おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

違和感 ④

2006年02月10日 20時56分00秒 | Weblog
こんばんは。

違和感シリーズ④です。

住宅設備機器など、『定価』と言うものがあるのですが、これがなかなか扱いが難しいのです。

定価には、メーカーそのものの利益や流通業者の利益、そして工務店の利益などを含まなければなりません。各社取引条件などにより取引される価格は変わりますので、どうしても定価は実際にお客様に販売される価格より高めに設定され、『値引き』という形で納品されます。

この定価の設定、各メーカーに販売戦略の意図が濃く現れます。

大幅な値引きを前提とした定価設定の高いメーカーの場合、お客様の反応は『わ、こんなに安くしてくれるの!?』という反応と、『この商品で、こんなに定価が高いの??』という二つの反応が現れます。

逆にほとん値引きをさせずに定価を安く設定するメーカーもあります。この場合のお客様の反応はその定価を見て『わ、さっきのメーカーより断然安いじゃない!』という反応が。逆に業者からは『ここのメーカーは俺たちに儲けさせない』とレッテルを貼られます。

同じメーカー内でも商品によって定価の設定を戦略的に操作しています。

例えばTOTOさんの便器で言うと、タンク式の一体型便器は値引きが大きく、セパレート型はほとんど値引きができないのです。

タンク式一体型便器は、そもそも定価設定が高く、大幅な値引きを前提とした商品、ということがいえます。

大幅な値引きを前提とした商品は、各社各様にそろえていたりもします。。

ハウスメーカーさんとの競合でも同じような経験があります。

弊社で出した見積もり金額が2500万円。競合するハウスメーカーさんが出した金額が2900万円。

なんと値引きが500万円。

はじめから値引きを前提とした見積書なんです。このメーカーさんの場合、定価で建てる人なんていないんです。ゴネればもう少し何とかなったりするんです。でも、そんなこと私がお客様に言っても通じません。

定価っていったい何なんだろう。違和感を感じます。そう思いませんか??

おさむ
コメント
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