先日(8月21日)の骨董市で買ってきた「染付 草花文 小皿」の漂白作業が終わりましたので、それを紹介いたします。
先日の骨董市で見かけた時には、全体に汚れが酷く、汚れでニューもクッキリとし、高台畳付き部のソゲ疵も汚らしく 汚さが目だっていました(~_~;)
そんなこともあり、「昔は10,000円だったが、今は1,000円」ということでした。しかし、見れば、時代もしっかりとあり、最近では、なかなか見かけることの出来ないほどの物でしたので、1,000円で買ってきたわけです。
染付 草花文 小皿 (漂白前)
表面
全体に汚れてます。
全体に焼が甘くジカンが走り、ニューも目立ちます(~_~;)
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全体的にジカンが走り、ニューも目立ちます(~_~;)
裏面
高台内には、10,000と表示した古い値札が貼付けられていますので、昔は
「10,000円」で売られていたことが分ります。
全体に汚れが酷く、高台畳付き部の時計の針の9時の方角にはソゲ疵があり、
高台内には太いニューも見られます。
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高台内には、10,000と表示した古い値札が貼付けられていますので、昔は
「10,000円」で売られていたことが分ります。
全体に汚れが酷く、高台畳付き部の時計の針の9時の方角にはソゲ疵があり、
高台内には太いニューも見られます。
以上のように、汚れが酷かったのですが、漂白剤の中に2~3日浸けておけば、かなり綺麗になるだろうとの期待を込め、2~3日の間、漂白剤の中に浸けておきました。
その結果の写真は次のとおりです。
染付 草花文 小皿 (漂白後)
表面
全体的に、だいぶ綺麗になりました(^_^)
全体的に走るジカンの筋は消えませんが、ニューはほとんど目立ちません。
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全体的に、だいぶ綺麗になりました(^_^)
全体的に走るジカンの筋は消えませんが、ニューはほとんど目立ちません。
裏面
全体の汚れも消え、高台畳付き部の時計の針の9時の方角のソゲ疵も殆ど分らなくなり、
高台内の濃くて太いニューの線もだいぶ薄らぎました(^_^)
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全体の汚れも消え、高台畳付き部の時計の針の9時の方角のソゲ疵も殆ど分らなくなり、
高台内の濃くて太いニューの線もだいぶ薄らぎました(^_^)
綺麗にした状態で改めてこの小皿を見てみますと、裏文様などから見ても、やはり、時代は古いものであることが分ります。また、造形的に見ても、全体はやや薄作りで、高台造りにも厳しいものがあり、製作年代は江戸時代前期に遡るのではないかと思われます。
そのようなことを考えますと、「昔は10,000円だったが、今は1,000円」というのは、ちょっと、可哀想な気がします(^_^) 今でも4000円~5,000円はするのではないでしょうか、、、(笑)。
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代前期
サ イ ズ : 口径14.1cm 高さ2.2cm 底径9.6cm