今月の勤務も無事終了。
気がつくと明後日から11月。
柳蓮二は「小津安二郎監督作品」を好きな映画に挙げているのだけど。
蓮二は小津作品の女優を好んでいる、つまり理想としていると思ってよろしいか?
というと、小津作品ではかの大女優、原節子が欠かせない。
小津が女優として心底惚れ込んだ(私的ではなく)原とは小津の死と彼女の引退が被るためにロマンス説が根強い。
そして、何よりも原節子は美しかった。
原の黄金期を知る映画人たちは「彼女ほどの美女はいない」と口をそろえるし、花嫁姿の原と共演した女優は「あまりに綺麗で涙が出た」と談話を残している。
原節子 16歳
蓮二は和風好みだが、実は原はハーフのような雰囲気で背も高い。
趣味は読書でロシア文学が好きとも言っている。
しかし、女優という職業でありながら性格が大和撫子そのものなのだ。
義兄に勧められ家族の生活のために銀幕の世界に入った彼女は人前で演じるのが大嫌い、理由は恥ずかしいから。
100本以上の映画に出演、その大多数が主演でありながら舞台挨拶をしたのは1回だけ。
それも、「着る服がないから」との理由、配給元が「なんでも買ってあげますから」と言ってもしなかった。
自ら卑下はしないが、何事にも謙遜する。
だが、一方でいやなものはいやとはっきり言う女優だった。
そんな彼女を黒沢監督期待はしているが「大根」扱いしている。
歌もダンスの苦手でそれらを演じることはなかった。
しかし、小津作品で彼女は名作と呼ばれる紀子三部作を演じる。
醜聞と言えるのは小津との仲を疑われたことぐらいで、身綺麗な女優だ。
しいて、いうなら彼女の突然の引退、その後の隠遁生活が皮肉にも醜聞ではないだろうか?
この五十年間、彼女は公に姿も声さえも現わさない。
血縁者が「元気です」と近況をたまに語るくらいでその生活ぶりもわかっていない。
同じ時代の女優に先年亡くなった高峰秀子がいる。また、李香蘭で知られる山口淑子も。
高峰秀子
李香蘭こと山口淑子
後年の二人の活躍とは全く別の浮世を離れる選択をした原節子。
美しいままの「伝説の女優」のスチール写真を蓮二が大事にしてたらいいなって思う。
なんだか、蓮二ってそんなイメージ。
だから、受け身な彼女を想像してるのでお話もそんな雰囲気。
今年はきのこが豊作だそうで、比較的お安く種類も多いのできのこの炊き込みごはんが定番になりつつある我が家。
鮭や鶏肉、焼豚なんかと合わせます。
残ればおにぎりにしておくとかなかなか優秀。
NHKの「サラメシ」を見始めたせいか、お弁当関係の本を読んでます。
「アンソロジーお弁当」の巻頭、武田百合子女史の話は秀逸。
もっと読む時間がほしいなぁ。
会社の10分休憩(派遣で感情労働なので1時間に10分休憩できる)の時もちょこちょこ読んでるけど、やっぱりまとまった時間がほしい。
気がつくと明後日から11月。
柳蓮二は「小津安二郎監督作品」を好きな映画に挙げているのだけど。
蓮二は小津作品の女優を好んでいる、つまり理想としていると思ってよろしいか?
というと、小津作品ではかの大女優、原節子が欠かせない。
小津が女優として心底惚れ込んだ(私的ではなく)原とは小津の死と彼女の引退が被るためにロマンス説が根強い。
そして、何よりも原節子は美しかった。
原の黄金期を知る映画人たちは「彼女ほどの美女はいない」と口をそろえるし、花嫁姿の原と共演した女優は「あまりに綺麗で涙が出た」と談話を残している。
原節子 16歳
蓮二は和風好みだが、実は原はハーフのような雰囲気で背も高い。
趣味は読書でロシア文学が好きとも言っている。
しかし、女優という職業でありながら性格が大和撫子そのものなのだ。
義兄に勧められ家族の生活のために銀幕の世界に入った彼女は人前で演じるのが大嫌い、理由は恥ずかしいから。
100本以上の映画に出演、その大多数が主演でありながら舞台挨拶をしたのは1回だけ。
それも、「着る服がないから」との理由、配給元が「なんでも買ってあげますから」と言ってもしなかった。
自ら卑下はしないが、何事にも謙遜する。
だが、一方でいやなものはいやとはっきり言う女優だった。
そんな彼女を黒沢監督期待はしているが「大根」扱いしている。
歌もダンスの苦手でそれらを演じることはなかった。
しかし、小津作品で彼女は名作と呼ばれる紀子三部作を演じる。
醜聞と言えるのは小津との仲を疑われたことぐらいで、身綺麗な女優だ。
しいて、いうなら彼女の突然の引退、その後の隠遁生活が皮肉にも醜聞ではないだろうか?
この五十年間、彼女は公に姿も声さえも現わさない。
血縁者が「元気です」と近況をたまに語るくらいでその生活ぶりもわかっていない。
同じ時代の女優に先年亡くなった高峰秀子がいる。また、李香蘭で知られる山口淑子も。
高峰秀子
李香蘭こと山口淑子
後年の二人の活躍とは全く別の浮世を離れる選択をした原節子。
美しいままの「伝説の女優」のスチール写真を蓮二が大事にしてたらいいなって思う。
なんだか、蓮二ってそんなイメージ。
だから、受け身な彼女を想像してるのでお話もそんな雰囲気。
今年はきのこが豊作だそうで、比較的お安く種類も多いのできのこの炊き込みごはんが定番になりつつある我が家。
鮭や鶏肉、焼豚なんかと合わせます。
残ればおにぎりにしておくとかなかなか優秀。
NHKの「サラメシ」を見始めたせいか、お弁当関係の本を読んでます。
「アンソロジーお弁当」の巻頭、武田百合子女史の話は秀逸。
もっと読む時間がほしいなぁ。
会社の10分休憩(派遣で感情労働なので1時間に10分休憩できる)の時もちょこちょこ読んでるけど、やっぱりまとまった時間がほしい。