洗練された@新年(PART 1)
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デンマンさん。。。新年早々にお呼びですか?
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おおォ~、ジューンさん。。。、待ってましたよう。。。ジューンさんは、また今年も元旦にイングリッシュ・ベイ(English Bay)で開かれたポーラーベア・スウィム(Polar Bear Swim)に参加したのですか?
いけませんか?
いや。。。いけなくはないけれど。。。上の写真はバンクーバーじゃないですよね?
わたし一人が写っている写真は北極ですわ。
あのねぇ~。。。まさか。。。、まさか。。。、北極まで行って寒中水泳をしてきたわけではないのでしょう?
もちろん違いますわよう。。。デンマンさんが勝手に上の写真をでっち上げたのではありませんか!
ジューンさん。。。、楽屋裏のことは話さないでくださいよう。。。初めて僕の記事を読む人はジューンさんがマジで北極まで行って寒中水泳したかと思ってビックリするように上の写真をコラージュして作り上げたのだから。。。
だいたい、北極で寒中水泳するなんて、常識的な人ならば絶対に考えませんわ。
あのねぇ~、平均的な日本人にとってカナダのバンクーバーも北極も同じようなものなんですよう。。。つまり、どちらもマジで寒い所だと思っている人がほとんどなんですよう。。。
氷河を背景にして写っているわたしの写真をバンクーバーで撮ったと言っても日本人には違和感がない。。。デンマンさんは、マジでそう言うのですか?
そうなのですよう。。。ジューンさんは信じられないでしょう?
もちろんですわ。
でもねぇ~、カナダと北極は同じようなものだと言うのが平均的な日本人の常識なのですよう。
マジで。。。?
ジューンさんだって、たくさんの日本人と知り合いなんだから、そのぐらいのことは分かっているでしょう?
一応分かっていますわ。。。でも、このように反応しないとデンマンさんとの対話がうまく運ばないでしょう?
白けるような事を言わないでくださいよう。
ところで、デンマンさんは奇妙なタイトルをつけましたね?
洗練された@新年
ああ。。。これですかァ。
そうですわ。。。どういうことですか?
あのねぇ~、僕は無料英語学習で俗語を専攻しているのですよう。去年の暮れに次のようなメールをもらったのです。
Suave
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(形容詞) 洗練された、丁寧な、もの柔らかな
Rico thought he was real suave with the ladies,
but in fact, they were just laughing at him.
デンマンさんは、どのように訳したのですか?
僕は次のように訳したのですよう。
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リコは、女性に対してとてもスマートに接していると思っていたが、周囲の人たちは彼を笑い者にしていた。
デンマンさんは、面白い訳し方をしますわねぇ~。
ん。。。?面白い。。。?
そうですわ。
どこが面白いのですか?
わたしならば次のように訳しますわ。
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リコは、女性に対してとてもスマートに接していると思っていたが、女性達は彼を笑い者にしていた。
うう~♪~ん。。。、なるほどねぇ~。。。リコが相手にしていた女性たちに、実は笑いモノにされていた、と言うのですねぇ。
だってぇ、上の例文だけを考えるならば、“they” は “the ladies” の代名詞ですわ。。。それしか該当するものが無いのですものォ~。。。
うん、うん、うん。。。確かに中学校の英語の時間に、僕もそのように教わりましたよう。。。つまり、一番近い名詞を通常、代名詞は指しているのだと。。。
そうですわ。。。それなのに、どうしてデンマンさんは“the ladies”ではなく、不特定多数の“周囲の人たち”と訳したのですか?
リコを笑い者にしている人が多ければ多いほど面白いと僕は思ったのですよう。。。うししししし。。。
でも、中学校の英語のテストだと、まず間違いなく不正解になると思いますわ。上の例文では、“they” が代用している名詞は何でしょう?そう言う問題が暗に含まれているのですわ。
うん、うん、うん。。。確かにジューンさんの言うとおりですよう。でもねぇ、僕のような解釈も「あり」だと思うのですよう。つまり、they は Rico が相手にしている女性たちだけではなく、周囲の人たち、要するに“世間”という意味に僕は採ったのですよう。
でも、どうしてそのように解釈するのですか?
だってぇ、次のように“they”を使うことがありますよう。
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They say, where there is a will, there is a way.
よく世間では言うでしょう。“やる気があれば道は開ける”と。。。
でも、この場合は“they”に代わるような名詞が無いから「世間の皆様」という意味になるのですわ。ちょうどお天気の事を言うように。。。
It is going to rain.
雨が降りそうだ。
Oh, it starts raining, after all.
おやっ。。。、やっぱり、雨が降り始めた。
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お天気の場合にも、“it” が代わる名詞はありません。要するに、“it” は漠然と「空模様は」とか、「お天気は」とか。。。、そのような事を指す訳ですわ。
う~♪~ん。。。さすがはネイティブ・スピーカーのジューンさんですね。
でも、日本人でも頭のよい中学生ならば、その程度の事は知っていると思いますわ。
あれっ。。。ジューンさんの言い方にはなんとなくトゲがありますねぇ~。
うふふふふふ。。。わたしは、別に、デンマンさんを小馬鹿にしているわけではありませんわ。
確かに中学校の英語の授業ならば、ジューンさんの言ったことは正解ですよう。。。でもねぇ、日本語だって、そうだけれど言葉は生き物ですからねぇ。。。だから、人それぞれに多少受け留め方が違ってくると思うのですよう。
そうですわ。。。だから、誤解を招く場合には代名詞を使わないで固有名詞を使えばいいのですわ。。。たとえば、次のようになるのです。
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Denman thought he was real suave with Sayuri,
but in fact, Merange was just laughing at him.
デンマンさんは、小百合さんに対して、とてもスマートに接していると思っていたが、めれんげさんはデンマンさんを笑いモノにしていた。
“they” ではなく、このように固有名詞を使えば、間違いなく、「世間の皆様」ではなく、めれんげさんがデンマンさんを笑いモノにしていた事がはっきりしますわ。うふふふふ。。。
でもねぇ、上の文章には間違いがあると思うのですよう。
あらっ。。。間違いがあるかしら?。。。わたしは完璧な英語だと思いますけれど。。。英文法に限って言えば、決して間違いは無いと思いますわア。
あのねぇ~、確かに文法的には間違っていないと僕も思います。
でも、デンマンさんは“間違いがある”とおっしゃいましたわ。
だから、言葉というのは文法的に間違ってなくても、感情的には。。。、あるいは心情的には間違っていることだってある。。。、つまり、言葉は生き物ですよう。。。、
どういうことですか?
人それぞれの受け留め方は、その人の人生経験や人間関係、生い立ちや家庭環境などにより、少しずつ違ってくるのですよう。
具体的には。。。?
だから、僕とめれんげさんの関係は、ジューンさんの目に微笑(ほほ)ましいように映っている。。。微笑ましいという言葉が適切でないのならば、アホらしく映っている。。。そうでしょう?
うふふふふふ。。。分かりますか?
でもねぇ~、それは適切な見方じゃない!
どういう見方が適切なのですか?
英語で書くと次のようになるはずです。
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While Denman was real suave with Sayuri,
Merange was really mad at him.
デンマンが小百合さんと、とってもスマートに、ルンルン気分で接している頃、めれんげさんはデンマンに対して気が狂ったようにムカついていた。
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どうですか、ジューンさん。。。? この方が現実のめれんげさんをより正しく表現していると思いませんか?
その根拠でもあるのですか?
ありますよう。。。次の絶交状をジューンさんが読めば、納得するはずですう。
(すぐ下のページへ続く)