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ぶどうハウスの片付けに参加された皆さん。
私はいま豪雪でつぶされた農業ハウスの片付けボランティア募集活動を進めています。多くの市民の皆さんがボランティア活動に参加されることを願っています。しかし私はボランティアの専門家ではありません。そんな私がボランティアを行おうと思ったことには理由があります。
私の住んでいる中屋敷区でも10軒のお宅でぶどうハウスがつぶれました。その復旧のためにぶどう組合は二日間にわたって組合の皆さんにお手伝いを要請しました。そしてこれに応えて老若男女、大勢の農家の皆さんが立ち上がり、ハウルの除雪とビニールの撤去を行いました。
お一人お一人がご自分の役割をしっかり認識し、段取りを考え実に手際よく作業が進められました。集まった皆さんは農協からのお手伝いの方も含めて約70名だったでしょうか。あらためて一人ひとりの力を結集することの大切さを感じました。
そんな中、あるイチゴ農家を訪ねました。イチゴ栽培で先進的な取り組みをされてきたそのお宅では、3か所のビニールハウスがつぶれ途方に暮れていました。これまで丹精されてこられたイチゴが、やっと出荷できるその寸前につぶされたのですからその気持ちは痛いほどわかります。しばらくはハウスを見ることもできなかったとおっしゃっていました。
同じようにハウスをつぶされたぶどう農家の方も、つぶれたハウスを見ただけで心が萎えたと言っていました。しかし同じ被災者ですがぶどう農家の方には率先して応援に駆け付けてくれた仲間がいました。仲間がいることで力づけられたともおっしゃっていました。
私たちがたとえわずかでもお手伝いができれば、また前を向いて歩きだしてもらえるのではないか、そう考えました。仲間が困っていれば手を差し伸べることは人としてあたりまえのことです。それがボランティアなのでしょうか。そんな支えあいの第一歩が3月2日に踏み出されます。