Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

色絵 鹿雲龍文 大皿

2022年08月08日 12時48分24秒 | 古伊万里

 今回は、「色絵 鹿雲龍文 大皿」の紹介です。

 これは、私が何時も行っている古美術品交換会で、平成25(2013)年に、今から9年前に、競り落としてきたものです。

 ただ、競り落とした当初から、これは「古伊万里」ではないので、「古伊万里」としては紹介しないものとして保管してきました。

 でも、前回、やはり、紹介しないものとして保管していた「染付 鹿紅葉・花唐草文 大皿」を紹介してしまったところです(~_~;) しかも、この「色絵 鹿雲龍文 大皿」は前回紹介した「染付 鹿紅葉・花唐草文 大皿」とは重ねて一緒に保管してあるものですから、この「色絵 鹿雲龍文 大皿」は、私の目には目障りで仕方がなくなりました(><)

 「さ~て、この色絵の大皿はどうしたものか」、「紹介すべきか、しないべきか、これは問題である」との心境に達しました(←大袈裟)。

 悩んだ結果、「既に、染付 鹿紅葉・花唐草文 大皿を紹介してしまったのだから、ここは、もう、破れかぶれで、このブログのレベルを下げることになっても紹介せざるを得まい」という心境に達したわけです(←これまた大袈裟。そもそもこのブログは当初からレベルの高いものではありませんよね)。

 もっとも、紹介するにしても、どのジャンルで紹介すべきかということになるわけですが、「その他の古陶磁」で紹介するにしても、この「色絵 鹿雲龍文 大皿」は古陶磁には属しませんので、そのジャンルで紹介することも出来ませんから、結局は「古伊万里」のジャンルで紹介せざるを得まいとの結論にも達したわけです(~_~;) このブログの「古伊万里」のジャンルも、ますますレベルが下がり、雑多な陶磁器の紹介コーナーの様相を呈してきました(><)

 愚痴と言い訳はこのくらいにして、それでは、次に、その「色絵 鹿雲龍文 大皿」を紹介いたします。

 

 

色絵 鹿雲龍文 大皿

 

表面

濃い赤は、ベッタリとした、いわゆるペンキ赤を使用していています。

 

 

中心雲龍文部の拡大

 

 

周縁牡丹唐草文部の拡大

 

 

周縁鹿文部の拡大

 

 

 

周縁鹿文部の拡大写真の右側の雌鹿の拡大

左側の雄鹿に「遊ぼ~」と近寄っていきました(^_^)

 

 

 

周縁鹿文部の拡大写真の左側の雄鹿の拡大

右側の雌鹿が「遊ぼ~」と近寄ってきたところを、「うるさい、あっちへ行け!」

と追い返しているようです(笑)。

 

 

 

側面

 

 

裏面

濃い赤は、ベッタリとした、いわゆるペンキ赤を使用していています。

 

 

裏側面部の拡大

 

 

高台部の拡大

高台は丸みを帯びています。

 

 

 この大皿が、何処で、何時頃に作られたのかは定かではありませんが、明治前期~中期にかけて石川県旧江沼郡大聖寺町内で作られた、いわゆる、れっきとした「大聖寺伊万里」とは違うようです。その後の大聖寺町内で作られたものなのでしょうか、、、?

 

生 産  地 : 不明

製作年代: 不明

サ イ ズ : 口径43.0cm  高さ7.5cm  底径24.7cm