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最近京都近傍の山でMTB山遊びに没頭中

【登山】八ヶ岳 天狗岳・にゅう・白駒池〜1日目〜

2020年02月08日 | 登山
2月8日(土)

快適に眠ったネットカフェの夜。
気持ちよく目が覚めて松本駅始発で茅野駅に向かう。
24時間営業のマクドのおかげで250円で美味しいコーヒーとサンドイッチが食べられる。
ほぼ貸し切りの車内でゆっくりとした朝食を楽しむ。

OGPの仲間とは茅野駅で待ち合わせ。
普通なら冬季は9:20初のバスで渋の湯に行くことになるのだがクルマで来た仲間に拾ってもらえるので朝早くスタートできる。ありがたい。
デリーさんの山専フォレスターで渋の湯に向かう。

渋の湯に着くと駐車場の手続き。二日間で2000円という温泉よりも駐車料金で稼ぐスタイルかな?

名物女将だというチャキチャキのお母さん。言動が友近にそっくりで笑ってしまう。
地面はすごく滑るのに軽快に走って案内してくれる。どんな靴底なのか知りたい。

早速登山準備。
右がたつの55Lザック。冬のテン泊としては小さいよな。もっと大きいのが欲しい。
たつは電車で移動するので極力シンプルにしないと迷惑かかるのでアイテムは中に入れたい。
左がしもものさんのザック。50Lくらい?のザックに25Lくらいの子ザックを縛り付けて親子仕様。そこにいろんなアイテムをくくりつけている。夜逃げですか?

スタート写真。
みんないい顔してますね。登山大好き!
08:00 スタート
いきなりチェーンが必要なほどスリッピーでした。


少し登るとすぐに雪が深くなって辺りは雪景色

今回の登山のテーマ「雪と御大」
67歳!登山だけでなくスキーや自転車も。アクティブですごい。
今NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で斎藤道三が演じられているが、元となったのはこの御大だとか。

10 :30 黒百合ヒュッテに到着。(2:30 コースタイム2:30)

丹下段平か!
しもものさん、いつからそのサングラス仕込んでたの?

壁のように積まれた薪のそばでテントを張る。風よけにもなるからね。
テントの中にザックを置いて天狗岳に向かう

もう風も強くて体感温度がとっても低い。
ハードシェルに身を包んでアイゼンに履き替えて進む

雲がどんよりしてるけど風が強いので流れてる。あれが天狗岳東天狗

この後さらに風が強くなって皮膚が出ている顔とかは痛くて仕方ない。
フードをかぶって顔を手でガードしながら歩く。これはバラクラバ要るな。
幸い手足は血行がいいようで大丈夫。高価な防寒グローブは必要なさそうだ。

冷たさに耐えながら東天狗頂上。
アリバイ写真ね。今回の山行で一番高いとこ。

頂上からの景色は見るからに厳冬期の山。
吹雪が凄いので西天狗2646mに行くのはやめることにした。

下りは元来た道を使う。ほっぺが凍傷になってしまうと怖がるたつ。

振り返ると御大が小さく歩いている。
自然の中ではいかに御大であろうとも小さく見える。

戻ってきたベースキャンプ。ここはすっかり吹雪もなくオアシス的な雰囲気。
でも結構寒いよ。ここで御大とN河さんは「しらびそ山荘」に向かった。
ここに泊まればいいのに。。

さて、腹が減ったのでランチにしよう。

テン泊利用者は近づくことも許されない宿泊者専用のラウンジ。

ここが下々の者が唯一立ち入ることが許された避難所。
通りすがりの登山客は休憩料金250円が必要だよ。

真ん中に設置された丸テーブルで食べることになる。

ウキウキすぎて猿のような笑顔のデリーさん。
あったかいですね〜

これがこの黒百合ヒュッテの名物ビーフシチューである。
テレビでも紹介されて八ヶ岳では指折りのグルメメニューらしい。
厳寒の山小屋で食べる環境も手伝ってどえらい美味いよ。肉は柔らかくクリームが濃い目の味付けを上手にまろやかにもっていっておにぎりやパンによく合います。

食後はやっぱりコーヒーだよね。
早速テントに戻ってお湯を沸かす。寒いけど問題なく着火して沸騰までの時間が短い流石のジェットボイル。





暖かそうに見える日差しでも全身保温するしもものさん。コーヒーで和む。


デリーさん。渋いというかジジくさいというかなんとも言えない色のビーニー。
この写真だけ見ると裕福なホームレスのようだ。

おい、さっきまでの曇り空はなんやったんや。
ものすごく晴れてきた。後一歩遅かったらよかったな。

すぐ向こうでは滑落停止訓練をしてる人が沢山いた。
ここは登山口から近いから初心者を連れてくるにはちょうどいい感じ。

せっかくなので天気の良いうちにアリバイ写真を撮っておいた。
お気づきだろうか。しもものさんとデリーさんは登山グッズや服装もほとんどが同じモノで色も同じなのだ。唯一違うのはそのジジ色のビーニーだけ。

玄関の横にカウンターを発見。ここでまったりさせてもらおう。
暖房なくて寒いけど

ここからは外の様子が見えて人の動きを楽しむことができる。暖かければここで本でも読んでゆっくりしたいけど

1合700円の熱燗を3人分発注した。美味すぎてあっという間に飲み干した。

・・・リアル山小屋スタッフ(昭和風)

そんな山男が撮ってくれた外からのカウンター。
悩んでうつむいているわけではない。バリバリ4GだからiPhone見てるだけ

その頃、やっとしらびそ山荘に着いた御大たち二人から宴会スタートの写真が。
日本酒瓶とジャケットの色を合わせてくるところが酒に溺れる還暦の証。

酒が入ってすっかり気持ちよくなったのでテントに戻ってシュラフに入ったら爆睡。
気付いたら暗くなってて、デリーさんがキムチ鍋を作っていた

それを3人でガッツいた。デリーさん、めっちゃ美味いよ。昼のビーフシチューとおやつのバナナバウムとプロテインバーとドライフルーツの次に美味かった。

美味い美味い。体も温まるし野菜も沢山、言うことなし。

やっと避難所に隙間ができたのでお邪魔させてもらった。ここは人が沢山いて暖かい。

暖炉の前から離れない。
ここはdocomoがバリバリやからみんなスマホに夢中。周囲に沢山山仲間がいるけど交流がナッシング。

20:30消灯。
寒くて夜中に3回もトイレに行ったぞ。気温はマイナス17度。
モンベルダウンハガー#1でも足元が寒かった。エアマットはいい仕事してくれたけどお尻は寒い。お尻に座布団引いたら解決した。
寝相が悪くて被っていたフードがずれ額が出ると、それだけで寒くて起きてしまう。
なお、テントの中にある水筒は夕方から凍り始めて既にカッチカチである。
強めの冷凍庫の中で眠れますか?

少しでも姿勢がズレると凍えてしまう状況で本を読んで夜を過ごした。。
明日へつづく。。

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