夏休みも終わり、今日から「出前着付教室」の多治井教室の再開です。
久しぶりに着物を着られた為、少し着装に手間取ったそうです。
でも胸元などはきれいに整っていました。
夏休みの前は、留袖の他装を教えていましたが、生徒さんには今日から振袖の他装を勉強してもらいます。
振袖の注意点としては、補正がとっても大事です。
襟元の補正は多めに入れます。 (細い方はタオル+綿花)
振袖の場合は後ろのおはしょりが見えるので
ヒップや腰回りの補正を多めに入れます。(帯も下がり難くなります)
次に長襦袢のえり合わせも深い目に決めます。(雑誌を見ているとえり合わせが浅い人がいますが、古典的な柄などはやはり深い目にあわせたほうが,初々しく見えますね)
重ね襟は着物からはみ出さないように長襦袢と同じにします(被ってもほんの少しです。)
慣れない人が着るので、裾を踏んでも伸びない様に腰紐はしっかり締めます。
半襟は2センチぐらい(刺繍衿の場合は3センチほど)見せます。
おはしょりは、しっかり脇でタックを取り、前後にシワを残しません。(おはしょりの長さは短めに整え、後で引き出して調節します。
長襦袢と着物の袖が合うように脇で調節します。(長襦袢のお袖が飛び出している方を見かけます)
こんな説明をしながら、肌襦袢・補正・長襦袢・着物までマネキンに着せてもらいました。
留袖を長く勉強していたので、初めてにしては上手に着せる事ができていました。
次回は変り結びを行います。
すぐにお嬢さんに着せる事が出来ると思いますよ きっと
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