つい2~3日前のこと、インスタグラムを眺めていましたら、izumiyama_sericiteさんが、「藍九谷 白菜形手塩皿(江戸時代寛文期頃)」なるものを紹介していました。
かつて、私は、このブログで「染付 白菜文 白菜形皿」を紹介していますが、私は、どうも、この「染付 白菜文 白菜形皿」なるものの生産地と製作年代の特定に自信をもてないでいました。
ところが、このizumiyama_sericiteさんの「藍九谷 白菜形手塩皿(江戸時代寛文期頃)」の紹介文の中に、この手塩皿は「古染付を写したものかもしれません」という文言があったのです。この文言は、かつてこのブログで紹介した「染付 白菜文 白菜形皿」の生産地と製作年代の特定に大きなヒントを与えてくれますね(^_^)
この文言から、結球種の白菜をモチーフとした皿が古染付の写しだとすれば、かつてこのブログで紹介した「染付 白菜文 白菜形皿」の生産地は「肥前・有田」で、製作年代は「江戸時代前期」だと特定出来るのではないかと思ったところです。
そこで、かつてこのブログで紹介した「染付 白菜文 白菜形皿」の記事に、「追記2」として追記したところです。
裏側のつけ高台が藍九谷あたりの時代にありそうな形ですよね。
裏の梅花の描き方も古そうに見えました。
白菜は明治日清戦争時あたりから日本の栽培が始まったようです。
もちろん輸入はあったでしょうが野菜ですから、古染め付けを模したものとするのはとても納得ですね(^^)
Kさんのおっしゃる通り江戸前期のものを後期に模して作るパターンもあるようですが、、、どっちでしょうかね!?
いずれにせよあがりもよく美しいお皿ですね(^^)
調べてみる価値はありそうです。
本歌にあればバッチリですね。
少し分かってくると、更に分からないことが出てきますね。研究のようなものは何時までも続きそうです。
いずれ、更に解明されてくることを願うのみです。
この結球種の白菜については、日本では江戸時代までは栽培されていなかったということに囚われ、「古染付の写し」ということに発想が及びませんでした。言われてみれば、「なるほど!」ですよね。目から鱗の思いでした。
私としては、江戸前期であってほしいと思うのですが、、、。
後世の研究に期待です(^-^*)
私は、これまで、古染付は、参考資料とする程度で、コレクションの対象とはしていませんでしたので、白菜をモチーフとした古染付が存在するのかどうかに注意を払ってきていませんでした(~_~;)
多分、結球種の白菜をモチーフとした古染付の本歌は存在するのだろうと思います。
これから、古染付についても注意して見ていこうと思います。
成程、結球種の白菜は古染付の写しですか!
それは言えると思います。
昔の白菜は葉っぱが開いているんですね。
しかしです。
例えば中国のヒスイ細工などには結球種の白菜がよく出てきます。
そう言う意味では、古染にも形が結球種になった白菜が有っても良いですよね。
これは考えてもみなかった。」
中国なら、結球種の白菜は一般的だったかもしれませんものね。
今、ネットで調べてみましたら、白菜の原産地は地中海沿岸地方だけれども、中国大陸に伝播した後、11世紀頃から結球型となったとのことですね。
中国では、結球種の白菜は、古くから、長いこと親しまれてきているようですね。
故宮博物院に所蔵されているヒスイ細工の結球種白菜の「翠玉白菜」は有名ですものね(ただ、これは清朝中期以降の作のようですけれど)。
結球種白菜は、中国では、長いこと親しまれてきているわけですから、「古染付」にも、結球種の白菜文白菜型の皿があってもおかしくないですよね。
私の記事に無料鑑定していただき本当に有難うございました。(記事には追記しておきました)
マイルームには合わないし、大事なものは仕舞っておくようにという親族ですので、
飾っておかなくも喜んでくれるのでは?
有難うございました。お陰様で箱に納まり袋棚に入れておきました。
取り急ぎお礼まで。
たいした鑑定のコメントでもありませんのに、恐縮しております。
遅生さんの鑑定コメントは、鑑定コメントに相応しいものでしたね(^-^*)