松戸のパチンコ屋と6月17日
昨日はクリスタルボイス宮本佳林をエースとするJuice=Juiceの埼玉三郷でのコンサート。東横イン三郷駅前に宿泊。1泊6700円は安いね。これで室内に洗濯乾燥機があったら最高なんだけどな。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者な私。わざわざ1階のロビーにまで選択と乾燥をしにくのは面倒。とはいってもこれで無料朝食つきなのはやっぱり安いよね。ポイントも10ポイントたまったし、このポイントでまたハロ遠征で1泊無料でとまろう。
東横インで朝6時に起床。朝7時から1階ロビーで無料朝食サービス。いの一番にいって、フロントスタッフに手引きしてもらって着席、7時になると配膳スタッフが私のためにワンプレーとにごはんとウィンナーとはるさめさらだとポテトサラダをよそってくれて、グザイたっぷりのあつあつ味噌汁ももってきてくれた。テーブルにおいてあるのりたまふりかけもかけてくれてありがたかった。ごはん大森といったらほんとに大森で、ちょっとおかずがたりなくなったけど、なんとかのこった味噌汁で全部食べ終わり。ウィンナーもケッチャプでやいてあって5本ぐらいよそってくれていて食べごたえあった。昔はパンとコーヒーだけだったけど、どんどん東横インの無料朝食サービスごうせいになっているね。
朝食をたべていると、ちっちゃい女の子とおばあさんおかあさんの家族連れ。ちっちゃい子供4歳ぐらいかな。うれしそうにバイキング子オーナーにいって、うわーウィンナーあるーと喜んでいた、席にもどって食べる女の子。おいしいねとおばあさんとおかあさんに独り言。かわいいね。私もウィンナーを食べてこの女のkと同じようにケチャップウィンナーがおいしかったけど、うわーおいしいねこのウィンナーとは言わなかった。行ったらどんなに幸せを倍増できたことか。
食べ終わって、ほんとはお皿をもどさないといけないのだけど、そこは視覚障害者、ひとにぶつかるので、たちあがって、大きな声で、ごちそうさまでした。この言葉がだれかの幸せになるといいな。
ちょうしょくをたべ、身支度をととのへ、チェックアウト。10時前にチェックアウト。目指すは三郷駅。昨日佳林ちゃんファンの人に手引きされてもらったので、ファミマの角をまがって、すんなりと駅にいけるかとおもったら行けなかった。どこかの筋をまちがえてまがったよう。それでも親切な男性が車から降りてきて歩道まで手引きしてくれたし、その後連携プレーで知らない自転車おばさんが私を駅まで手引きしてくれた。なお自転車おばさんといっても私と同じぐらいか年下の年齢の女性。自転車おばさんは自転車を駅の入口において、そこから改札の駅員のところまで私を手引き。いつものとおりありがとうカードとJuice=JuiceのCDをラッピングしたものをわたそうとしたけど、今日は6枚ぐらいCDを持参しているので、その分厚さのためリュックの外ポケットからスムーズにでない。もたもたしているとその自転車おばさんはさーとどこかにいってしいまった。もっとスムーズにださないとね。
なんとか三郷駅から、新松戸、松戸でのりかえ、そこから品川駅へ。品川について、なんか元気がでてこないので売店でレッドブルを買う。駅員さんが手引きしてくれるので、こうやって売店でものが帰る。ありがたいね。
品川駅から無事新大阪駅、そして大阪駅に到着。14時30分には大阪駅に到着。せっかく大阪にきたんだから、映画館にいこうと私。数日前の佳林ブログで金澤朋子と二人で恋は雨上がりのようにという映画を見てきて、爆笑してきたとのことなので、私もその映画をみようとする。事前に調べると、視覚障害者用副音声アプリユーディキャストも雨上がりに対応している、ついでに今第二期の71回カンヌ映画祭パルムドール受賞作の万引き家族もユーディーキャスト対応なので、ふたつともデータを私のアイホンにダウンロード。
大阪駅について、いつもいく大阪駅の11階の大阪ステーションシティシネマで、雨上がりのようにを見ようとおもったけど、この映画館では残念ながら雨上がりはやっていない。
調べてみるとヘップナビオの8階のTOHOシネマズ梅田という映画館なら上映しているとのこと。最近梅田の地下街ホワイティ梅田、泉の広場方面、ぷちしゃん通り方面通路に点字ブロックが敷設されたので、きっとへっぷナビオまではつながっているはずと、信じて期待してへっぷなびおにいってみる。 以前ガイドヘルパーさんに手引きしてもらって田中麗奈のモーニング娘。卒業コンサートライブビューイングを見たなぁ。それがハローではじめてのライブビューイングじゃなかったかな?もう6年ぐらい前かな。
阪急百貨店梅田本店の1階のコンコース通路を南にまっすぐいくと、6本のエスカレーターが地下につづいていて、その左のくだり階段をおりて、地下1階へ。階段おりきって、まっすぐあるいて、十字形の点字ブロックまでたどりつくと、そこを、左へ、すると11時と3時に分岐している点字ブロックがある。3時方向は地下鉄東梅田駅方面。ここを3時にはいかずに、11時にいく、こっちはイズミの広場方面通路。先月5月に敷設されたばかりの点字ブロック。うれしいね。
11時方向の点字ブロックをあるくと、ひとつめの左分岐を左へ、つまりは北へ。この通路がプチシャン通り。通路の両脇にはいろんな飲食店などがならんでいる。このプチシャン通りを点字ブロックにそって、まっすぐ北へ。3つ目の右分岐を右へ。右にいくと、のぼり階段がある。ヘップナビオ、H40出口と書いてある。
この階段をのぼって、踊り場をまっすぐいくと、正面がガラスドア。私はここは行き止まりの壁だとおもってうろうろしていたら、若い女性がこれはガラスドアで引くのですとおしえてくれた。 そのガラスドアを引いて、外にでる。左にのぼり階段がつづいていて、地上1階にでる。最後の3段ぐらいの階段はすこし左方向にまがっている、すこしだけらせん階段のようになっているかな。その3段をのぼって、地上へ。ここは外。
階段をのぼりきって、右をむく、10メートルぐらいまっすぐあるく。右側は、ヘップナビオのビルの壁、途中5メートルぐらいの右側に入り口があるので、そこにまちがってはいらないように注意。
10メートルほどすすむと、右手のヘップナビオの壁がとぎれる。とぎれると、正面1時方向5メートルほどのところに、3台エレベーターが並んでいる。このエレベーターはヘップナビオ7階と8階に行く直通エレベーター。つまりはTOHOシネマズ梅田への直通エレベーター。
エレベーターで8階へ。そこがチケットカウンターフロア。エレベーターをでて、左前10時の方向に15メートルほどすすむとチケットカウンターがある。ただ、ここは上映まちの客がたくさんたむろしているので、すいません、とおりますと声を発しながらあるくべし。そんなふうにあるいていると、若い女性が私を見かねて、チケットカウンターまで手引きしてくれた。その女性にはもちろんありがとうカードとJuice=JuiceのCDをプレゼントの私。広がれJuice=Juice。広がれ宮本佳林。
あそうそう、この若い女性の前に、実は、地下街から地上にあがってきた階段のところで、ヘップナビオへの生き方がわからなくて行ったりきたりしていたら、おばさんに声をかけてもらって、ヘップナビオのエレベーター3台のところまで手引きしてもらった。このおばさんのおかげで、なんとか3台のエレベーターを見つけられた。このおばさんにまず先にありがとうカードとJJのCDをプレゼントしたんだった。
チケットカウンタ^についたのが15時すぎ、めあての恋は雨上がりのようにの上映時間は17時50分からとのこと、まだまだ時間はあるので、その間にちょうどよい映画はないか、しかもバリアフリー上映ユーディキャストに対応している映画はないかと尋ねると。ちょうどいいのがあった。万引き家族が15時30分から。よし今日は2本盾筒付けにみよう。障碍者手帳をみせて、合計2000円のお金をはらって入場券をもらう。終演は17時40分で、次の雨上がりまで10分しかなく、しかも雨上がりは、この建物ではなく、隣のヘップファイブの1階の別館で上映とのこと。大丈夫かなとおもったら、スタッフがご案内します、17時50分スタートとなっていますが、はじまって10分は宣伝なので大丈夫ですとのこと。そこまでほんとに手引きしてくれるのか心配だったけど、結局ちゃんと手引きしてくれた、雨上がりを見終わってすぐにスタッフが私のもとにきてくれて、手引きしてくれて、隣の建物まで手引きしてくれた。帰りもヘップファイブから外にでて、ヘップナビオのエレベーター3台のところまで手引きしてくれた。ほんとによくしてくれたTOHOシネマズ梅田のスタッフ。聞くと視覚障害者の人もたまによく利用していただいてますとのこと。視覚障害者の先達がいてくれたから、私をスムーズに手引きしてくれたのね。ありがたい。
ただ、残念なのは、この映画館は大阪ステーションシティシネマとはちがって、ユーディキャスト対応のiPodの無料貸し出しはしていない、つまり自分のiPhoneなどをもってきて、事前に見たい映画の副音声フデータを自分のスマホにダウンロードしておかないといけない。それに、マイクがついていないイヤホンも持参しないといけない。スマホ用のイヤホンは最近通話もできるようにと、マイクがついているけど、そのマイク付きイヤホン、ヘッドセットだとこのユーディキャストはうまく動作しないので注意。
まずは万引き家族を見る。すこし時間があったので、トイレにいって、ポップコーンを注文。佳林もでっかいポップコーンを食べながら映画をみたということなので、まねっこの私。いろんな種類がいまはあって、塩、キャラメル、ソース焼きそば、めんたいマヨなどいろいろあったけど、一番うれているというバターしょうゆを注文。MサイズとドリンクのMサイズでセットで650円。Sサイズどうしを買うよりもお得とのことなので、Mセットを購入。客席にはいって、映画がはじまって、すぐに食べ切った私。映画の後半でむしゃむしゃしていると興ざめだからね。
万引き家族は大人気で700隻の大きなシアターでの上映、しかももう一つ同時に上映していて、1時間ぐらいの時間差でどんどん上映していた。おかげで、チケット売り切れということはなく、直前でもチケットを買えた。
万引き家族2時間で涙がボロボロでた。まわりの客はあまりないていなかったけど私は涙がボロボロでた。雨上がりもまわりはないていなかたけど私は涙がボロっと出た。この2つの映画とも、中年おじさんが見ると泣けてくる映画だと思う。万引きのほうあ、特にこどものいない中年おじさん、雨上がりのようには、夢をあきらめた中年おじさんが見たら涙なしには見られない。
デスペア的万引き家族、恋は雨上がりのようにの見るポイント。
1、家族ってなんだろう?
結婚もしていない、こどももいない私は、よく結婚をしてこどももいる人から、いわれる。やっぱり自分の子供はかわいい、血のつながりってやっぱりあるんだねと。特に、子育て真っ最中の子育てに苦労している母親からこういうことをよく聞く。子育ての苦労以上に自分が生んだ子供だからかわいい、かわいいからこそ苦労にも耐えられるという論拠。多くの母親は、こういった理由付けで子育てに意味付けをしている。
自分が生んだ子供だから、私がおなかをいためたこどもだから。だから私は母親であって、子供を愛していると。
だけど、本当にそうなの?それを問いかけるのがこの万引き家族。
いろいろなラジオや、映画評論で、この映画は、日本の貧困、家族関係の希薄さ、独居老人、虐待など問題提起しているというのが主流。
でも、私はそれらがメインテーマだとはおもわなかった。それは子供のいない私だからそうおもったのだろうけども、おそらく、私が感じた伝わったのがこの映画のメインテーマだと思う。
ネタばれになるからあまり詳しくはかかないけども、
海辺であそぶ5荷をみて、キキキリンばあさんが、くちずさんだあの言葉
ショウタがバスの一番後ろの席から外を見て、つぶやいたあの言葉
ショウタがなぜ、大きな音をたててみかんを盗んだのか。
そして、リリーフランキーの嫁が、取調室で詰問されて、あふれでる涙をおさえられないあのシーン。
これらのシーンこそがこの映画の伝えたかったことだと思う。家族とは、母親とは、父親とは、子供とは。
今映画をみおわって、深夜のガストでこのブログをかいているけども、これらのシーンをおもいだして書いている今まさに、私の両目からは涙がこぼれてしかたない。
この映画は、家族をもとうとしている人、あるいは家族をもてなかった人、また家族をもっている人、つまりは、すべての人に見てほしい。あなたはきっとNAMIDAする。その感受性がきっとあるはず。
ただ、この映画がおわって、客席を見渡すと、ほとんど泣いている人はいなかった、しかも若い男の子たちは、この映画の感想をこう言っていた。
なんかよくわからなかったわ、結局なぜ一緒に住んでいたの?謎が全然わからなかった。
彼らは、この映画をいまはやりのミステリー映画とおもっているんだね。若い男の子は友達と見に来ていて、若いカップルも、相手を気にして、あまりこの映画をかたらなかったのかもしれないけども、終演後の映画館の客席からはたんぱくな、間奏がとびかっていた。この映画をサスペンス、ミステリーととらえる彼ら。彼らは30年後にきっと私のよな乾燥をもつだろうね。
万引きをみたあと、いそいで雨上がりも見た私。見終わって、帰宅。電車の中で佳林のブログを見る。今日のブログで、なんと佳林も今日万引き家族をみたとのこと。これは奇遇だね。
ただ、佳林の万引き家族の感想は、私の感想とはだいぶちがっていた。ただ佳林も自分がもっと年をとったら感じ方もちがってくるだろうと言っていた。佳林はまだ19歳、どうしてもこども目線で感情移入してしまうようだった。
そんな佳林のブログは
こちら Juice=Juice宮本佳林6月17日ブログ
というか、この万引き家族という映画は、ある人によってはミステリー映画であり、サスペンス映画であり、子供映画であるんだね。これは見る人によって感じ方がちがうっていう前評判どおりだね。
2、コマツナナ
恋は雨上がりのようにの主人公ヒロインはコマツナナ。去年、映画、僕は、明日、昨日の君とデートするに出てた女優。この映画は涙がボロボロだったね。最後の謎証といい、ああそいういう涙だったのかというどんでん返しがとってもすばらしかった。
その明日はデートと比べると、今日見た、佳林も見たという恋は雨上がりのようにはいまいちだった。
佳林のブログでの感想も、爆笑したといっていた。
たしかに、コマツナナが女子高生で、好きな人のリコーダーを放課後そっとくわえるような背徳感と性的衝動のシーンはたしかに爆笑といえなくもなかったけど、この映画のテーマはなんだろうと感じた。
17歳の女子高生と45歳のさえないバツイチファミレス店長の恋物語かとおもったらそうじゃない。
スマイレージの、同じ時給dで働く友達の美人ママの映画化とおもったらそじゃない。
と思えば、コマツナナの天才単距離ランナーの栄光と挫折、そして復活物語というわけでもない。
コマツナナと母親の、家族物語でもない。
古小松奈々と幼馴染の女友達との友情の話でもない。
恋愛物語でも、青春物語でも、スポーツ物語でも、家族物語でもない。
というか、逆にいうと、全部の要素がつまっている。
弁護士になるべく司法試験を10年以上受験しつづけて、結局目が見えなくなtて受験する気力がうせてしまった中年の私デスペア。夢をあきらめた私にとっては、
最後のシーンで、浜濱田マリが分厚い原稿用紙を読むシーン、ミズキとアキラが同じ予選1組でははしることがきまったシーンが私に強く印象にのこった。
映画の中で、オオイズミようが、こんなことを言う。
もし君が決めたうえでそうしたのならいいけども、もしあきらめてそうなったのなら、それはきっと将来公開するよ、
私は何をあきらめて、あるいは何を決めてきたのだろう。あきらめじゃなくて、自分が決めたってことはどれくらいあるだろう?あきらめがいつのまにか自分が決めたことになってはいやしないか考えてみなくちゃ。
どちらかひとつと言えば
やはり私は万引き家族をおすすめする。
とはいえ、療法とてもいい映画だった、というか今日私が見るべくして見た映画だった。
万引き家族では、松戸のパチンコ屋というワードがでてきて、今日まさに松戸駅でのりかえて大阪からもどってきた私。そして、雨上がりではコマツナナがデートする日がなんと6月17日、まさしく今日の日付だった。今日見てよかった。
さて、いつ主演宮本佳林の恋愛映画、カンヌ映画が見られるだろう。ぜひみたいな。そして、佳林には東横インでうわーウィンナーおいしいねととそんなささいなことで全世界の喜びを味わっているかのようなあの幼子をみてほしかったな。