海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

大人の休日倶楽部・高齢二人旅をまとめました

2019-12-06 | 旅行
三泊四日の大人の休日倶楽部パスを使い切った

毎日が休日の大人・高齢者のためのJRフリーパスを駆使して、福島県会津地方から新潟県村上市を堪能してきた。

工程は
東京 → 郡山 → 会津若松 → 会津川口 → 会津若松 → 新潟 → 村上 → 新潟 → 東京 (四日間の鉄道運賃 15,720円の旅)

格安切符は在来線も新幹線も四日間は乗り放題だから、こんなに乗りっぱなしでいいのかな、新幹線の改札機から出てくるのかななどと心配してしまう。

切符を使い切ろうと思うのだけれど、長時間移動が連続して疲れるから二泊で帰るかもしれないと思いながら出発した。

先ずは郡山を目指し、磐越西線で会津若松に移動する


自宅から5時間ほどで会津若松に到着


初日の目的は野口英世の下宿と鶴ヶ城見物を計画していた。夕暮れが早いから足早に野口英世青春館に向かった。

移動は「まちなか周遊バス」210円、1日フリー乗車券は600円、時間的に2回の支払いだから一回券で移動した。

火傷の治療でお世話になった医者の建物は当時のまま保存されていて、二階が資料館、一階が喫茶店になっている。

ここの二階で書生として下宿していた


バスを乗り継いで鶴ヶ城見学


会津の歴史、徳川幕府との関わり、日本の近代の礎が分かりやすく展示されている
  


この城は会津の象徴、会津藩の運命が何とも切なくなる物語に改めて感嘆する。

東山温泉に宿泊して、翌日は武家屋敷と飯盛山を見学することにした。移動は、当然「まちなか周遊バス」である。

どれだけ格安に旅行できるかも今回の目的と楽しみである
  


白虎隊の墓にお参り


会津藩と殉職した少年武士十九人、高校生くらいの少年達が歩んだ運命に、自分や子供達の時代を重ね合わせると何ともいえない感傷に浸ってしまう。

価値観の多様化といわれ続ける時代でも、故郷を守るために命を捧げた価値観を否定することなどできない。

下山の途中で見た重要文化財さざえ堂は不思議な建築物



家老の居所・武家屋敷


流石ご家老様、丁寧なお迎えに恐縮してしまう


会津若松から只見線で2時間の移動で会津川口駅に到着、ここは現在の終着駅である。

本来は新潟県まで通っている絶景路線であるが、8年前の台風被害で鉄橋やら路肩やらが崩壊して休業中、ここからは代行バスで新潟県に移動できる。

駅舎には郵便局もJA銀行も同居している


只見川に面する絶景の終着駅


ここでの目的は、25年前に一人旅でお世話になった旅館に宿泊することである。
真冬の一人旅で、豪雪の中ここで泊まらなければならなくなり、タクシー会社にお世話になった。

今回も同じタクシーの車中で、「あのときの運転手さんは女性でしたよ」「ああ、それ家の母ちゃんだよ」そんな会話を楽しむことができた。

夜中に大粒の雪が降って、25年前を思い出した


当時の若旦那が館主として経営されていて、ほんの少し会話ができた。
「昔、駅まで若い女性に送ってもらいましたよ」「多分、私の姉ですね」懐かしい会話も楽しんだ宿泊地である。

翌日、会津若松に戻ってこれで帰ろうかとも思ったが、四日間有効のフリー切符だから、もう一日使わないとお得感が薄くなる気がした。

ホテルを予約してから磐越西線で新潟を目指して、そこから羽越本線で村上市に行くことにした。

途中駅でSLとすれ違う


SL運行は「ばんえつ物語」というらしい、この線路も絶景路線で行く先々で撮り鉄が大勢三脚を立てている。

鮭の街、村上に到着


みどりの窓口で翌日の特急・新幹線の指定席を予約しながら、JRの担当者と会話を交わす。「この切符凄いですね」「そうでしょう(笑)」、この切符には指定券も含まれている。

村上市も城下町、黒塀の町屋通りが歩きやすい


観光案内所でもらった地図を頼りに歩き回る、「あっちかな?」「違っている、こっちだ!」「 いや、そっちじゃない!」「地図の表現が悪い」などと勝手なことを言いながら、歩く歩く、万歩計がどんどん進んでいる。

流石に鮭で潤った街、一本一本に重さ札が付いている


今回の旅は目標にした行程を100パーセント達成して、四日目に帰ることができた。

今回の旅で初めて指定券を取った、もちろん格安切符に含まれているから新たな支払いはない。

夕方の新潟駅は混み始める


格安フリー切符を使い切った、使い切らないと損するような気で歩き回ったが、宿泊費が嵩んでくる。

二泊で充分かなと思いながら出かけたが、やはり後悔しないように三泊四日にしてよかった。

高齢者の二人旅、普段はライフスタイルが違っても旅行の時は同じ時間で生活するから面白い、そんな珍道中をダラダラと描いてしまいました。


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