9.23 別館「冬薔薇」第六章二話UP。
「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(ジェーン・スー)
簡易版の酒井順子女史な本です。見事なまでの負け犬っぷり。
だって、自分を未婚のプロって呼んじゃってるし。片桐はいり村一番の美人と呼ばれてるらしいし。
例えば、4×4の合コンで作者たち3人のテーブル、可愛い女子1名のテーブルに分かれたとき。
男子たちは、3テーブルを「北朝鮮」、1テーブルに移ることを「脱北」と言っていた・・・なかなかな合コンサバイバルです。
作者は既に40↑ですが、自身の三十路時代を振り返って、女子と名乗ることの過酷さを語ります。
しかし、読み進めると逆に三十路女子でいいじゃない!って人が増えてしまいそうな洒脱な文章、ちょっと危険。
今、盛り上がってる「TDR(シーね)」の手下キャーキャー問題。
その中に、山沖くんがいるらしいと聞いてまず思ったのは。
「小野田、先越されちゃったね」
娘に「行きたいわねぇ」と言ったら、既にTDRフリークの友達に「危ないから、近寄らないほうがいい」とのお言葉。
わかりました。
「3月のライオン」11巻読みました。
実写化、アニメ化が決まり、ファンとしては喜ばしい限り。
ハチクロのあゆみんの殺人的カクテル(なんでもジャバジャバ混ぜる)をイメージさせるシーンや、
森田兄が復讐相手を追い詰めるセリフを思い起こさせるシーン有りで、なかなか読みがたえありました。
さて、橋之助が芝翫襲名と共に三人の子供たちも襲名披露が決まり、こちらもおめでたい。
橋之助も五十歳なのね。梨園の若返りを考えれば大名跡だけど、この流れが自然かな。
兄・福助が児太郎から上がる時にはひと悶着あったから、すんなり決まって良かった。
(「ヤマトタケル」での恨みを澤瀉屋ファンは忘れてはいない、歌右衛門襲名も決まっているが、襲名披露や襲名後の公演の予定は白紙っぽい)
福助があの体たらくなので、橋之助は好感度高いし、それには家庭が円満で、子供たちも地味ながら、しっかり跡をとってることが大きいと思う。
妻の三田寛子も結婚当時は「務まるのか?」と不安視されたけど、好江さん(十八代目 中村 勘三郎夫人で橋之助の姉)の尽力や、本人の努力で踏ん張ってきて、やっぱり男子を三人産んだことが大きな自信になったはず。
梨園は男の子を産むことが先決だから。
逆に、吉右衛門のところのように女の子ばかりでもその需要と供給が梨園内に向けられていればよし!というかんじ?
なかなか、難儀な世界です。