介護の現場を訪問しました

2009-02-25 18:56:16 | 病院改革
今日は朝から雨でした。午前中一般質問の質問書を書き上げ事務局に提出しました。そして夕方からは介護の現場の方の話を聞きに行きました。

今回介護保険料が引き上げになります。介護保険が始まってちょうど10年になり第4期がスタートします。今後3年間の介護計画にもとづき保険料も見直しになります。また介護従事者への待遇改善をめざし国からの助成も行われます。

私も介護保険には大変お世話になりそのありがたさを身をもって感じています。2年前に亡くなった母は、日頃からデイサービスに通っていました。亡くなる前は訪問看護やショートステイのお世話にもなりました。おかげさまでヘルパーさんや看護婦さん、お医者様に助けていただき、妻と娘と、そして時には私も加わってなんとか自宅で最後まで看取ることができました。

7年前に私は父を病院で看取りました。父はうちに帰りたいと言っていましたが受け入れ態勢ができず、望みをかなえてあげることができませんでした。ですから介護保険制度には感謝しています。

今回東御市は介護保険料をこれまでの年間4万7700円から5万200円に2500円(5.2%)の引き上げを提案しています。必要な改定であることは理解できるものの、高齢者の方々の中に不安感が広がっていることもまた事実です。昨年の国保税の引き上げ、後期高齢者医療制度の新設、そして今回の介護保険料の値上げとこの間負担が増えることばかりです。一方受け取る年金額は将来的に削減されるのではないかという話も出ています。それでも今回の改訂が介護する方の待遇改善になればまだ救われます。そこで介護の現場の方にお話をお伺いしたいと思ったのです。

結論はわずか介護報酬の引き上げにはなるものの焼け石に水といったところだそうです。負担は増える、サービスはますます厳しくなる、現場の待遇改善に必ずしもはつながらない、しかし介護制度をやめることはできない。そんな重苦しい内容でした。最終的には国の制度改正し負担率の引き上げが必要になると感じました。

日めくりカレンダー