上流社会
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投稿日時: 2008/08/22 12:30 (ロンドン時間)
日本時間: 8月22日 午後8時30分
バンクーバー時間: 8月22日 午前4時30分
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朝吹 登水子さん の「私の軽井沢物語」は
23年くらい前 に出版だったかな?
私が20歳 ?
地理的、場所の名前、軽井沢を好きでない人には
つまらないかも。 登場人物も 有名な人ではあるけれど
昔の人で こんがらがって 読みずらいかもね。
でも 名前をみて ん~ あの人の家系のお祖父さん
かも? とかと想像して 話を頭に入れていきました。
翻訳(フランスの本)をしていたそうですが、
そっちは 全然 覗こうと思いません。
本は小説でなく まったく あの方の思い出を
そのまま 本にしてあった。
軽井沢はまだ120年ぐらいの歴史です。
その前の武士の時代のちょんまげの所は
知ろうと思いません。
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(アレキサンダー・クロフト・ショー)
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(日本聖公会・ショー記念礼拝堂)
1886年 ショー氏が軽井沢を避暑地として 暮らし始めた
明治から 自分なりに 知りつくしたかったのです。
本の中で初めて 聞いた場所 知った事が
新鮮で 次の日はその場所に 行ったりと…
楽しかったですよ。
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横浜のニュー グランドホテル が軽井沢にあって
演奏会や ダンスパーティ が開かれていた。
そんな大昔に 朝吹さんは青春時代を軽井沢で
過ごせた。 なんて 幸運な人。
戦争で 大変な食糧難の時も流通の悪い
軽井沢で疎開した不幸な場面も読んだ。
僕も調べてみましたよう。
朝吹 登水子さんがどんな本を書いていたのかと思って。。。
僕は、彼女の本は一冊も読んでないのですよう。
名前は聞いたり見たりしたことはあったのに。。。
もしかすると、知らずにこの人の訳した本を読んでいたかもしれません。
僕はフランス文学にかぶれていた事もありましたから。。。
調べた後『本と映画』のサイトで次の記事を書きました。
読んでみてね。
■ 『私の軽井沢物語 - 朝吹登水子』
(2008年8月20日)
本の事で勉強になった なんて 子供みたいな事
私が言って、
デンマンさんが 「何が?」と検索している
と思いました。
そうですよう。ずいぶんと調べてみました。
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朝吹さんの 別荘を塩沢湖のほとりに移築したそうです。
睡鳩荘(すいきゅうそう)
本にでてくる リビングや イスに会えると
うれしい 気持ちですが…
次回いきます。
長々 ごめんね。
うん、うん、うん。。。そうですか?
小百合さんと一緒に行ってみたいですね。
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投稿日時: 2008/08/22 23:15 (ロンドン時間)
日本時間: 8月23日 午前7時15分
バンクーバー時間: 8月22日 午後3時15分
『ネットカフェ』スレッドより
ロンドンの 『ビーバーランド e-XOOPS』
『軽井沢物語 (2008年8月26日)』より
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今日は上流社会についてお話なさるのでござ~♪~ますか?
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そうですよう。でもねぇ、僕は上流社会だとか下層社会だとか。。。そう言うようにレッテルを貼る事は嫌いなのですよう。
どうしてでござ~♪~ますか?デンマンさんは下層社会に生まれて育ったので、上流社会に対して嫉(そね)みとか、妬(ねた)みを感じているのでござ~♪~ますか?
ほらねぇ~。。。十二単を着ていると、そのような事を言うのですよねぇ~。。。僕はそのように言われるのが一番イヤなのですよう。
つまり、あたくしが本当の事を申し上げたので、デンマンさんは頭に来て、ムカついているのでござ~♪~ますわね?
ますます僕の気に障る事を卑弥子さんは、わざと言うのですか?
わざとではござ~♪~ませんわ。あたくしは思ったとおりの事を言っているのでござ~♪~ますう。常日頃からデンマンさんが本音で生きなさいと言っているので、あたくしはデンマンさんの助言どおりに、心に浮かんだ事をズバズバと申し上げているのでござ~♪~ますわ。
心に浮かんだとしても、言わなくていい事まで言う必要は無いのですよう。
でも、上流社会についてデンマンさんがお話になるのですから、あたくしの申し上げている事は決して脇道にそれているとは思いませんわ。
でも、卑弥子さんは、まるで日頃の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、わざと僕の気持ちを不愉快にさせていますよう。
いいえ、それはデンマンさんの誤解でござ~♪~ますわ。あたくしは『小百合物語』のホステス役としてデンマンさんのお手伝いをしているだけでござ~♪~ますわ。おほほほほ。。。
だったら僕を不愉快にさせるような事を言わずに、今日の話題に沿った事を言ってくださいよう。
分かりましたわ。。。んで、デンマンさんにとって上流社会とは、どのようなものなのでござ~♪~ますか?
実は、僕は思いがけなく、子供の頃に上流社会を垣間見た事があるのですよう。
どのようにして、でござ~♪~ますか?
ちょっと次の写真を見てください。
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実はねぇ、この写真は僕がコラージュして作ったものですよ。僕が小学校1年生か2年生の頃覗き見た別世界のイメージですよ。
行田ですか?
そうですよ。行田の町は戦前、足袋で知られた町だったのですよ。日本の足袋生産の7割から8割を占めていたと言われたほどです。行田の町を歩くと、どこからとも無く、次のような音が聞こえてくると言うのですよ。
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フンジャトッテ、カッチャクッチャ
フンジャトッテ、カッチャクッチャ
フンジャトッテ、カッチャクッチャ
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何ですか、これは。。。?
足袋を作る女工さんがミシンを踏む音ですよ。フンジャとは、ミシンを踏んで、トッテとは、給料を貰って、カッチャで、行田のフライを買って、クッチャでフライを食べるわけですよ。それで、ミシンを踏む音がフンジャトッテ、カッチャクッチャと聞こえると言うのですよ。
つまり、“行田のフライ”と言うのは、女工さんのための食べ物だったのでござ~♪~ますか?
調べてみると、どうも、そうらしいのですよう。
。。。んで、上のカッチャクッチャは、デンマンさんが語呂合わせで作ったのですか?
違いますよう。昔から行田で言い伝えられています。ところが太平洋戦争後、アメリカからナイロンの靴下が入ってきて、足袋産業はすっかり落ちぶれてしまった。僕が小学生の頃には足袋を履いて学校へ行く生徒なんて全く居ませんでしたよ。
それで、足袋と白いドレスを着た女性の写真は、一体どのような関係があるのでござ~♪~ますか?
行田の本町(ほんちょう)通りと言うのが町のメインストリートなんですよ。その通りには足袋で財を成した人の大邸宅と工場が建っていた。でも、僕が小学生の頃はほとんどの工場が足袋を作らず、学生服だとか作業衣を作るようになっていた。でも、つぶれてゆく工場が後を絶たなかった。その一つが上の写真ですよ。
つまり、足袋で財を成した人の大きな邸宅があったのですわね?
そうですよ。でも、僕が小学校へ行く道筋にあったその邸宅は、いつも大きな門が閉まっていた。門が開いているのを見たことが無かった。
それで。。。?
いつも大きな門が閉まっていて中が見えない。子供心に、この家の門の中はどのようになっているのだろうか?好奇心が湧いてきたのですよう。
それで、デンマンさんは覗いてみたのでござ~♪~ますか?
そうですよ。がっしりとした大きな門も風雪に晒されてガタが来て隙間ができていました。それで、その隙間から覗いたのですよ。
そうして見たのが上の写真のイメージだったのですか?
そうですよ。びっくりしましたよ。白いドレスを着ている人なんてアメリカ映画でしか見たことが無い。それに晴れているのに白いパラソルなんかさしている。“晴れているのに、なぜ傘をさしているのだろう?” それまで、パラソルをさしている女性を見たことが無かったのですよ。とにかく、幻想的というか、初めて見る夢のような光景に、別世界と言う感じがしたものですよ。白いドレスと、白いテーブルに椅子、日本人離れしたイデタチの女性。僕はフランスに行ったような錯覚に囚われたのですよ。フランスに行けば、おそらくこのような光景を見るに違いない。。。そう思ったものですよ。
それで、なぜ、デンマンさんが小学生の時に見た貴婦人は結婚式でもないのに、結婚式の時に着るような白いドレスを着ていたのですか?
確かに、普段、着るようなものじゃないですよね。
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それで、貴婦人は一人っきりで居たのですか?
実は、少なくとも二人居たのですよ。相手は同じ年頃の男の人でしたよ。二人はテーブルに腰掛けてコーヒーか紅茶を飲んでいたのですよ。
他にも人が居たのですか?
テーブルに座っていたのは二人だけでした。でも、ちょっと離れたところに人が居たようにも記憶しているのですよ。
一体何をしていたのでござ~♪~ますか?