獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

へこたれるな盲学校生と盲学校卒業生 

2022-11-17 20:16:10 | 網膜色素変性症と私
ビタミンF

展示毎日新聞に私の読者投稿を掲載しますねと毎日新聞の記者から電話があったのが2週間ぐらい前。もうそろそろ、私の読者投稿が掲載されているか確認するべく、展示毎日を読んでみる。ほんとうは点字新聞なので、毎週点字で配達されるのだけども、私は、点字をよむのがおそい。1ページよむのに30分もかかってしまう。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア、中途視覚障害者で、10年ぐらい前から文字が見えなくなる。

なので、点字ではなく、テキストデータの展示毎日新聞を読む。CDに2週間分記録されておくられてくる。これは別途料金。確か年間14000円ぐらいかかるのかな?

読んでいない10月18日25日号の展示毎日テキスト版を読む。全国盲学校弁論大会の記事が多いね。

その弁論大会は、いつも、有名な人が審査委員になる。さとうむねゆきとかも審査委員やっていたね。今年の審査員は、重松清という小説家。代表作はビタミンFかな。家族、ファミリーを題材にした、短編集。これがなけるのよね。特に、せっちゃんは泣けるね。
そんな重松清が、弁論大会に参加している高校生たちの弁論を寸評している。これがいいね。小説家らしく、実に文章がかろやかで、それでいて、しっかり弁士に伝わるコメント。さすがだね。中学生の弁士、白杖でひとりあるきをするときの、不安や、いかりなどの弁論については、重松は、そのいかりも大事、持ち続けて、そして世の中をかえていってねとコメント。いいね。いかりはもつなというのではなく、いかりをもってというところがいいね。
重松は、自分は小説家、想像するのが仕事、点字ブロックの上にものをおいてはいけないのはわかっているけど、ついついおいてしまう、それは、その点字ブロックを使っている人を具体的に想像できないから。想像力をもtってほしいと重松。

いいこと言うね。もともとはゴーストライターだった重松清、直木賞をとって一躍人気作家。下積み時代もあるから、マイノリティーにもやさしいのかな。

展示毎日のテキストデータをよみおわって、アイフォンでYOUTUBEを確認。私のアップした動画の再生回数を確認しようとしたら、登録しているチャンネルの新着動画情報。

私の病気についてという動画。

だれだろうとおもったら、視覚障害者の女性で、英語がしゃべれて、いろいろ情報発信もしている、国際機関で働きたいという由愛をもっている若い女性の動画。

1年ちかく動画をアップしなかったのは。病気のため、メンタル、うつになって、仕事も今は休職しているという動画。

私がYOUTUBEをやろうとおもったとき、どういった視覚障害者がYOUTUBEチャンネルをやっているのかを検索してみたら、トップにでてくるのがこの女性。アップしている動画本数は少ないのに、なぜか再生回数は1万う以上。多くの視覚障害者YOUTUBERはの再生回数は数百ななのに、この女性だけケタがちがう。

最も有能で、最も大きな夢をもって、それに対して着実に努力している視覚障害者女性。きっと、多くの視覚障害者がロールモデルとしている女性だと思う。

そんな彼女が、うつ病。びっくり。

どんな有能な視覚障害者でも、どんなに努力ができる視覚障害者でも、まわりの環境によって、その人の能力を発揮させないことができるのね。悲しいね。

なにをどうすればいいんだろう?視覚障害者は夢をもつな、かたるな、あんまはりマッサージをしてればいいさ、そういう考えがおそらくいまだにあるんだろうね。あんんまはりマッサージを好きでやっている視覚障害者にとってはそれでいいけど、そこから一歩外にでようとする視覚障害者にとって、まだまだ社会はこの程度なのね。がっかり。

出る杭は打たれる。いつになったら、出過ぎたくいは打たれない世の中になるんだろう?

病気になって今伝えたいこと


PS
救いは、彼女をささえる家族とネコがいること。そして、YOUTUBEの存在かな。誰かに何かを伝えたいという気持ちが、彼女をうごかしているんだと思う。

伴奏ジョギングで結婚相手と知り合ったらしいので、私も、こんど長居競技場の視覚障害者伴奏サークルに行ってみようかな?バンバンバンっていうサークルだったかな。


アンジュルム『出すぎた杭は打たれない』(ANGERME[TheNailThatSticksOutTooMuchDoesNotGetHammeredDown])(Promotion Edit)





コメント
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