今回は、「染付 総蛸唐草文 ぐい呑」の紹介です。
これは、昭和61年に買ってきたものです。
当時、蛸唐草は大変な人気で、極端に言うと、蛸唐草さえ描いてあればどんな物でも喜ばれ、高値を呼んでいました(~_~;) 実力以上に評価されたわけですね。
そんなことで、私は、なるべく蛸唐草を避けていました。
そんな中で、小さいために値段が安かったこともありますが、「この蛸唐草なら、まぁまぁ、実力に見合った値段なのかな。美術的にも、まぁ、見られるしね、、、」、「それに、呑兵衛の私にとっては、ちょっと小振りだけれど、ぐい呑にも使えそうだし、、、」ということで購入に及んだものです(^_^)
立面
底面
生 産地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 口径;5.5cm 高さ;3.6cm 底径;3.7cm
ご無沙汰しております。この位の大きさが一番です。唐草文が煩く感じ無いですし。これなら酒器になり。手取りを楽しみながら、酒も飲めます。そして飲み過ぎない(笑)。有難うございます。
蛸唐草文というのですね。
またひとつお勉強させていただきました。♪
美味しい日本酒飲みたいですね。(笑)
手に吸い付いて、盃が進みますね(^.^)
いつも思います。
このぐい飲みで一杯。いいですねぇー。
蛸唐草も、本来、このようにしっかり描いたものには気品もあるんですよね。
上品な方が、これで、上品にお酒を飲むのかもしれませんね。
でも、下品な呑兵衛には、小さすぎて、ちびりちびりやっているのが面倒になってきたしまいます(~_~;)
下品な呑兵衛には宝の持ち腐れの感があります(笑)。
でも、やはり、呑兵衛には小さ過ぎますね。ついつい、吸い付かれないように、使うのを避けてしまっています(笑)。
しかし、今では、ほとんどの人が「蛸唐草文」と言ってます。
これ、ちょっと小さいですから、雪の積もった家の中で、ゆっくりと、ちびりちびりと日本酒を飲むのに適しているかもしれません。そうすれば、日本酒も、一段と美味しくいただけるかもしれません(^-^*)
でも、俗称の「蛸唐草文」のほうが、その特徴をよく表現していることもあって、もう、一般的になりすぎましたね(~_~;)
元に戻すのは難しいかもしれませんね。
このぐい呑、呑兵衛の私には小さ過ぎるようです。女性が、上品に飲むにはふさわしいかもしれませんね(^_^;
伊万里を収集し始めた頃がちょうどそんな時代でしたので
当然の如く蛸唐草は敬遠したものでした。
総蛸の小ぶりの猪口というのは意外に珍しいように思います
蛸唐草もバランスよく丁寧に絵付けされていますので、ちょっと自慢できる品のように思います。
あれはバカみたいでしたよね。
心ある伊万里の収集家は敬遠してしまいますよね。
「それだけのお金があったら、別な、もっと良い伊万里がが買える!」と思いますものね。
N島先生が扱っていた蛸唐草は良い物でした。青山のN島先生の店にも行ったことがありますが、しっかりした蛸唐草が多かったですね(もっとも、私は、1点も買ってはいませんけれど、、、)。
蛸唐草に便乗して、幕末頃のくだらない蛸唐草まで値上げさせていったから悪いんでしょうね。骨董業界が自滅したようなものですね。
本来、このような蛸唐草のみを蛸唐草としていれば、現今のような状況にはならなかったと思います。