アヤシゲな羽毛布団?を売りつけようとする教育産業の実態

1999年11月13日 | 日々のアブク
 教育産業について。より正確に言えば,教育という名のウンチ(といって語弊があれば肥料ないし栄養素)に群がるベンジョバエ(といって語弊があればダンゴムシないしスカラベ・サクレ)の生態について。ただし,以下に記すことはあくまで最近経験した一例にすぎず,似たような行動生態を示す同類の組織体は他にも何種か存在するようだ。それを承知の上で,ここでは敢えて組織名を明示しておく。

 最近『教育研究会』と名乗るオバカサン,もといオバサンが,しばしば我が家に電話をかけてくる。ある一定の期間をおいて,昼となく夜となく繰り返し電話してくる。それも家庭用ではなく仕事用の電話番号の方にかかってくるものだから,ほとんどの場合は私が応対する。電話の主はウチの母親とだけ話をしたいようで,父親たる私に対しては用件すらきちんと教えてくれない。


◆ある日の電話

「教育研究会と申しますが,小学校2年生のお子さんのお母さん いらっしゃいますか?」

「いま外出中ですが。どのようなご用件ですか?」

「あの,学校の勉強についての大事なお話なんですが。あー,また改めて電話させていただきます」(と,そっけなくガチャン!)


◆別のある日

「教育研究会と申しますが,小学校2年生のお子さんのお母さん いらっしゃいますか?」

「あいにく,いま外出中です。用件を伝えておきますけど,何でしょうか?」

「いえ,お母さんがおられる時に,また電話させていただきます」(ガチャン!)


◆また別のある日

「教育研究会と申しますが,小学校2年生のお子さんのお母さん いらっしゃいますか?」

「いまちょっと手が離せないようです。子供の教育のことなら,オカアサンでなくてもオトウサンの私がうかがいますけど。」

「いえ,お母さんの方にぜひお話したいものですから。また電話させていただきます」(ガチャン!)


◆またまた別のある日

「教育研究会と申しますが,小学校2年生のお子さんのお母さん いらっしゃいますか?」

「あー,本人は電話に出たくないといってます。教育とかの話は結構だそうです。代わりに父親の私が伺いますけど,どういった話ですか?」

「あ,また電話させていただきます」(ガチャン!)


◆さらにしつこく別の日。

「教育研究会と申しますが,小学校2年生のお子さんのお母さん いらっしゃいますか?」

「あのねー,私はその小学校2年生の子供の父親なんですけどねえ。子供の教育のことは父親の私だって関心があるんですけど。アナタタチは,その用件を子供の父親には言えないんですか?」

「いえ,ですから,お母さんの方に,ぜひともお話がありまして。」

「だから,ウチでは父親だって子供の教育のことを.......」(話の途中で一方的にガチャン!)


◆その約20分後

「はい,○○です。 ......もしもし? ..... もしもし?」

「.......(無言).....」(数秒ののち,ガチャン!)


 さすがの温厚な私も少々ムッとしてしまう。ヲイヲイ,何なんだ!? このオバサン,もといこのオバカサンは。まさか羽毛布団(それもカバーに掛け算の九九が書いてあるようなヤツ)を売りつけようってわけじゃあるまいな。
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