いびがわマラソン2009に参加してきた
社内のメンバーと会社で待ち合わせしてトイズボックス(ハイエース)

にKどーさんとSアミさんを積載して駐車場へ
今回のメンバーはKどーさん、Sアミさん、Hザマさん、山K夫妻(嫁さんは応援)
会場には様々な出店が並んでいてどれも美味そう

食べたいけど、ガマン
アフリカに使用しなくなった25センチ以下の靴を届ける高橋尚子のスマイルプロジェクト。
輸送費、管理、その後の経済などを考えると募金にてアフリカ国内で靴製造して届けるほうが効率はいいかもしれんけど、この方があきらかに気持ちが伝わるし、日本の子どもたちに貢献する喜びを伝えられる。
なかなかいいプロジェクトだ。
開会式では岐阜県出身のシドニーオリンピック金メダリスト
高橋尚子が挨拶をしていた。今年引退して、違う世界にチャレンジしている彼女

Qちゃんを応援する人はたくさん居る。
いよいよスタート。以前ハーフに出場(膝裏の痛みで時間内完走できず)したときよりも落ち着いている。
なぜか・・・・


全く練習してねえ

そう、ハナから完走なんて無理である。ただし、ナメているのも事実。
昨夜は消防訓練に参加し、いつものように飲んで、寝たのは1時頃

朝起きたら酒残ってました。
ケッタの世界では練習してないと順位に関わるだけやけど、マラソンに関しては足腰への負担が大きいから故障に繋がる。そんなことも「なんとか大丈夫やろ」なんて考えも少なからずあった。ハーフであんな痛い思いしたのに・・
ちなみに右膝と左足の外側の骨が歩くだけで痛む。つま先立ちすると左足は悲鳴をあげる

このコンデションの悪さも完走は眼中になく、20キロ地点でのバス回収

を希望する理由なのだ。
だから服装も長袖タートルネックの登山用インナー(ヒートテックみたいな機能付き)にカンパニョーロの裏起毛タイプジャージ、レーパンの上に七分丈パンツというあったか仕様。バスの中で寒いといけないからね

持ち物がデジカメとケータイ

バスの中で「ダメでした」メールを送ったり、景色を撮影したりするのに必要ですから

では、20キロ地点へいざ出発
スタートしてもぞろぞろと歩いてゲートを進む。結局5分以上遅れでゲートを通過。フルの部だけで6,000人以上、ハーフも4000人以上出場するのだ。
ゲートの上ではQちゃんが手を振ってエールを送ってくれる。
彼女はハーフで出場するらしいが、とんでもない速さだったと奏志さんのブログに書かれていた。
園児達のあたたかい声援。このいびがわマラソンは揖斐川町が力をいれているだけに、町民も振るって応援にも参加している。すげーキモチイイのだ。
ありがとう
堤防に入ると体が温まってきたせいか周りの速度が遅く感じる。自分のペースでないと無駄に疲れるのでゴボウ抜き。
このあたりでKどーさんを応援しにきたメラクさんを発見。あいにくKどーさんは全く気付いて無かったそうです
揖斐峡を走る・・延々と・・・
いつもケッタで通る道やけど、ランニングで見る景色はまた違って見える。

7キロ地点で右足小指に痛み、続いて右足裏も。足裏のはあきらかに靴ずれと分かる痛みだ。
やっと10キロ

長いぞ

でも足の方はまだガマン出来るレベル。心肺も余裕だった。
みんな完走狙ってますなあ
藤橋道の駅付近まで、やっと・・・やっと・・・やっと着いた。もうここまで来れば目標達成も同然。あの看板もちゃんと確認。よし・・
もう脚の痛みもスゲーことになってきた。それでもやっと20キロ。
このあたりで猛走しているKどーさんとすれ違った。
「なにもう歩いてるんですか

Wさん

」と笑顔でダメ出し

鉄人28号Kどーさんはやっぱりスゲー人だ。
おお~~ようやく折り返し地点
この地点コーンを触るのは感動的だった。
ようがんばりんさった。あとはバスが用意してあるポイントまで戻るだけ
折り返し地点には”まだあと半分”なのは”もうあと半分”なのか分からないけど、応援の和太鼓が迎えてくれる。
ホントいびがわマラソンは応援がいい

折り返してしばらくするとSアミさんとすれ違い、ハイタッチ

その後Hザマさんともすれ違い、最後に山Kとも。
アレ?もしかして今回のメンバーで2番目?
じゃ、ちょっと頑張るか・・・
と精神面はヤル気になっても体はついてきません。オッサンの体は無理が効かないようになってるんだと実感した。脚が前に出ない。。その為コケそうになる

コース途中で救急車&救急隊&倒れてる人が居た。まったく動かないし・・心配だ
これは初の本格的エイドステーション

家畜がエサに群がる風景に見えるかもしれませんが、ヒトです。
私はここで椅子に座り、あんぱん4ケ、メロンパン1ケ、巻きずし1ケ、レモン1ケ、アミノバイタル3杯、塩少々をゆっくりよく噛んで食べた。10~15分くらい居ただろうか。脚がガクガク震えていたのは驚いた
こっからは文字通り”地獄”のような痛みと疲労に耐えて走り、歩き、止まりの繰り返し。脚が前に進まない、転びそうになる。
この30キロ地点、とてつもなく長かった。
こっからはゴール付近まで画像ナシ

なんでかって?
それだけ苦しかったんですよ
止まったり、歩いたり、走ったりの繰り返し。止まったからって回復するわけでもないけどそのまま走るとコケるのだ。
ちなみに歩くのは普段速いせいか、走ってる人を抜けたりする

体力の限界というよりは、筋力の限界なのだろう。痛みはガマンできるけど体が動かない

1キロが非常に長い。
最初は完走なんて考えてなかったけど、ここで終ったら悔いが残るし、チビ達に叱られる
で40キロ地点の写真を撮ることも忘れて、必死に前に進む。途中の励ましの看板を読んで最後の力を振り絞る。
もう歩いてゴールしたって完走は間違いない。
そう思ってたらスタッフの人が「がんばれ、走れば5時間切れる」なんて言う。それに反応した爺さんが「よし!がんばろう!」と走りだす。
大先輩が頑張る気になったのだから私も5時間切り完走を目指してテクテクと走る。
最後の橋、ここを渡ればゴールだ
もうホント精神的に参りました。この疲れもあと少し・・・
ゴールだ

熱い声援が嬉しい。
「Wさんお疲れまでした」ってMCの人が言ってくれて、超ウレシイ。
きっとかわいい女性にきまってる
ゴ~~~ル
最後はガッツ石松の考えたガッツポーズでゴールラインをくぐった。
なんとか5時間切った

(4:55:49/3374位)
いびがわマラソンの公式HPリザルトで検索した。
ホントに頑張った、耐えた。応援の力は素晴らしい。
ありがとう、応援してくれた人達。

あれ?・・・・うちの家族の応援は??
ゴールして中学生に完走おめでとうタオルを肩にかけてもらう。
超嬉しい。アミノバイタルのドリンクとジェルも貰って、ブルーシートに座る。
ゴール直後のヒデー顔を記録に残した。10歳は老けて見えるゾ
ピットに戻って写真に撮ってもらおうとKどーさんにデジカメ渡したら、なぜか自分撮りしてた

彼女・・・いや彼は4時間を切るという快挙だったらしい。すばらしい。まさに男塾塾生である。
完走の達成感を撮る。この服装はあきらかに選択ミス。暑いし汗ため込んで重いし・・・脱水症状になる寸前やった
もう一枚。

ホントにようがんばった
そこに同じ部署のF田さんがスゴイ望遠レンズ搭載カメラを二つも持って登場。
意外な趣味を持ってることが発覚した。
で、撮ってもらったのよ
帰りのバスは大渋滞

立ってるのも辛いのに・・
ここで消防団員のAキオさんを発見。仕事でバスを取り仕切っていた。
分かるだろうか母子球と親指の間の水膨れ。かなり広範囲。
こっちは小指の半分が水膨れ。形変わってました。
あ、小指の爪は交通事故で足踏まれて変な形になったのデス。

でもまあ表面の傷はガマンできる。でも、消防の規律訓練が無理でしょう・・
帰って池田温泉に行ったら少しはマシになった。
まるげんで打ち上げがあって、肉とビール

を補給。Kどーさんが酒豪であることが分かった

5杯飲んでるのに顔色変わらず、皆が茶漬けを頼むところを「生

1つ」と注文

彼はビールを燃料にしているのだ。
フルマラソンは初めての経験、練習もしてないのに完走できたのは応援の力があったから。でも体はやっぱり悲鳴を上げていて、歩くのもなにするのも辛い。
マラソン・・・私には辛い思い出と達成感という印象。でもなんか自分に自信がついた。アレより辛いのはなかなかないだろうと思うから。
応援してくれた人たちありがとう