おはようございます。
昨日は『おさむのひとりごと』№72号下書きのため、お休みいただきました。
第3回目の『違和感』です。
違和感、と書くと何か不平不満のようにも聞こえるのですが、そうではなく、その現実に対して明確な回答を持っていないのですが、なんとなくしっくりこない、何とかその現実を打破したい、そんな欲求といえます。
田舎に行きますと立派な入母屋屋根の農家作りがありますが、なぜか若い人が所帯を持つときには同じ敷地内に洋風の建物が建っています。
農家作りはほとんどが一階に二間通しの和室、一間廊下を挟んで、ダイニングキッチンと独立したリビングまたは茶の間。北側に水周りが並び、中廊下を通じて最奥に主寝室のつくりになっています。
二階にはトイレ・洗面所と洋間が二室、和室が一室プラス納戸で構成されます。
部屋数としては十分な広さがあるのですが、家族のいろいろな事情で新居を同じ敷地内に計画。
逃げられては困る親の心理、同居ちょっと・・・と若い夫婦。それぞれの気持ちは充分過ぎるほどよくわかりますが、周辺環境を考慮した建築がされることは少なく、そして母屋を建てた地元の大工さんではなく、ハウスメーカーの建物が鎮座します。
違和感を感じる風景です。
これは、建築の問題というよりは、親子関係、価値観、地域の文化性の問題だとは思うのですが、日本の住文化の貧しさの一端をあらわしていると思うのです。
田舎に限らず、ニュータウンも同じことが言えます。『目立つ家』『○○風の家』が結局ごちゃごちゃな町をつくっています。
どうしたものなのでしょう。違和感を感じます。
かくいう弊社もその一端を担っているわけで、違和感を増幅させている張本人でもあるのですが。
ほんものの家づくりって、なんなのだろう??
おさむ
昨日は『おさむのひとりごと』№72号下書きのため、お休みいただきました。
第3回目の『違和感』です。
違和感、と書くと何か不平不満のようにも聞こえるのですが、そうではなく、その現実に対して明確な回答を持っていないのですが、なんとなくしっくりこない、何とかその現実を打破したい、そんな欲求といえます。
田舎に行きますと立派な入母屋屋根の農家作りがありますが、なぜか若い人が所帯を持つときには同じ敷地内に洋風の建物が建っています。
農家作りはほとんどが一階に二間通しの和室、一間廊下を挟んで、ダイニングキッチンと独立したリビングまたは茶の間。北側に水周りが並び、中廊下を通じて最奥に主寝室のつくりになっています。
二階にはトイレ・洗面所と洋間が二室、和室が一室プラス納戸で構成されます。
部屋数としては十分な広さがあるのですが、家族のいろいろな事情で新居を同じ敷地内に計画。
逃げられては困る親の心理、同居ちょっと・・・と若い夫婦。それぞれの気持ちは充分過ぎるほどよくわかりますが、周辺環境を考慮した建築がされることは少なく、そして母屋を建てた地元の大工さんではなく、ハウスメーカーの建物が鎮座します。
違和感を感じる風景です。
これは、建築の問題というよりは、親子関係、価値観、地域の文化性の問題だとは思うのですが、日本の住文化の貧しさの一端をあらわしていると思うのです。
田舎に限らず、ニュータウンも同じことが言えます。『目立つ家』『○○風の家』が結局ごちゃごちゃな町をつくっています。
どうしたものなのでしょう。違和感を感じます。
かくいう弊社もその一端を担っているわけで、違和感を増幅させている張本人でもあるのですが。
ほんものの家づくりって、なんなのだろう??
おさむ