今回は「色絵 山水文 釜敷」の紹介です。
これは、平成2年に(今から31年前に)、東京・平和島の「全国古民具骨董まつり」会場から連れ帰ったものです。
これを最初見たとき、「ドキッ!」としました。いかにも古九谷然としていたからです!
しかし、良く見ると、古さを感じませんので、「古九谷」ではないな~とは思いました。
それで、「古九谷」ではないにしても、時代は何時頃のものなのかな~と手に取って裏面を見ようとしましたら、丸い木枠の中に嵌め込まれていて見ることが出来ないんです(><)
裏面を見ることが出来なかったことは残念ではありましたが、表面だけの文様の良さにすっかり惹かれてしまいました(^-^*)
惚れてしまってはもう駄目ですね(><) 「多分、明治の頃、金沢や加賀周辺で、「古九谷」写しとして作られた九谷焼なのだろう」と思い、連れ帰ることになってしまったわけです。
ところが、今回、この「釜敷」を紹介するに当たり、写真を撮るために押入れから引っ張り出してみましたら、丸い木枠からはずれるではないですか!
やっと、この「釜敷」の裏面を見ることが出来ました\(^O^)/
裏面を見て、やはり、この「釜敷」は、明治の頃、金沢や加賀周辺で、「古九谷」写しとして作られた九谷焼なのだろうと思いました。
表面だけを見ての判断と同じだったわけです(^_^)
丸い木枠に嵌め込まれた「釜敷」
丸い木枠から外したところ
「釜敷」と木枠とは膠(ニカワ)で接着されていましたが、今回、剥がれました。
「釜敷」の表面
かなりの使用擦れが見られますので、けっこう、使われていたようです。
「釜敷」の側面
「釜敷」の裏面
汚れをメラミンスポンジを使って綺麗に落しました。
綺麗にして眺めましたら、最近作られたものではないことが分かりました。
そこそこの時代はあるようです。
生 産 地 : 金沢、加賀周辺?
製作年代: 明治時代?
サ イズ : 口径;14.8cm 外側高台径;12.5cm
皿の外周の模様は九谷に多くみられるものですし。
吉田屋とは少し趣が違いますが、九谷には多くの窯があったのでいろいろな物が焼かれていたと思います。
本などで少しは勉強していますが、現物を買ってきてまでは勉強していませんので、、、(~_~;)
確かに、再興九谷という可能性はありますね(^_^)
でも、外れた時にガッカリしますので、あまり期待しないようにしようと思います。
このような本歌の古九谷を手に入れるように頑張りたいと思います(^-^*)
どうか裏を見てくださいと言わんばかりに
枠が外れたのですね。♪
私のシロートのごく浅い知識では
久谷は緑色と青が印象に残ります。
九谷焼のその色が好きです。
その土地その土地の特徴ある色使いは
どこからくるのでしょうか?
裏面を見ないことには、何時、何処で作られたのか、よく分からないからです。
その点、今回、うまく枠から外れてくれました(^_^)
買ってから30年が過ぎ、ニカワの接着力が経年劣化して外れたんですね(^-^*)
よかったです(^-^*)
九谷焼の強烈な青色と緑色は、九谷焼の特徴でもあり、そこが、皆さんから好まれるところでもありますね(^-^*)
>その土地その土地の特徴ある色使いは
どこからくるのでしょうか?
その土地土地の風土とか気候条件によって長い間に培われるのかもしれませんね(^_^;
南国の平戸には平戸の色があり、北国の酒田には酒田の色があるように思います(^-^*)