☆毎日変わるシェラのコンディション
今年になってからのシェラの急激な衰え方には息を呑むことがある。春の終わりまではゆっくりした歩みだった老化の進行が突然加速した。加速しながら、その速度が鈍ったり、あるいは元気を取り戻したりと、老化がまっしぐらに進んでいるわけではない。
シェラの自覚も痛いほど感じる。散歩に出かけて歩き出すとその日のシェラの体調が奈辺にあるかをぼくも知ることができる。どちらの方角へどれほど歩くかであらかたのコンディションがわかる。
ひとつだけ変わらないのは、散歩ルートの片道をシェラは決して長く歩こうとしないことだ。体調がよくて、もっと周囲のにおい嗅ぎで情報収集しようとするときも、マンションのエントランスを中心に東西それそぞれにせいぜい100メートル以内から出ない距離である。
この距離であれば、もし、シェラに異変が生じて……たとえば、先日のように、突然、倒れてしまったとしても、なんとかぼくなりに対処できる。
夕方、家人が散歩に連れていっているときだったとしたら……。そのときどきの状況に応じて彼女が対処すればいい。そのためには、やっぱりルイは連れていないほうがいい。
☆どうやって二匹を散歩させようか
問題は、11月から解禁されるルイの散歩デビュー以後、どうやって二匹を連れ出すかである。当面、シェラと一緒の散歩が無理なのはよくわかった。もしかするとずっとダメかもしれない。
朝は、ぼくがいつもより早めに起きてシェラとルイを別々に散歩に連れていく。シェラは従来どおりの散歩にする。次のルイは、時間がないから距離を短くして運動量で稼ぐしかない。つまり、ジョギングがてらの散歩になる。ぼくの健康のためにもいいだろう。
あとは、ぼくの体力がどこまで耐えられるかにかかっている。まだ、半年や1年はなんとかなるが、ぼく自身の老いのほうも足早に進んでいる。そんな散歩を長くは続けることに自信がない。それだけに、成長したルイが勝手な動きをしないように躾けなくてはなるまい。
もっとも、ぼくの衰えよりもはるかに速くシェラの老いが進み、シェラとぼくとの散歩の様子も変わってくるだろう。動作が鈍る分、散歩の時間はいまよりも余計にかかってしまうかもしれない。当然、若いルイと一緒はとても無理である。
そうしたら、家人が連れていくルイの夕方はトイレ散歩程度ですませておき、夜、会社から戻って夕飯後にぼくが本格的な散歩に連れていくという方法もある。去年の春のころはむぎのダイエットのために夜の散歩をやっていたのを思い出す。
☆悩んでいる余裕はない
ただでさえ運動させなくてはならない若いコーギーに、もう、運動とは縁遠くなりつつある老犬の散歩はどだい最初から困難だった。そんなことを考えずに、むぎを喪った悲しみに目が曇ってこんな簡単な予測さえできなかった。
しかし、もう遅い。すでにルイはわが家の子になってすくすくと育っている。あとは、老犬シェラを守ることにひたすら腐心して行動し、若いルイに可能なかぎりつきあってやることだ。これを書いている足許をルイが疾走している。シェラはだいぶ前に寝室に引っ込み、おとなしく寝ている。
かくのごとく悩みは深いが、ぼく自身も自分の身に迫った老いに追われているという紛れもない事実は無視できないはずだ。しかし、老犬と幼犬の間でなかなか難しい舵取りを迫られて、ぼくはうかうか老いぼれてなんかいるヒマはない。
これも天国のむぎのおかげだ。むぎ、ありがとう!
ルイちゃん シェラちゃんがかわいい。
うちも老犬と3歳のコーギーがいますが 上の子が元気な時は 娘と二人別々にリードを持ち 途中でコーギーは遠回りして帰るか、二回に分けて行きました。
ひとりでリードを持つと 元気なコーギーがリードをひっぱり 上の子が転んでしまったりしたからなんです。
一緒の散歩は難しいかもしれないですね。体調に気をつけて 頑張ってください。
それと、散歩の方法のご助言に感謝します。
そうですよね、やっぱり上の子が転んでしまわないように気をつけてやらないといけませんよね。
二回に分けて散歩に行く方法も、面倒がらず覚悟しておきます。
これからきょんさんのブログへも遊びに寄らせていただきます
まずは感謝です。