おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

平屋はぜいたく品???

2006年02月25日 21時44分28秒 | Weblog
よく 『平屋はぜいたく品』 といわれます。

その要素を探ってみたいと思います。

まず、40坪の平屋建てと総二階建ての場合、屋根が2倍、基礎が2倍面積があります。つまり、屋根工事代金と基礎工事代金は2倍になるということです。

具体的に言うと、40坪の平屋の屋根工事が約125万円。総二階建てで約60万円。同じく基礎工事では、平屋建てが約190万円、総二階建てが約100万円です。

この二つの工事だけで、同じ40坪でありながら、坪単価にすると38,750円の差が出ます。

やっぱり平屋は、ぜいたく品なのかもしれませんね???

同じ発想で、『坪数が小さくなると坪単価が高くなる』、ということがよく言われます。

40坪の家と、30坪の家で考えてみましょう。

建築費に占める割合で大きいのは、木材費、大工手間、屋根工事、アルミサッシ、外壁工事、木製建具工事、内外給排水設備工事、住宅設備機器などです。

この中で、床面積 (坪数) が減るとそれに比例して下がる費用は、木材費、大工手間、アルミサッシ、外壁工事、木製建具工事です。

内外給排水設備工事、住宅設備機器は同じ金額が発生します。

その金額を実例から出してみると、内外給排水設備工事が1,086,000円、住宅設備機器が2,121,000円です。合計3,207,000円

40坪の家でいうとこの工事の坪単価は、80,175円。30坪の家でいうと106,900円。

つまり、30坪の家のほうがこの工事分だけでも坪単価26,725円高いことがお分かりいただけると思います。

結局のところ、坪単価は当てにならない!!のです。


ところで・・・・・。

今日はお客様の解体前のお引越しのお手伝いをしてまいりました。

30数年、家族に従えた家が、その役割を終えて解体されようとしています。

その中には、30数年の思い出がぎっしりと詰まっていました。

今は立派な大人になった子供たちが、保育園のころに書いた『おかあさんのかお』『おとうさんのかお』

最高の宝物。捨てられません。

七五三のときの額に入った写真。がんばってもらった賞状。柱に残る傷跡・・・・。

家は、家族の絆の象徴。そんなことを感じたお手伝いでした。

おさむ
コメント
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