おはようございます。市長は先日「湯の丸は宝の山だ」とおっしゃったそうです。「湯の丸は借金の山」というのが私の実感ですので、とても違和感を持ちました。そこで湯の丸問題について考えてみたいと思います。しばらくお付き合いください。
湯の丸プール問題を一言でいえば、国がやらないといったプールを、お金もないのに他人からの寄付をあてにして工事を進め、できあがってみたら寄付が集まらず支払う金がない、そこで多額の借金することになったということです。そのプールも市民が使うプールではなくオリンピック選手のトレーニング用のプールですよ。
皆さん、私たちが家を建てる時、こんなでたらめなやり方をしますか。まっとうな人はコツコツお金をため、足りない分は銀行から借りて、計画的にしますね。東御市にはそうしたごく当たり前の金銭感覚がないといわれても仕方がないですね。プール建設費用は13億円、しかし集まった寄付は4億円でした。全体の3割にすぎません。足りない9億円はすべて借金することになったんです。
こんなでたらめなことをやっていたのでは東御市は破綻します。私は他のまちの議員さんと交流する機会がありますが、「いったい東御市は何をやっているんだ」と言われます。とても恥ずかしい思いをしました。
もともとこのプールは国に造ってもらおうと運動をしてきたものです。ところが国は予算がないということで建設を断念したんです。しかし花岡市長は「国や県がやらないのなら私がやる」として、東御市の単独事業として建設に着手したんです。これも大問題ですね。選手育成は国策です。どうして選手育成を人口3万人程度の小さなまちがやらなければならないんでしょうか。私は納得できる理由を聞いたことがありません。
市民に迷惑はかけないといったにもかかわらず、9億円の借金をすることになりました。その返済に個人版ふるさと寄付を充てるそうです。これまで個人版ふるさと寄付は市民生活に身近なところに使われてきていたんですね。ところがこれからはその3分の2程度が借金返済にあてられます。市民に迷惑をかけないどころか市民生活に使うべき財源を横取りしているといわれてもしかたがありません。
そして問題はプールの維持管理費です。年間7000万円かかるといわれています。当初は3年でプールは終わりにし、そのあとは体育館にすると言う計画でした。ところが寄付金が集まらず借金したため、プールはその担保となるため10年間維持することが義務付けられています。7年間分の約5億円が余計にかかることになりました。
こんな無茶苦茶な市政をこれからも許していいのでしょうか。これでは東御市は国や県からも信用されなくなります。東御市は何を仕出かすかわからないと言われてしまいます。私は花岡市長によって捻じ曲げられた市政を、まっとうな市政にするために力を尽くしたいと思います。皆様のご意見をお寄せください。