シーナ・マコトの高血圧人生 (実業から虚業へ)

1999年05月13日 | 日々のアブク
 シーナ・マコトが高血圧症になったそうである。週刊文春の連載コラムによれば,例の如く饒舌と韜晦に満ち満ちた言辞でオノレを茶化しつつも,また多少は正直にローバイしつつも,その状況を何とかあるがままに受け入れんと努力している様子が伺え,いささかの微苦笑を禁じ得なかった。確か昭和20年生まれだったかな。人生50年とすりゃ,あとはオマケの日々ではありませぬか。実業から虚業へ,少なくともこの20年近くにわたってドンチャン・ドンチャンと,いわばアンチ・ストイックな生活にドップリと漬かってきたわけだし,それによってお金も充分過ぎる程たんまりと儲けたろうし,一山も二山も手に入れたんだろうし,余生は印税生活により完璧に保証されていようし,たかだか欠陥もとい血管が少々詰ったくらいで何を悩み煩うことがありましょうか? まあ,せいぜいの所この先ドンチャン・ドンチャンは少々控えめにして,シューカンキンヨービとかのツマンナイ世界により一層深く関わったりして(ツルの恩返し!),あるいは「壮快」や「安心」なんかに新たに連載コラム持ったりして(転んでもタダでは起きぬ!),呑気にかつ塩らしく(いや塩はイケナイ)過ごすことですな。あ,実にヨケーナオセワであることは重々承知ですけどね。

 かく申すワタクシは,高血圧に関してはイッパシのキャリアであり論客であり,若年時より中年の現在に至るまで血圧の上下に一喜一憂すること幾星霜,かてて加えて,住宅ローンの支払があと17年,子供の養育が(それが18才迄とすれば)あと14年なんぞという,苦難の道が遥かの彼方まで続いている身であるわけで(はぁー)。
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