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【ひとりごと】レンタサイクルひとり旅 伊万里焼

2024年06月16日 | ひとりごと
6月16日(日)

朝☀️
昨日有田焼に触れて、伊万里焼に触れない選択はない

伊万里焼とはその昔、有田焼など周辺の焼き物全て伊万里津(伊万里港)から世界に向けて出荷した焼き物の総称
やがて産地の名前で呼ぶようになり有田焼や伊万里焼と区別されるようになったらしい

そして伊万里焼は独自の進化をした
採算度外視のお上に献上するためだけに技術を磨き門外不出として鍋島藩に秘匿された鍋島焼へと

付け焼き刃の知識披露はこの辺りでやめて
伊万里駅でレンタサイクル(700円/日)借りるとこから始める
松浦鉄道の窓口で借りられるよ


伊万里駅から自転車で30分らしくバスだと15分(200円)
ちょうど出てしまった後らしく次は2時間後
時間もったいないからレンタサイクルやね

目指すは秘釜の里・大川内山
けっこう上りが続いて関所が見えてきた


関所潜ると焼き物の橋が見えてくる


この壺高いんやろなー


公園も整備されている
後から聞いた話やけど過去洪水で一帯が流されたらしく、その後整備されたんやと


ここ大河内は国内最高級とされる鍋島焼の産地
鍋島藩釜跡国の史跡指定だって
黄色マスのところが全て窯元


こんな路地の両側に窯元が並んでいる


古い家が立ち並んでて家みるだけで面白い


この奥でも窯元の販売がある
この庭がステキング


この湧水チョロチョロの瓶も鍋島焼け?


モクモクと煙が立ち昇ってます
焼き物の里って感じする


振り返るとめちゃくちゃ大きな銀杏の木
さっきの地図にも大銀杏って書いてあったわ


各窯元で様々な作品を展示販売してる
オンライン販売もしてるみたいやけどやっぱり手にとってみる方が質感や重さ、使い心地わかりやすいね


お店にいた奥さまと話しをしていたらNHKが6月から開催されている風鈴まつりを取材にきてた
色んなお話聞けて窯元の店への敷居も下がったからこのお店でやってるcafeで冷却


出される食器は全てここで焼いたオリジナルなんやって


昨日有田で学んだ登り窯があるみたい
この里は水が豊富やね
山に囲まれてるからかな


陶板貼られた橋


あったあった登り窯
上に行くほど温度が高いのかな


窯の中はこんな感じ


伊万里鍋島焼会館行くと一際ステキングな青磁を作ってる窯元さんがあって、スタッフの方にどこの窯元さんか聞いたら、窯元のご主人でした
後からNHKの放送回観たらここの里の副理事長て書いてあった


で、その窯元のお店にお邪魔したら素敵な作品がいっぱい
さっきのご主人、伝統工芸士らしい


沢山みて触って、コレを買いました
焼き物の世界を学んで、これは後世に残したい技術だと思い伝統工芸への投資した


「大秀釜」
名札の横に並べるとそれらしく見える笑
お店出たら先ほどのご主人が帰ってきて立ち話
NHKの取材終わったみたい
この里の歴史とかご主人の小さい時の里の様子とか出てくる話が面白い
リアル日本むかし話

片岡鶴太郎の作品が展示してある窯元いくと、ここは世界に発信しているとこで世界各地での評価されてることを説明された
主に料理用の食器だそうだ


こんな重箱に詰められた料理出てきたら開けるの楽しみやろな


里を流れる川の公園


でかい鹿おどし3連ちゃんがあり


上に上がってみてみると


水の重さで倒れ元に戻る際に穴の中の鉱石を砕く装置でした


日本むかし話の里
鬼滅の刃の風景ってこんな感じやろうな


レンタサイクルだから帰りは気軽に道草できる
広大な水田風景あったから農道に入ってみた
岐阜は農道でもアスファルト敷いとるもんな
のどかやわホント


自転車こいで伊万里市街に戻る途中、すれ違う車にクラクション鳴らされて一瞬でさっきの窯元ご主人だとわかった(すごい👍)
お孫さんと出かけてたみたい
先ほどのお礼と、購入した器の工芸士を忘れない為に写真撮らせて欲しいとおねだりしたら気前よく快諾
素晴らしい器ありがとう
是非これからも息子さんといい作品作り続けて下さい


市街地に戻る途中、Googleマップに表示されてた記念館に寄ってみた


世界に向けて出荷された伊万里津(伊万里港)には積み出しに関わる沢山の蔵や陶器商家が並んでたらしい
ここもその一つで豪商犬塚家の住宅だそう


豪商らしい階段下のタンス


隣の海のシルクロード館にも寄ってみた


上の倉庫から荷を下ろす滑車がある


古い建物ってテンション上がるよな不思議


この二日間、散々焼き物見てきたからこんな「舟箪笥」の方に興味津々
これにそろばんや筆、帳面などを入れて持ち歩いたらしい
舟が転覆しても浮くようになってたらしい


興味持ってみると街の至る所に伊万里焼があることに気づく


この川から伊万里焼が世界に運ばれ賞賛を受けた




街中の交差点にもあるよ


今まで興味なかった焼き物
知ると知らないとでは日常の見え方が違うと思った
身の回りには常に陶器があるからね
これからは飲食店で出てくる食器に興味持って見てみよう






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