平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

阿修羅の時代

2009-04-10 22:55:57 | Weblog
 06年のグランプリシリーズの頃、僕は真央ちゃんを興福寺の国宝・阿修羅像に似ていると評しました。その阿修羅像が何と今、上野の国立博物館公開されているのです。

 僕はソニーのアンプが壊れたので、秋葉原に部品を買いに出かけ、帰りに観てくるつもりでした。しかし、上野の改札口で見たのは電光掲示板による30分待ちというメッセージ。早々とめげて帰途に就きました。凄い人気ですね。

 阿修羅は、仏教を守護する八部衆の1人として数えられますが、ヒンドゥー教では帝釈天(たいしゃくてん=インドラ)に対立する戦いの神で、ここから鬼神や邪神というイメージが定着しました。征服された神が征服者の守護神となるパターンから、仏教では守護神となったのです。でも、阿修羅の語源から見ると、元々はオリエントのアシラ神であったことが分かります。

 旧約聖書で異端の神とされるアシラですが、日本の神道で神の象徴とされる柱の中に組み込まれています。「柱=H+Ashira」なのですが、Hを発音しない言語ではハシラがアシラになります。また、頭(Kashira)にもアシラが含まれていますね。ここから、アシラは本来、イスラエル(日本人)にとって悪い神ではなかったと分かります。木や石に刻まれ、偶像崇拝をされるようになってから忌み嫌われ出したのです。これがオリエントからインドに伝わり、信仰の中心から邪神へと格下げされて行きます。

 ところで、阿修羅に敵対した帝釈天の方ですが、こちらはśakro devānām indra、すなわちシャクロ・デーバナム・インドラから変化したものです。インドラを帝に意訳し、デーバを天と意訳し、シャクロを釈とした訳ですが、実はシャクロはśakraの変化形のようです。元はシャクラ。あれ、この前書いたサクラに似ていますね。śakraはSakkaと同じと言われるので、どうもシャクラではなくてサクラがオリジナルのように思えます。そうすると、秘蹟を意味するサクラメントと無理なく繋がります。阿修羅も帝釈天も、ルーツは旧約聖書時代のイスラエルにあったのです。

 このように、世界で最も古い民族であるイスラエル(日本人)の視点から歴史を眺めると、複雑なパズルのピースがいとも簡単に嵌まり、また歴史の色に染められる前の原型が復元されるのです。阿修羅の語源には、サンスクリットのasu raという説もあります。asuが命で、raが与える。命を与える存在がアスラなのです。

 しかし、こちらの説では飛鳥や明日香と書かれるアスカが連想されますね。僕の説では、アスカのルーツはエジプトにあるのです。エジプト宰相ヨセフの妻アセナテは、「急ぐ・早い」を意味するアス+ナテなのです。アセナテの生んだエフライムから北イスラエル王国の初代王が出、また北イスラエルの民がネパールやインドに移って、イム(エフライム)の教えである仏教を説いたのです。仏がエフライムを意味する文字だと分かれば、仏教の根が北イスラエルにあると理解するのは簡単です。ダンとベテルに金の仔牛像を立て、牛を崇めたのは北イスラエルなのですから。これがインドに伝わっただけなのです。

 という訳で、桜の名残もあとわずか。上野公園の国立博物館の阿修羅像を記念に観ておくことをお薦めします。これが、邪悪な年老いた蛇と眷属を退治する、正義なる戦いの神が光臨するしるしなのですから。皆さんも、涙を流しながら悪を罰する覚悟を持ち、小沢民主党や反日の団体、あるいは韓国や北朝鮮の手先と戦う鬼神に変身するかもしれませんよ。

     エフライム工房 平御幸
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする