海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

プチ湯治した宿が気に入って

2020-01-23 | 旅行
思いつきでプチ湯治をしてきた

雪の露天風呂を思い出して、安くて近くて鄙びた温泉を予約して一泊してきた。

昔は半月やひと月、一年の疲れを取るために冬の間温泉に浸かって、自炊しながら湯治宿で養生したらしい。
医者も少ない時代は温泉で怪我や病気を時間をかけて治したらしい。だから、温泉には薬師様が祀られているということらしい。

なんでも、何とからしいとしか言えないけど、地方で育った少年時代の環境を思い出すとなるほどと納得できることが多い。

インターネットで見つけた新潟県の魚沼市の山中の秘湯が気に入って、思い切って行ってきた。

400年間湯守を受け継いでいる「自在館」


予約した部屋は、最も古くて最も安い「大正棟」、その名の通り大正時代の建物で、小生のイメージにドンピシャの宿である。

木造三階建て、3階を宿泊部屋に使用している


コンクリート造の本館からの渡り廊下が何とも懐かしく、歩くと床が揺れるような気がする、いや、部屋はよく揺れていた。

本館と大正棟を連絡する渡り廊下に感動してしまった


古い貴重な建築物だから、よく手入れして大事に使用している。当然全館禁煙である。

歴史写真で昔の情景がよく分かる


食事は健康を考えて一汁四菜が基本メニューで、長期滞在を基本に考えられているけど、十分な美味しさとボリュームである。

長期湯治にぴったりのお品書き


温泉は珍しいラジウム泉、37℃位の温い温泉にじっくり浸かるのがよいらしく、一、二時間ほど浸かるのが普通らしい。もちろん40℃以上の上がり湯もある。

普段カラスの行水の小生でも、30分は入っていられるし多少アルコールが入っていても、何のストレスもなくじっとしているのが心地よい。

湯治の宿は静かに過ごすのがルール


平日の宿泊だからか高齢者が多く、静かに自然とマナーが守られている。
ガサツな小生達も無意識にマナーの中で行動して、日常のドサクサを忘れさせてくれる雰囲気である。

貸し切りの露天風呂は暖かく加温しているけど、お目当ての雪は少なくて少し残念!

それでも雪景色を想像するには十分な景色である


休憩ロビーにはピアノや懐かしいレコードを飾っていて、プレーヤーで聴くことができる。

舟木一夫や天地真理、ベンチャーズ等々、団塊の世代には堪らないお宝ばかりである。

ここなら数日居ても飽きない気がする


12月にはロビーコンサートが予定されていて、宿泊者が5組ほどエントリーできる。

何かしらの楽器で演奏するのが条件で、弾き語りはOKでもアカペラはダメ、電子的なアンプもNG、それらをクリアする人は宿泊費が半額になるらしい。

こんなところを定宿にして、今年の暮れには出演を予約してみようかな、などと真剣に考えています。

今回はプチ湯治だったけど、これから数日泊りのゴロゴロ寝・湯治に行きたいと思った旅でした。


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