おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

火事に遭遇!!

2006年09月09日 16時59分00秒 | Weblog
龍ヶ崎市内を走っていたときのことです。

なんかやたらに煙が出ているなぁ、、、と思って見ていると、いきなりガラス扉が開き 『・・・だ・れ・か・助・け・て・く・れ・ーー、だ・れ・か、、、、』 と大声でおばあちゃんが飛び出してくるではないですか!!!

慌てて車を止め、私も大声で 『火事だー!!火事だー!!』 と絶叫。

家の中に入ると小さな子供二人と、気が動転している娘さんらしきお母さんがいました。二階から出火の様子。人はいないとのこと。

ホースで消化しようと試みますが、激しく火は広がってしまいとても相手になりません。

『とにかく、大事なものを外に出しましょう!!』 と声をかける私。

おばあちゃんは古着の入ったたんすの引き出しを重ねてもってくる。どうしていいのか分からないんですね。貴重品を確認してもらい、お位牌や遺影を持ち出すことを勧めました。

軒裏まで燃え広がり、黒い煙が黙々と上がり始めたころ消防署の隊員が到着しました。まず一人、とにかく駆けつけてくれるんですね。その後消防車が続々と集合し、手際よく消火活動が始まりました。

もうここまでくれば安心。私は消火活動が始まったのを見て現場を離れました。

いつ何が起こるかわかりません。その瞬間、人は冷静ではいられず、気が動転してしまうことを目の当たりにしました。その時に周囲の人間ができることは何か。私が荷物を運び出しているときも、腕組みをした野次馬がたくさんいました。

いろいろと考えさせられた本日の出来事でした。

ではまた。

おさむ
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健康住宅サミット 報告

2006年09月08日 19時16分51秒 | Weblog
昨日、本日と宇都宮市で第8回健康住宅サミットが開催されました。昨年に引き続きパネラーとして参加したのですが、昨年同様、素晴らしい方々と出会うことができました。

まず、コーディネーターの 『棟匠』 石川社長。いわずと知れた茨城県のナンバーワンビルダーです。そのこだわりも素晴らしく、地産地消の健康住宅しかつくらないと宣言している会社です。普通は量を求めると質が落ちるのですが、そのバランスがすばらしいです。私と同じ2代目でありながら、積極果敢な経営姿勢に多くを学ばせてもらっています。

同じパネリストとして登壇したのが 『けんちくや前長』 さんと 『木の城工房』 さんです。

『けんちくや前長』 さんは、8人の大工棟梁を社員として雇用し、6年前から若手も育成するなど、不易流行の会社です。北澤工務店ではほとんどが工場でコンピューター入力されたプレカット加工になっていますが、前長さんでは昔ながらに大工さんが刻んでいます。『こだわりの分だけお客様はいる』 という強い信念をお持ちです。半年先でもお客様が待ってくれている会社です。

『木の城工房』 さんは、中堅の住宅会社で仕事をしていたものの、ローコスト住宅系の仕事に魅力を感じることができず、今年の3月に独立開業した方です。自然素材でつくればいいだけの 『健康住宅』 ではなく、 それを具体的に紐解き、足を運び手に触れ、自分の空間に取り入れて実証できたものだけを使うというほどのこだわりです。知識と実物に裏打ちされた発表は、最も説得力があったと思います。

それぞれ個性ある会社で共通しているところは何か、と考えてみました。

それは、『俺はこんな家づくりをしていくんだ』 という信念が明快であったということです。あれもいいしこれもいい、あっちもやってみたりこっちもやってみたりでは駄目だということです。

なんにでも言えるかもしれませんね。

たいそう立派なことを発言してしまった私ですが、実際にはまだその半分もできていないのが実情です。これからも自分を鼓舞し、ほんものの家づくりを深めていきます。

ではまた。

おさむ
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健康住宅サミット

2006年09月06日 06時27分51秒 | Weblog
明日から栃木県宇都宮市で 『健康住宅サミット』 が開催されます。

その中の 『地域に根ざしたビルダー』 という分科会のパネラーを務めさせていただくことになりました。昨年水戸で開催されたときも同じようにパネラーを務めさせていただいたのですが、大変学びも多く刺激されます。

このような機会があると普段仕事に追われがちな自分にとりまして、いったい自分はどんな家をつくっていきたいのか、いったい自分はどんな会社にしていきたいのか、今自分がやるべきことはなんなのかなど、改めてじっくりと落とし込むことができます。

やっぱり北澤工務店の家づくりは 『自分の娘に振り袖を着せたような家づくり』 を深化させていくことなんだ。そしてその結果、日本の工務店のリーダーになることが目標なんだ、と再認識した次第です。

一緒に登壇する方々は、それぞれ相当な個性を発揮して地元でキラリと光る家づくりをされている方ばかりです。是非たくさんの刺激を受けて、今後の北澤工務店経営に生かしていきたいと思います。

ではまた。

おさむ
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雨天センサー

2006年09月05日 23時51分43秒 | Weblog
12年前に新築の家を建てさせていただき、大変お世話になったお客様のお宅でトラブルが発生しました。

トップライトに設けられた 『雨天センサースイッチ』 が故障し、作動しないままに大雨が降り、布団も何もかもびしょ濡れになってしまったのです。

『故障するようなものならば、事前にもっと詳しく説明するのがスジだろう!!』 と大変なお叱りを受けました。

さっそくYKKに連絡し、現地調査をしました。

ところが、屋根が急勾配であるために作業ができず、足場を組むべきなのか、その費用はどういう扱いになるのかなど、複雑な問題に発展していってしまったのです。

数日後、YKKから見積書が届きました。

驚きました。

部材費、修理代金は納得がいくものの、事前打合せ費用16000円、それに要した高速代金まで計上されていたのです。私も驚きましたが、激昂したのはお客様です。

自分の会社の製品が故障したのです。何も他社製品を修理しろといっているわけではありません。自社の開発した製品が故障したのであれば、無償でとは言いませんが愛情をもって速やかに修理完了してしかるべきです。

その見積書、センサーが2600円です。しかし何だかんだで総計4万円以上の数字になっているのです。そのほかに足場代金です。絶対におかしい。もしこの修理をしないとするならば、事前打合せ費用16000円はどういう扱いになるのか。

納得がいくまで、とことんメーカーと話し合うつもりです。

それにしても、雨天センサーです。

便利さが蔓延してしまって、そのツケがきているかのようです。雨天センサーに限らず、洗面所には足で蹴っ飛ばすとスイッチが入るドライヤー。家中に何個あるかわからない各種リモコン。いつでもどこでも携帯電話、100メートル先のコンビニも車で行く始末です。。。。。。。

でもはっきりと分かっていることは、便利さが幸せを伴うとは限らない。かえって、不便さの中に助け合いや工夫などの幸せ感があるのかもしれない。

今回の件でそんなことを感じました。

ではまた。

おさむ
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つくばの現場より ⑭

2006年09月04日 06時27分38秒 | Weblog
先日、つくばの現場が完成し、無事にお引渡しをすることができました。

① 掻き落としの表情のそとん壁

② 母屋と調和する瓦・勾配・色合い・デザイン

③ 初めて採用した自然塗装の桜フローリング

④ 真壁造りと大空間のリビング・ダイニング・キッチン

⑤ 壁も屋根もセルロースファイバーによる断熱

⑥ ルナファザー仕上げによる色調の統一感

⑦ こだわりの建具

⑧ こだわりの間取り・・・・・・・etc

4月15日に着工式をして以来、5ヶ月を経てのお引渡しです。

着工式はカタロでしたが、引渡し式は現場で行われます。お世話になった職人一堂に会しまして、ひとりひとりお祝いを述べるのです。

『一所懸命つくりました。大事に使ってください。』

『この屋根の下でたくさんの思い出をつくっていって下さい。』

『私が最後にピカピカにしました。』

『難しい家だったですが、一所懸命つくりました・・・・・』

一人ひとりの言葉が素直な言葉ばかりで、私もこの時ばかりは胸が熱くなります。

そして施主様からの言葉も感激に尽きるご挨拶で、仕事をした職人も本当にやりがいを感じる瞬間でもあります。

このような機会がないと、完成した家を見ることができる職人は少ないです。基礎職人も、足場職人も、屋根職人も、左官職人も大工も皆、養生されたガチャガチャした現場しか知りません。施主様の感動も伝わりません

だから引渡しは、職人や社員の士気向上のためにも重要なのです。

初めて新居に泊まられた翌朝、焼きたてのパンを持ってお邪魔しました。

大きな笑顔で迎えられ、私も一安心。昨晩は3世代集合して一緒に新居で食事を楽しんだのだそうです。

家づくりの仕事は、いい仕事です。

ではまた。

おさむ
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