2センチと5センチ
今日は、枚方市にある国土交通省の技術事務所にいってきた私。駅からとおくて、バスにのって、そこからまたあるかないといけない。この事務所は、敷地がかなり広い。ここでは、歩道や、点字ブロックや、ポールなどの道路のような構造物があって、それを実際にためせる。わざと、歩道をでこぼこにししたり、いろいろ実験ができる施設。
目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。点字ブロックの有用性、歩道段差の大切さ、スロープがいかに車いすユーザーが大変かなどまなべた。
特に、歩道の段差はとても興味深かった。車道の横にある歩道。だいたい、歩道が車道よりも高くなっている。これは歩行者を車からまもるためであり、視覚障害者が歩道と車道の区別がつくようにわざと段差をつけている。
その段差にもきまりがあって、歩道に車がのりいれる部分の段差。車道が歩道をまたいで、たとえば駐車場にはいる場合。歩道の段差は、5センチにさげられている。このぐらいの段差だと車ものりこえられる。だからといって4センチにしてはいけない。もちろん2センチにしてもいけない。それは視覚障害者hがまちがうから。
歩道の段差は、もうひとパターンある。歩道がが途切れて、横断歩道になる部分。その歩道の端部の段差は、2センチときまっている。なので、車のりいれ部の5センチをもし、2センチにしたら、視覚障害者は、ここは2センチの段差だから、この先は、砲弾歩道なんだなと勘違いしてしまう。だから、車乗り入れ部の段差は5センチにきまっている。知らなかった私。
あと、なぜ歩道端部の段差が2センチなのか。視覚障害者からすれば、もうすこしはっきりとした段差3センチとかにしてほしいところだけど、2センチにきまっている。これは、車いす、手動式の車いすがのりこえられる、自力でのりこえられるのが2センチの段差だから。ためしに、私も車いすにのってためしてみたら、2センチの段差はのりこえられるけども、わずか1センチプラスされるだけで、3センチの段差は自力では乗り越えられなかった。うしろから車いすをおしてもらわないと段差をあがれなかった。これにはびっくり。わずか1センチでこんなに違うのね。
視覚障害者からしたら、2センチも3センチもたいしてかわらないけども、車いすユーザー、手動式、自力車いすのひとにとっては、このわずか1センチの差がおおきいのね。
とても勉強になった。また、歩道の点字ブロックの上を車いすがとおると、たしかにガタガタする。頭痛もちの人なら頭がいたくなる振動。車いすユーザーが点字ブロックをいやがる気持ちもよくわかる。
でも、歩道にはがたがたな歩道もあり、そのガタガタぐあいと、点字ブロックのガタガタ具合はほぼ一緒。ならば、まずは、歩道をなめらかにするのが先だと思う。そのあと、歩道の上の点字ブロックのガタガタをどうするか議論するようにしてほしい。
あと、歩道は日本全国たくさんあるけども、おそらくその歩道の0.001パーセントの歩道にしか点字ブロックは敷設されていないと思う。なので、車いすユーザーの人には、そのわずかな点字ブロックはがまんしてほしいね。そう視覚障害者の私は意見を言いたいね。
とにかく、今日はよい経験ができた。実際に、ためしてみる、体験してみるってほんと大事だね。
この技術事務所っでは、グループでの体験申し込みを受け付けているらしいので、みなさんもぜひ行ってみてね。
国土交通省近畿地方整備局 近畿技術事務所はこちら
PS
今日11月7日は、宮本佳林がJuice=Juice時代に、はじめて日本武道館でコンサートをした日。6年前、2016年の11月7日。あれからもう6年、まだ6年なのね。久しぶりに、ワンダフルワールドを聞きたくなった。
今日は、枚方市にある国土交通省の技術事務所にいってきた私。駅からとおくて、バスにのって、そこからまたあるかないといけない。この事務所は、敷地がかなり広い。ここでは、歩道や、点字ブロックや、ポールなどの道路のような構造物があって、それを実際にためせる。わざと、歩道をでこぼこにししたり、いろいろ実験ができる施設。
目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。点字ブロックの有用性、歩道段差の大切さ、スロープがいかに車いすユーザーが大変かなどまなべた。
特に、歩道の段差はとても興味深かった。車道の横にある歩道。だいたい、歩道が車道よりも高くなっている。これは歩行者を車からまもるためであり、視覚障害者が歩道と車道の区別がつくようにわざと段差をつけている。
その段差にもきまりがあって、歩道に車がのりいれる部分の段差。車道が歩道をまたいで、たとえば駐車場にはいる場合。歩道の段差は、5センチにさげられている。このぐらいの段差だと車ものりこえられる。だからといって4センチにしてはいけない。もちろん2センチにしてもいけない。それは視覚障害者hがまちがうから。
歩道の段差は、もうひとパターンある。歩道がが途切れて、横断歩道になる部分。その歩道の端部の段差は、2センチときまっている。なので、車のりいれ部の5センチをもし、2センチにしたら、視覚障害者は、ここは2センチの段差だから、この先は、砲弾歩道なんだなと勘違いしてしまう。だから、車乗り入れ部の段差は5センチにきまっている。知らなかった私。
あと、なぜ歩道端部の段差が2センチなのか。視覚障害者からすれば、もうすこしはっきりとした段差3センチとかにしてほしいところだけど、2センチにきまっている。これは、車いす、手動式の車いすがのりこえられる、自力でのりこえられるのが2センチの段差だから。ためしに、私も車いすにのってためしてみたら、2センチの段差はのりこえられるけども、わずか1センチプラスされるだけで、3センチの段差は自力では乗り越えられなかった。うしろから車いすをおしてもらわないと段差をあがれなかった。これにはびっくり。わずか1センチでこんなに違うのね。
視覚障害者からしたら、2センチも3センチもたいしてかわらないけども、車いすユーザー、手動式、自力車いすのひとにとっては、このわずか1センチの差がおおきいのね。
とても勉強になった。また、歩道の点字ブロックの上を車いすがとおると、たしかにガタガタする。頭痛もちの人なら頭がいたくなる振動。車いすユーザーが点字ブロックをいやがる気持ちもよくわかる。
でも、歩道にはがたがたな歩道もあり、そのガタガタぐあいと、点字ブロックのガタガタ具合はほぼ一緒。ならば、まずは、歩道をなめらかにするのが先だと思う。そのあと、歩道の上の点字ブロックのガタガタをどうするか議論するようにしてほしい。
あと、歩道は日本全国たくさんあるけども、おそらくその歩道の0.001パーセントの歩道にしか点字ブロックは敷設されていないと思う。なので、車いすユーザーの人には、そのわずかな点字ブロックはがまんしてほしいね。そう視覚障害者の私は意見を言いたいね。
とにかく、今日はよい経験ができた。実際に、ためしてみる、体験してみるってほんと大事だね。
この技術事務所っでは、グループでの体験申し込みを受け付けているらしいので、みなさんもぜひ行ってみてね。
国土交通省近畿地方整備局 近畿技術事務所はこちら
PS
今日11月7日は、宮本佳林がJuice=Juice時代に、はじめて日本武道館でコンサートをした日。6年前、2016年の11月7日。あれからもう6年、まだ6年なのね。久しぶりに、ワンダフルワールドを聞きたくなった。