出した時に比べると驚くほど綺麗になっていました。(以前はあまり汚れが取れていなかったので、戻ってきてすぐに袖口を石鹸でつまみ洗いしました)
宮田クリーニングのご主人曰く
「丸洗いの前に染み抜き・汗抜きなど出来る限りの前洗い(前処理)を行ってからドライクリーニングをします。汗をたくさんかかれた時はその旨を伝えてもらうと汗抜きの処理をします。」
5月30日に着付をしたお客様の帯ですが、向かって右側の金・銀の一部が黒っぽく変色していました。見えない部分だったので当日はそのまま結びましたが,クリーニングして欲しいというご依頼です。
「つい先日預かった羽曳野の小川先生の帯も同じ場所で同じ様になっていて染み抜きをしてクリーニングさせて頂きましたが、半分ぐらい薄くなった程度で変色は取れませんでした。」
「自分で染み抜きをする場合は、絶対にこすらないこと。濡れている所をこするとスレて白くなります。押さえるようにして取る」
インターネットの影響はすごいですね。東京からもご相談があったそうです。
なぜ仕上げが早いかというと、仕事を預かると終るまで気になってしょうがないので、休みも取らないで仕事をするそうです。 あまり無理をしないで下さいね。
今日もお客様から預かった着物2枚と長襦袢・帯をお願いしました。皆さん安いので喜んでいます。