ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2017/11/05 「ザ・コンサルタント」

2017-11-05 00:00:00 | 日記
「ザ・コンサルタント」

クリスチャン・ウルフ 会計士(ベン・アフレック)
デイナ・カミングス 経理担当
メリーベス・メディナ 財務省の分析官
レイモンド・キング局長 メディナの上司(JKシモンズ)
ラマー社長 (ジョン・リスゴー)
ブラクストン 殺し屋

起:財務省のメディナは、正体不明の会計士を追う事に。
承:会計士ウルフは、ラマー社が不正をしていると見抜く。
転:ラマー社の一味はウルフや関係者を始末しようとする。
結:ウルフは凄腕で、逆に一味を倒す。

 財務省のキング局長は、部下メディナに調査を指示する。
逮捕された大物の傍らにいる「会計士」の正体を突き止めよと言うのだ。
 1人暮らしする会計士ウルフに仕事の依頼が入る。
義手を開発するラマー社で、経理担当デイナが使徒不明金に気付いたのだ。
デイナがかき集めた資料をウルフが調べた結果、
9年前から謎の利益が続いている事に気付く。
不正があったと指摘すると、女性幹部は動揺する。
 メディナは顔認証ソフトを使って謎の会計士を追跡。
監視映像で彼は、組織の連中をたちまち倒していた。
さらに音声を分析すると、彼が何かの文句を言っているとわかる。
 ラマー社長はウルフに報酬を渡し、調査を打ち切れと言う。
不正に関与したエドは自殺したと言うのだ。
ウルフは報告書が改ざんされている事に気付く。
正体不明の一味は知人夫婦を脅すが、ウルフが一味を倒す。
デイナが危険と感じたウルフは急行。一味を次々倒し、デイナを救出する。
消えた6100万ドルは穴埋めされており、警察は助けにならない。
ウルフはデイナをトレーラーハウスにかくまう。
 メディナは、会計士が言った文句は童謡の1節だと突き止める。
心的外傷があると分析され、自閉症かも知れない。
収入源は複数で、大金も受けているのだ。
 ウルフは父親が軍人で、護身術を学んだのだと告白。
一方で、他人とうまく交流できないと言う。
黒幕を突き止めると決意するウルフだが、社長の妹である女性幹部が殺されたと知る。
 メディナはウルフの存在を突き止める。
彼は近所の店と共同経営と言う形にし、利益を分散させて資金洗浄しているのだ。
裏社会の資金洗浄に手を貸し、得た利益は自閉症を扱う施設に寄付していた。
ウルフの家を捜索すると、製造番号を消した銃や、監視カメラが見付かる。
ただ者ではなさそうだ。
 かつてキングは9人が殺された事件に遭遇。
自身も銃を突き付けられたが、彼だけは解放されたのだ。
やがて、フランシスの情報を得たキングは、それで手柄を立てて出世。
実はフランシスは刑務所でウルフの師匠だった男だ。
フランシスが殺されたと知り、ウルフは看守を倒して脱走したのだ。
事情を知ったメディナは、それでも犯罪者を放置できないと言う。
 ラマー社長は警戒するが、ウルフは警備を倒して屋敷へ侵入。
殺し屋ブラクストンは、ウルフの歌う童謡からその正体に気付く。
ブラクストンはウルフの弟だったのだ。
兄弟は、自社株で儲けて開発に金を回していたと言うラマー社長を射殺。
再会を約束して別れる。
 メディナは事件開発の功績者とされる。
自閉症施設の患者ジャスティーンは、正体不明の人物から投資を受けていた。
彼女の持つPCは、国防省でもハッキングできる代物だと言う。
実は、ウルフに指示を出していたのは彼女だった。
デイナの所へは、ウルフの家で見た、彼女が気に入った絵が届くのだった。

 と言う訳で、ベン・アフレック主演のサスペンス(?)
小さな会計事務所の会計士ベンは、大企業に見つかった使徒不明金の調査をする事に。
不正会計があったと証明した彼は、一味の襲撃を受けるが撃退。
実は彼には凄腕の殺し屋と言う裏の顔があったと言う訳。
これに使徒不明金に気付いた経理担当の女性と、
謎の会計士を追う財務省の局長と部下が絡む。
(財務省のコンビは、ベンに直接は絡まない)
ベンの凄腕ぶりがなかなか面白いのだが、
本作の独特な味は、彼が実は自閉症だと言う設定にある。
正確に言うと、冒頭から彼の弟が自閉症だと言う描写があり、
兄もそうだったとわかるのは物語が中盤に差し掛かった頃。
じゃあ、弟はどうなったんやと言う答えは、何となく察しがついてしまう。
自閉症が描きたいのか、サスペンスを描きたいのか、どっち付かずになっている印象。
一方で、序盤からベンに指示を出す謎の女性がいて、その正体がわかる結末は面白い。
コメント
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