「実相寺昭雄作品 ウルトラマン」
ムラマツ隊長 科特隊キャップ(小林昭二)
ハヤタ隊員 科特隊隊員。実はウルトラマン(黒部進)
アラシ隊員 科特隊隊員(毒蝮三太夫)
イデ隊員 科特隊隊員(二瓶正也)
フジ・アキコ隊員 科特隊隊員(桜井浩子)
ムシバ少年 ガバトンの絵を描いた
アンヌ隊員 科特隊パリ本部から来た
アラン隊員 科特隊パリ本部から来た
起:ウルトラマンは、落書きが怪獣になったガバトンを宇宙へ運び去る。
承:地底人が操る怪獣テレスドン、人類を恨む元宇宙飛行士の怪獣ジャミラを倒す。
転:超重量級の怪獣スカイドンを倒す為に苦戦する。
結:宇宙から来た怪獣シーボーズを安住の地に返す。
ウルトラマンは正義の味方だ。
科学特捜隊のハヤタ隊員が仮の姿で、ウルトラマンとしては3分間しか活動できない。
ムシバ少年は怪獣の絵を描き、ガバトンと名付ける。
友人らにからかわれ、土管に大きく描いてみる。
その夜、宇宙線研究所から、宇宙線に奇妙な変動があったと報告がある。
ガバトンが実体化し、大きくなったと騒ぎに。
落書きの怪獣が生命を持つようになったのだ。
科特隊がビートルで攻撃。尻尾を切り落とす事に成功するが、
ガバトンは寝ているばかりで、夕方になると消えてしまう。
怪獣は、特殊放射線を含む宇宙線の影響を受けたものと判明。
欧州でも同様の事態があり、条件が揃うと異次元のものが三次元に変動するのだ。
ガバトンが実体化した事に喜んだ子供たちは、土管の怪獣に色を付ける事に。
翌日になると再び実体化する。
ウルトラマンが現れるが、子供たちはガバトンを応援。
やがてウルトラマンは、ガバトンを宇宙に連れ去ってしまう。
子供たちは寂しがるが、
ウルトラマンは七夕の夜にガバトンに会えるようにすると約束するのだった。
科特隊パリ本部からアンヌ隊員が訪れ、ハヤタは特別任務として共にパリへ向かう。
その直後から周囲の通信が妨害される。
科特隊の基地内から、ライターほどの大きさの機械が見付かる。
それによって東京一円の電波が妨害されたのだ。
その部品には、地下4万メートルにあるとされる鉱石が使われていた。
通信は回復するが、ハヤタらとの連絡は途絶えたままだ。
イデは基地内にいたアンヌを発見。彼女が叫ぶと地中から怪獣テレスドンが現れる。
その頃、ハヤタは捕らわれていた。
地下4万メートルで、そこにいた地底人たちは地上を征服する時が来たと言う。
地底人は氷河期以前に地下に潜り、地上へ出る時を待っていた。
今こそ地上へ出て、人間を奴隷とするのだと言う。
地底人はハヤタがウルトラマンと知っており、催眠状態で暴れさせようと企んでいた。
だが、ハヤタが変身すると、まぶしい光で地底人たちは倒れる。
ウルトラマンは正義の使者であり、ハヤタが操られていても効果がなかったのだ。
ウルトラマンはテレスドンを倒す。
捕らわれていた本物のアンヌ隊員が見付かり、
ハヤタは改めてパリへ向かうのだった。
東京で国際平和会議が開かれる事になり、
各国の船や航空機が破壊される事件が続発する。
事態を重く見た科特隊本部から、アラン隊員が訪れる。
見えないロケットが攻撃していると判明。
イデの発明で、スペクトルα線、β線、γ線を照射すると、
見えないロケットが姿を現す。攻撃でロケットが墜落。
怪獣が現れるが、それを見たアランはジャミラと呼ぶ。
宇宙競争が盛んだった頃、宇宙飛行から戻らなかった飛行士がジャミラなのだ。
その件は秘密にされたが、ジャミラは異常な気候風土で生き延びて怪物に。
そしてロケットを作り変えて帰ってきたのだ。
ジャミラが先輩と知ったイデは戦えないと言うが、本部は秘密裏に葬り去れと命じる。
再びジャミラが現れる。
人々を襲う様子に、イデは人間らしい心を失ったのかと失望する。
ジャミラを人工降雨弾で攻撃。水に弱いジャミラは苦しみ出す。
さらにウルトラマンのウルトラ水流で、ジャミラは絶命する。
会議場の片隅にジャミラの墓が作られるが、
イデは文句だけは美しいとわだかまりを感じるのだった。
東京晴海に怪しい火の玉が落下。
地中から怪獣が現れ、スカイドンと名付けられる。
常識はずれに重い怪獣で、科特隊は宇宙のかなたに捨てる事にする。
ワイヤーロック作戦。3機のビートルで吊り上げようとするが断念。
ウルトラマンも重くて持ち上げられず退散する。
オートジャイロ作戦。巨大なプロペラを取り付けて持ち上げるが、
推進力が無重力地帯までは持たなかった。
ロケット弾作戦。ロケットを撃ち込むが重すぎて持ち上がらず失敗。
怪獣風船化作戦。水素ガスを注入し、風船のようになって空へ浮かぶ。
作戦は成功したかに思えたが、航空自衛隊が攻撃。スカイドンは落下してしまう。
慌ててハヤタはウルトラマンに変身し、体当たりでスカイドンを粉砕する。
アラシらが宇宙パトロールを行う。
ウルトラゾーンと呼ばれる場所で、
ケムラー、アントラー、ネロンガと言う宇宙へ放出された怪獣を発見。
そこは言わば怪獣墓場だった。
そこで科特隊は怪獣たちを供養する事にする。
その頃、日本初の月ロケットが打ち上げられるが、
墓場にいた怪獣シーボーズが
ロケットに掴まって戻ってきてしまう。
シーボーズは超高層ビルに上って空を見上げており、宇宙に帰りたいのかも知れない。
そこで月ロケット2号を輸送に利用する事に。
シーボーズをロケットに縛りつけて発射
しようとするが、暴れてロケットを倒してしまう。
ウルトラマンが宇宙に帰そうとするが、エネルギーがなくなって失敗する。
シーボーズは、ウルトラマンが宇宙へ返そうとした事は理解しているはずだ。
そこでロケットをウルトラマンの様に塗装。
ウルトラマンが再びシーボーズをロケットへ近付けようとするが、
なかなか言う事を聞かず苦戦。何とかロケットに縛り付け、発射に成功する。
怪獣にとって平和な場所は墓場しかないのかも知れない。
科特隊のパトロールは今日も続くのだった。
と言う訳で、ウルトラマンの放送十数年後に作られた再編集による映画。
公開時に劇場で見てて、当時は実相寺昭雄が誰かもわかってなかったけど
ちょっと一癖ある物語が多い。
ガバトン、テレスドン、ジャミラ、スカイドン、シーボーズと出てくるけど
普通の怪獣はテレスドンだけで、後は戦う意思のないような連中。
そこに子供向けと言うなかれのテーマがあったりする。
スカイドンやシーボーズのエピソードは、突っ込みどころも多いけどね。
ムラマツ隊長 科特隊キャップ(小林昭二)
ハヤタ隊員 科特隊隊員。実はウルトラマン(黒部進)
アラシ隊員 科特隊隊員(毒蝮三太夫)
イデ隊員 科特隊隊員(二瓶正也)
フジ・アキコ隊員 科特隊隊員(桜井浩子)
ムシバ少年 ガバトンの絵を描いた
アンヌ隊員 科特隊パリ本部から来た
アラン隊員 科特隊パリ本部から来た
起:ウルトラマンは、落書きが怪獣になったガバトンを宇宙へ運び去る。
承:地底人が操る怪獣テレスドン、人類を恨む元宇宙飛行士の怪獣ジャミラを倒す。
転:超重量級の怪獣スカイドンを倒す為に苦戦する。
結:宇宙から来た怪獣シーボーズを安住の地に返す。
ウルトラマンは正義の味方だ。
科学特捜隊のハヤタ隊員が仮の姿で、ウルトラマンとしては3分間しか活動できない。
ムシバ少年は怪獣の絵を描き、ガバトンと名付ける。
友人らにからかわれ、土管に大きく描いてみる。
その夜、宇宙線研究所から、宇宙線に奇妙な変動があったと報告がある。
ガバトンが実体化し、大きくなったと騒ぎに。
落書きの怪獣が生命を持つようになったのだ。
科特隊がビートルで攻撃。尻尾を切り落とす事に成功するが、
ガバトンは寝ているばかりで、夕方になると消えてしまう。
怪獣は、特殊放射線を含む宇宙線の影響を受けたものと判明。
欧州でも同様の事態があり、条件が揃うと異次元のものが三次元に変動するのだ。
ガバトンが実体化した事に喜んだ子供たちは、土管の怪獣に色を付ける事に。
翌日になると再び実体化する。
ウルトラマンが現れるが、子供たちはガバトンを応援。
やがてウルトラマンは、ガバトンを宇宙に連れ去ってしまう。
子供たちは寂しがるが、
ウルトラマンは七夕の夜にガバトンに会えるようにすると約束するのだった。
科特隊パリ本部からアンヌ隊員が訪れ、ハヤタは特別任務として共にパリへ向かう。
その直後から周囲の通信が妨害される。
科特隊の基地内から、ライターほどの大きさの機械が見付かる。
それによって東京一円の電波が妨害されたのだ。
その部品には、地下4万メートルにあるとされる鉱石が使われていた。
通信は回復するが、ハヤタらとの連絡は途絶えたままだ。
イデは基地内にいたアンヌを発見。彼女が叫ぶと地中から怪獣テレスドンが現れる。
その頃、ハヤタは捕らわれていた。
地下4万メートルで、そこにいた地底人たちは地上を征服する時が来たと言う。
地底人は氷河期以前に地下に潜り、地上へ出る時を待っていた。
今こそ地上へ出て、人間を奴隷とするのだと言う。
地底人はハヤタがウルトラマンと知っており、催眠状態で暴れさせようと企んでいた。
だが、ハヤタが変身すると、まぶしい光で地底人たちは倒れる。
ウルトラマンは正義の使者であり、ハヤタが操られていても効果がなかったのだ。
ウルトラマンはテレスドンを倒す。
捕らわれていた本物のアンヌ隊員が見付かり、
ハヤタは改めてパリへ向かうのだった。
東京で国際平和会議が開かれる事になり、
各国の船や航空機が破壊される事件が続発する。
事態を重く見た科特隊本部から、アラン隊員が訪れる。
見えないロケットが攻撃していると判明。
イデの発明で、スペクトルα線、β線、γ線を照射すると、
見えないロケットが姿を現す。攻撃でロケットが墜落。
怪獣が現れるが、それを見たアランはジャミラと呼ぶ。
宇宙競争が盛んだった頃、宇宙飛行から戻らなかった飛行士がジャミラなのだ。
その件は秘密にされたが、ジャミラは異常な気候風土で生き延びて怪物に。
そしてロケットを作り変えて帰ってきたのだ。
ジャミラが先輩と知ったイデは戦えないと言うが、本部は秘密裏に葬り去れと命じる。
再びジャミラが現れる。
人々を襲う様子に、イデは人間らしい心を失ったのかと失望する。
ジャミラを人工降雨弾で攻撃。水に弱いジャミラは苦しみ出す。
さらにウルトラマンのウルトラ水流で、ジャミラは絶命する。
会議場の片隅にジャミラの墓が作られるが、
イデは文句だけは美しいとわだかまりを感じるのだった。
東京晴海に怪しい火の玉が落下。
地中から怪獣が現れ、スカイドンと名付けられる。
常識はずれに重い怪獣で、科特隊は宇宙のかなたに捨てる事にする。
ワイヤーロック作戦。3機のビートルで吊り上げようとするが断念。
ウルトラマンも重くて持ち上げられず退散する。
オートジャイロ作戦。巨大なプロペラを取り付けて持ち上げるが、
推進力が無重力地帯までは持たなかった。
ロケット弾作戦。ロケットを撃ち込むが重すぎて持ち上がらず失敗。
怪獣風船化作戦。水素ガスを注入し、風船のようになって空へ浮かぶ。
作戦は成功したかに思えたが、航空自衛隊が攻撃。スカイドンは落下してしまう。
慌ててハヤタはウルトラマンに変身し、体当たりでスカイドンを粉砕する。
アラシらが宇宙パトロールを行う。
ウルトラゾーンと呼ばれる場所で、
ケムラー、アントラー、ネロンガと言う宇宙へ放出された怪獣を発見。
そこは言わば怪獣墓場だった。
そこで科特隊は怪獣たちを供養する事にする。
その頃、日本初の月ロケットが打ち上げられるが、
墓場にいた怪獣シーボーズが
ロケットに掴まって戻ってきてしまう。
シーボーズは超高層ビルに上って空を見上げており、宇宙に帰りたいのかも知れない。
そこで月ロケット2号を輸送に利用する事に。
シーボーズをロケットに縛りつけて発射
しようとするが、暴れてロケットを倒してしまう。
ウルトラマンが宇宙に帰そうとするが、エネルギーがなくなって失敗する。
シーボーズは、ウルトラマンが宇宙へ返そうとした事は理解しているはずだ。
そこでロケットをウルトラマンの様に塗装。
ウルトラマンが再びシーボーズをロケットへ近付けようとするが、
なかなか言う事を聞かず苦戦。何とかロケットに縛り付け、発射に成功する。
怪獣にとって平和な場所は墓場しかないのかも知れない。
科特隊のパトロールは今日も続くのだった。
と言う訳で、ウルトラマンの放送十数年後に作られた再編集による映画。
公開時に劇場で見てて、当時は実相寺昭雄が誰かもわかってなかったけど
ちょっと一癖ある物語が多い。
ガバトン、テレスドン、ジャミラ、スカイドン、シーボーズと出てくるけど
普通の怪獣はテレスドンだけで、後は戦う意思のないような連中。
そこに子供向けと言うなかれのテーマがあったりする。
スカイドンやシーボーズのエピソードは、突っ込みどころも多いけどね。