カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

京の花街、上七軒でランチ。

2009-01-30 18:22:51 | ランチ/カフェ
妙蓮寺で時間を費やし、お昼をとっくに回っていた。
ランチは家内がちょっと気になるお店があると言うことで、北野天満宮に向かう。

駐車場にクルマを停めて、向かった先は





上七軒。
室町幕府の頃、北野天満宮の社殿が一部焼失し、時の将軍十代足利義稙が社殿を造営、
その修築の際に残った資材を使って東門前に七軒の茶店を建て、天満宮へ参詣する人々の休憩所とし、「七軒茶屋」と称したのが「上七軒(かみしちけん)」の地名の由来。



後に遊廓として発展、今も京都で最も古く格式も高いとされる花街(かがい)です。
お茶屋さん、置屋が並ぶ京の花街らしい街並みが見られます。
舞妓ちゃんや芸妓さんも見られるやも・・・



花街、私にはあまりと言うか全然、縁の無い世界なんですが・・・
京都の花街といえばここの他、祇園甲部、先斗町(ぽんとちょう)、宮川町、
祇園東(祇園乙部)があります。以前は島原も含めて京都六花街と言ってましたが
島原はもう茶屋営業をしてません。日本最初の廓(くるわ)として賑わったのは昔の話です。

五花街にはそれぞれ歌舞練場があり、都をどり(祇園甲部)、京おどり(宮川町)、
北野をどり(上七軒)、鴨川をどり(先斗町)、祇園をどり(祇園東)が催されます。
この五花街、提灯などにも見られる紋章もそれぞれ異なる。
祇園甲部(東)は、つなぎ団子。宮川町は三つ輪、先斗町は千鳥です。
そして上七軒はというと「五つ団子」。これは豊臣秀吉が北野天満宮で
茶会「北野大茶の湯」を催した際に、秀吉が休憩所とした七軒茶屋で出された
御手洗団子を気に入り、褒美として七軒茶屋に御手洗団子を商う事の特権を
与えられたことで、上七軒では五つ団子の紋章を用いるようになったとか。
花街のルールやしきたりを雑学として一度読んでおくのもいいかも→こんなサイト


さて、そんな上七軒歌舞練場の中にある「茶ろん 上七軒」に行ってみました。





歌舞練場の北側から入って行きます。入口の向かい側は上七軒歌舞練場の駐車場。
ちょこっと庭を通って、奥に歌舞練場の建物。ビアガーデンのテントがあって
その右手にガラス張りのさろんが見えます。
ちなみに夏のビアガーデンでは舞妓さん、芸妓さんが同席、歓談や記念写真が楽しめるそうです。



店内は“サロン”って感じ、和風ではありません。





残念ながら舞妓さんの姿は見られませんでした。
ランチはカレーライスとサンドウィッチを注文・・・





・・・味とかは期待しないでね。コーヒーは美味しい方だったけど。



装飾ガラスの向こうに庭が見える・・・風情を楽しみましょう。




歌舞練場と繋がっているので(入ることは出来なかったと思う)ちょこっと覗けます。



歌舞練場のお庭も見られます。







通りに戻って、北野天満宮に向かいます。



祇園とは違った まったりした京情緒が楽しめます。





お蕎麦屋さんや老舗の和菓子、ケーキ屋さんや小物店なども並んでます。





郵便局もこのとおり・・・



北野の天神さんにお参りの際は、はんなり都散策をしてみてください。




2009.1/18、茶ろん上七軒にて。



「舞妓のお作法」