平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

カインのアベル殺し

2013-05-04 05:03:10 | 古代史と聖書
 2013.04. 06に書いた、アダムとイブに関する漢字の続きです。最初(一)の人アダムが曲がった棒(弋の斜めの部分)で収穫物を叩くと、実が爆ぜて「飛」という字になります。曲がった棒は農機具ですが、これが武器になると(か)になります。「カ」はカインの事を指すのですが、詳しく説明しましょう。

 カインとアベルについては、日本語との関係で掘り下げた『カインをぶら下げている日本人』で書いています。今回は補足ですが、カインは相撲用語で腕を意味するカイナとして知られ、「カインの腕」がカイナなのです。アベルは「口」を意味し、ここから喋る(シャベル)や食べる(タベル)という言葉が生まれたのです。

 さて、カインがアベルを殺したのは夕暮れです。どうしてそんなことが分かるのかというと、腕という漢字にそう示されているからです。カインを意味する「腕」は、「肉月+空+夕暮れ+卩」です。「卩」は叩くの旁(つくり)ですが、口はアベルなので、「叩」はアベルを叩いたことが文字となっているのです。また、「叩く」ではなく「叩きのめす」や「叩き殺す」が腕の「卩」の部分なのです。普通に叩くのではないから、最後に地面に這うように伸びているのです。

 このように、カインは夕暮れにアベルを殺しましたが、その前にアベルを「惑わす」事に成功しています。騙して連れ出したのです。だから、「惑」の中にアベルを意味する口があるのです。武器である「戈」を持って、カインはアベル(口)の心を騙した。口の下の横棒は、横たえるアベルです。

 ところが、殺されたアベルは地から訴えたので、「地」の旁にカインを意味する「カ」と「叩きのめす」が見つかるのです。アダムは地からのアベルの声を感じたので、これが「感」という字になりました。「感」は、「一(最初の人アダム)とノ(イブ)」+「一(一番の息子)+「口(アベル)」+「地から聞こえる心」なのです。「惑」は、一と口が上下入れ替わっています。アベルが土に埋められ息を引き取ったので、この地は「域」となりました。

 「惑」は「まどわす」ですが、これは「魔問う」が語源です。アベルは弟なので、埋められた土は、己(つちの・と=弟)となりました。戊(つちの・え=兄)が武器である「戈」を持っているのも当然なのです。アベルを埋めた土の上に立つカインの武器が、農作業の曲がった棒から作られた「戈」なのです。

 さて、「己の心」と書いて「忌」です。イミと読まれますが、禁忌のようにキとも読まれます。「つちの・と」であるアベルが殺されたようなことがあってはならない。禁忌は、スピーカーのアダム・カドモンにもあるのです。蛇が巻き付いているデザインは「己」そのものであり、またその心が「忌」となるのです。

 アダム・カドモンの禁忌に触れたので、スワローズは左投手ばかりが先発して3連敗。祟りも呪いも経験してもらわないと勉強にならないので放置でしたが、これからは厳しい掟も学んでもらうことになります。SNSでカッバーラの問題として出していますが、どこで禁忌に触れたのか分からないようでは答えになりません。

    エフライム工房 平御幸
コメント (9)
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