愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

かなり怒っているみたいだね

2012-03-22 22:50:26 | ルイとの日々

☆どれだけストレスがたまっていることやら
 今日もルイは散歩の最中をのぞいてエリザベス・カラーをつけたままで生活している。むろん、寝ているときも、である。さぞや鬱陶しいだろうと同情する。ルイは、「こんなもん、どうってことないさ!」といわんばかりに平然と振る舞っているように見えるが、やっぱりかなりストレスがたまっているらしい。

 昨夜、ぼくが帰宅するまでは家人のそばでおとなしくしていたという。たしかに、ぼくが帰っても反応は鈍く、どこか身体の具合でも悪いのかなと心配したほどだった。帰ってきたぼくを見てもあまり喜ばないのである。「お手」のコマンドにも従わないで、ぼくを冷やかに見ているだけ。理由は歴然だった。
 「おお、おまえ、(カラーをされて)怒ってるな!」


☆復活した突貫小僧の疾走
 食事が終わり、ぼくは床に腰をおろして、家人のそばでぼんやりとしているルイを呼んだ。すぐに寄ってきて最初はぼくの膝にもたれて甘えていたが、しだいに高ぶってきて、ほどなく凶暴なわんこに変身していった。いままで見たこともないような攻撃的なルイである。しかもパワフルだ。あきらかにカラーの鬱憤を晴らそうとしている。

 テレビの『相棒』最終回を必死に見ている家人が、「やめてよ、乱暴な子になっちゃうから」となかば上の空で抗議するが、もうルイは止まらない。苛立っているのが明白である。
 おもしろがってカラーをうしろから叩いたりすると怒り心頭でぼくに突っかかってくる。さすがに本気で噛んだりはしないが、成長している分、全身の筋力がついてきているので油断できない。体当たりされるとかなり痛い。遊びも楽じゃない。


☆あと1日の辛抱だからね
 異常に興奮してきたのでぼくのほうからルイの相手するのをやめた。しかし、ときすでに遅く、鬱憤の晴らし場所を失ったルイは、カラーを首に巻いたままで部屋の中を全力疾走しはじめた。カラーが椅子やらテーブルの脚に激突するのなどものともせず、文字どおりの「突貫小僧」である。

 捕まえるためにおもちゃで釣るのだが、こちらの意図がわかっているからスルリスルリとたくみに身体をかわして逃げていく。もう4日間学習しているから、カラーが引っかかってしまうような狭い場所へは決して走りこまない。
 息が上がって喉が渇き、水を飲んでいるところを捕えようと手を伸ばすが余裕で逃げていく。引っぱりっこのおもちゃで遊びながらようやく捕らえてケージに押し込んだ。気がついたらぼくまで息が上がっていた。

 そんな昨夜の反省から、今夜は引っ張りっこだけの遊びで終始した。それでも思い切り暴れたので最後はダウンしてしまった。いま、ぼくの足元でカラーをしたまま寝ている。
 あと1日、金曜日1日の辛抱だ。よくぞ耐えたとルイをほめてやりたい。土曜日の午前中に抜糸を終えたらどこか広い場所へ連れていって思い切り走らせてやりたいが、予報によるとどうも空模様はよろしくない。
 外で遊べないなら、1週間辛抱したごほうびに何かおいしいものを食べさせて、家の中でたくさん遊んでやろうと思っている。