獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

NHKラジオ視覚障害NAVIラジオで 暗いところでもモノが見えるメガネが紹介されていた。暗所支援メガネ。

2022-01-17 23:30:52 | 網膜色素変性症と私
あんなこといいなできたらいいな

小さいころ、夕方、近くのおばあちゃんの家からひとりで自分の家にかえる私。威勢よくひとりで帰れるもんといったはいいけども、夕方の道がこわくてしかたなかった。おばけがでてきそうでこわかった。

こどものころ、キャンプに行って、夜中に川辺をあるいてそこで手持ち花火大会。うしろからほかのこどもたちについていく。でもついていけない。見えない私。何も見えない私。ほかのこどもたちは、月明かりで自由に歩いているのに、私はあるけない。足がすくむ。

高校時代、体躯債かなにかのだしもので夜中、なかまとあつまって、練習。街頭の下で練習。だけど私は見えない。なにも見えない。

大学生のころ、はじめてのベッドで、夕方カーテンをしめていてのベッド。相手は私の裸を見ることができるのに、私は見えない。なにも見えない。

30代になって、久住小春が卒業公演を行った東京厚生年金会館。ベリーズ工房のコンサートを見に行く。夕方からはじまって、おわったら夜。科帰り道がわからない。見えない。なんとか、強力ライトで、前をあるいているオタの足元をてらして、その足についていってなんとか新宿駅に到着。

薄暗いと何も見えない。夜見えない。ヤモウ。夜盲人。夜は盲人になると書いて、ヤモウ。網膜色素変性症の特徴。

まだ視力は1.2とかあったけど、夜になると見えない。これが一番困ったね。

そんなときに、映画のプレデたーかなにかで、兵隊が暗視スコープというのをつけて、暗闇でも敵を発見しているシーンを思い出す。あんな、メガネがあったらいいのにね。

あんなものいいな、あったらいいな。
それがある!!

20年前とか30年前では、軍隊しか使えなかったような技術が、今は一般でも使える。すごいね。

正確には、かつての暗視スコープ、赤外線メガネではなく、微弱な光をカメラがかんじとって、それを、解析処理して、色をつけて、メガネスクリーンに映写するらしい。暗所支援メガネというらしい。

これがあれば、うすぐらいところはもちろん、星空も見えるらしい。
さらに、或る程度視野狭窄も修正してくれるよう。

すごいね。もしこのメガネを小さいころの私や、高校生の私、大学生の私がもっていたら、かなり私の気持ちはかわっただろうね。もっといろいろできただろうね。

なので、ぜひ、若い網膜色素変性症の人には、この魔法のメガネを使ってほしいね。人生の向き合い方がかわるかもね。

その暗所支援メガネがNHKラジオ、視覚障害者ナビラジオで紹介されていた。その番組が以下のリンクから聞けるので、ぜひ聞いてみてね。そしてその値段にびっくりしてね。

シリーズ・未来をひらく技術 【第一回】もう一度星空を見せたい~暗所視支援眼鏡の可能性~ | NHK 視覚障害ナビ・ラジオはこちら

音声読み上げパソコんアイフォンにに次ぐ発明かもね。
コメント
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