ここ数ヵ月のあいだに,我が家の周辺(半径250m以内)に立地する商業店舗の何軒かにおいてドラスティックな業態転換が見られた。すなわち,
生協 → 動物病院
学習塾(小中学生向け) → 整体治療院
日本料理店 → 介護ステーション
といった具合である。加えて,現在進行中の事例として,
畑地(休耕地) → 特別養護老人施設
などという案件もある。さらに,もう1~2年ほど遡ってみると,やはり拙宅の近所において次のような「お店代わり」があった。
コンビニA → 歯科医院
コンビニB → コインランドリー
八百屋 → 介護ステーション
しもた屋 → カラオケ・パブ
理容店 → (廃業)
何だかあまりにもアカラサマに時代のトレンドが反映されていることに,当の住民として正直ガックリしてしまう。もっと愉快で楽しいお店は出来ないのか~! けれどもしかし,現実は現実として,明日は我が身のこととして,かような変化をしっかりと見つめてゆかねばならない。
ここで当市の社会経済ないし市民生活に係る現況を改めて概観してみると,町の居住人口じたいは決して減少していないと思う。むしろ,コンペイトウハウスなどが虫食い的に,なし崩し的にあちこちで建設され続けていることなどから,人口は漸増しているというのが実状だろう。年齢構成はそれなりに徐々に高齢化しているのは否めず,いわゆる人口ピラミッド(富士山型→釣り鐘型→つぼ型→逆三角型)で言えば「つぼ型」ステージあたりに相当するように思われる。しかし,例えば地方の過疎地域のようにコドモが目立って減少しているというわけでもない。赤ん坊や幼児を連れた若夫婦などは,初めて見かける家族も含めて,よく拙宅の前を行ったり来たりしている。
小中学生については,以前に比べると見かけることがやや少なくなったようだ。もっとも,その小中学生は,学校に行っているとき以外は普段は家の中でTVゲームに夢中になっているか,塾にでも出掛けているか,あるいは外で遊ぶにしても自転車や親のクルマで巨大ショッピングセンター(消費の殿堂)にでも行くか,トイザラスに行くか,100円ショップに行くか,ブックオフに行くか,それとも立派な遊具施設を多く備えた中央公園にでも行くか,などして過ごしているのが昨今の現状であると思われる。それがために家の近所で遊んだり走り回ったり,あるいは自転車を乗り回したりするコドモが以前に比べて少なくなったのだろう。これを要するに,当地における最近の小中学生は,彼らのオトーサン(遠距離通勤するサラリーマン)のヒソミに倣って自宅周辺エリアを生活領域とすることを自ら放棄してしまったと判断することができる。もっともこれには,家のまわりの生活道路(裏道)をひっきりなしに往来する傍若無人なクルマが大変危険だから,という側面ももちろんあるわけで,彼らコドモを一概に責めるわけにはゆかない。
ハイティーンから20代にかけての若い衆,この連中は男女共々ずっと昔から自宅周辺なんぞに見向きもしない。家から遠く離れたお遊びエリアなどにクルマや電車でとっとと出掛けてゆく。 また,いわゆる家庭の主婦に代表されるサザエさん,ではなかったオバサン連中については,少し前にもどこかで述べたように,今日びは何をするにしてもすぐにクルマに乗ってブイブイ出掛けてしまうのであるからして,やはり自宅周辺エリアはどんどん疎遠になってゆく。
ゆいいつ,家の回りをひんぱんに往来しているのは元気なジジババたちである。昨今のペットブームとあいまって,ミニチュアダックスフンドやらチワワやらポメラニアンやらマルチーズやらシーズーやらのコマッシャクレタ犬,失礼,カワイイ犬をリードで繋ぎ,あるいは小脇に抱え,そのワンちゃんと会話などしながら相好崩してノンキに散歩している彼らの姿は,いまや日常的な定番風景となっている(豪華な動物病院が出来るはずだわ)。 また,さほど元気でないジジババだって杖をついて,あるいは手押し車を押してノロノロと近所を散歩しているのだし,さらに,自宅周辺を意味もなくウロウロ(徘徊)する,ちょっと危険で目の離せないようなジジババもまれには存在する(ときおり家の近所の有線放送から,行方不明老人の探索お願いが間延びした音声で流れてまいります)。
以上のような諸々の現状を勘案すれば,当地の商業店舗業態が変化してゆくのも当然のなりゆきだろう。こうして町は年をとってゆくのだ。
生協 → 動物病院
学習塾(小中学生向け) → 整体治療院
日本料理店 → 介護ステーション
といった具合である。加えて,現在進行中の事例として,
畑地(休耕地) → 特別養護老人施設
などという案件もある。さらに,もう1~2年ほど遡ってみると,やはり拙宅の近所において次のような「お店代わり」があった。
コンビニA → 歯科医院
コンビニB → コインランドリー
八百屋 → 介護ステーション
しもた屋 → カラオケ・パブ
理容店 → (廃業)
何だかあまりにもアカラサマに時代のトレンドが反映されていることに,当の住民として正直ガックリしてしまう。もっと愉快で楽しいお店は出来ないのか~! けれどもしかし,現実は現実として,明日は我が身のこととして,かような変化をしっかりと見つめてゆかねばならない。
ここで当市の社会経済ないし市民生活に係る現況を改めて概観してみると,町の居住人口じたいは決して減少していないと思う。むしろ,コンペイトウハウスなどが虫食い的に,なし崩し的にあちこちで建設され続けていることなどから,人口は漸増しているというのが実状だろう。年齢構成はそれなりに徐々に高齢化しているのは否めず,いわゆる人口ピラミッド(富士山型→釣り鐘型→つぼ型→逆三角型)で言えば「つぼ型」ステージあたりに相当するように思われる。しかし,例えば地方の過疎地域のようにコドモが目立って減少しているというわけでもない。赤ん坊や幼児を連れた若夫婦などは,初めて見かける家族も含めて,よく拙宅の前を行ったり来たりしている。
小中学生については,以前に比べると見かけることがやや少なくなったようだ。もっとも,その小中学生は,学校に行っているとき以外は普段は家の中でTVゲームに夢中になっているか,塾にでも出掛けているか,あるいは外で遊ぶにしても自転車や親のクルマで巨大ショッピングセンター(消費の殿堂)にでも行くか,トイザラスに行くか,100円ショップに行くか,ブックオフに行くか,それとも立派な遊具施設を多く備えた中央公園にでも行くか,などして過ごしているのが昨今の現状であると思われる。それがために家の近所で遊んだり走り回ったり,あるいは自転車を乗り回したりするコドモが以前に比べて少なくなったのだろう。これを要するに,当地における最近の小中学生は,彼らのオトーサン(遠距離通勤するサラリーマン)のヒソミに倣って自宅周辺エリアを生活領域とすることを自ら放棄してしまったと判断することができる。もっともこれには,家のまわりの生活道路(裏道)をひっきりなしに往来する傍若無人なクルマが大変危険だから,という側面ももちろんあるわけで,彼らコドモを一概に責めるわけにはゆかない。
ハイティーンから20代にかけての若い衆,この連中は男女共々ずっと昔から自宅周辺なんぞに見向きもしない。家から遠く離れたお遊びエリアなどにクルマや電車でとっとと出掛けてゆく。 また,いわゆる家庭の主婦に代表されるサザエさん,ではなかったオバサン連中については,少し前にもどこかで述べたように,今日びは何をするにしてもすぐにクルマに乗ってブイブイ出掛けてしまうのであるからして,やはり自宅周辺エリアはどんどん疎遠になってゆく。
ゆいいつ,家の回りをひんぱんに往来しているのは元気なジジババたちである。昨今のペットブームとあいまって,ミニチュアダックスフンドやらチワワやらポメラニアンやらマルチーズやらシーズーやらのコマッシャクレタ犬,失礼,カワイイ犬をリードで繋ぎ,あるいは小脇に抱え,そのワンちゃんと会話などしながら相好崩してノンキに散歩している彼らの姿は,いまや日常的な定番風景となっている(豪華な動物病院が出来るはずだわ)。 また,さほど元気でないジジババだって杖をついて,あるいは手押し車を押してノロノロと近所を散歩しているのだし,さらに,自宅周辺を意味もなくウロウロ(徘徊)する,ちょっと危険で目の離せないようなジジババもまれには存在する(ときおり家の近所の有線放送から,行方不明老人の探索お願いが間延びした音声で流れてまいります)。
以上のような諸々の現状を勘案すれば,当地の商業店舗業態が変化してゆくのも当然のなりゆきだろう。こうして町は年をとってゆくのだ。