平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

優先順位

2013-05-09 21:01:29 | Weblog
 アダム・カドモンをパーツごとに分散させて組み立ててもらったら、ミスや手抜きが出るわ出るわの大騒ぎ。やはり生命の樹の形をしているので、作る人間の本質が露呈するようです。






上3枚 三巻目の接着面の隙間からLED懐中電灯の光が漏れてくる様子


ボンドがほとんど塗られていないミスの接着面


手の入らない隙間はボンドを流しこんで粘土細工のヘラで押し込む


隙間ができるときは大量の速乾ボンドか木工パテを使う
はみ出したボンドは濡れた雑巾でコマメに拭き取る



裁断の不正確と板が反っているので執拗に締める
下手に締めると余計に隙間が広がる


 そもそも、ミスや手抜きには伏線があり、僕がスーパーウーファーは一日で2台、アダム・カドモンのパーツは1時間で出来ると書いたことが遠因となっているのです。僕には責任はありませんけど、受け取るほうが勝手にプレッシャーにしてしまっているのです。プレッシャーに弱い人間は、普通の人と逆の選択をするからです。

a. 先生が1時間で出来るなら、正味は10分の仕事だから余裕
b. 1時間で作れるなら3日もあれば余裕
c. 1時間で出来るなら自分なら2時間かな
d. 1時間でやればいいんでしょ
e. 1時間なんて無理、手抜きをするニダ
f. 1時間で作らないと怒られる
g. 死んでも1時間で作らないと

 このように、aからgまでの心理状態には天国と地獄の違いがあります。僕は1時間で作れとは一言も言ってないし、試聴会の始まる時に出来ていればいいと何度も書いています。10日の猶予があるのに、ナジェか全員が焦って作ってしまいました。これが集団心理であるのは間違いありません。

 集団心理というのは、支配原理でもっともポピュラーなものです。流されない性格の人は少なく、大半の人は物事の本質を見極めないで多勢に流されます。これがメディアによる大衆操作に使われ、また愚民政策にも使われているのです。

 今回、手抜きした人はカッバーラの問題が解けない人ばかりで、カッバーラと工作能力には明らかに相関関係が認められます。おそらく、彼らの成長過程において、心の奥底に「~しなくてはならない」という強迫観念が刻みこまれているのです。だから、常に焦って、対処すべき優先順位が滅茶苦茶になってしまっているのです。

 スピーカー作りは、というより物作りは、作業工程に優先順位があり、その優先順位を的確に付けられる人が優れているのです。エンジニアにとっては常識ですが、優先順位を常に考えている人は稀で、僕は人類の99%までは優先順位に無頓着ではないかと疑っています。

 僕は腰が重くて、作業にとりかかるまでに相撲の仕切り直しが必要です。しかし、一旦やり始めたら他人を凌駕する集中力を発揮し、優れた作品を生み出すことができます。プレッシャーに弱いのではなく、逆に自分で自分にプレッシャーをかけないと駄目なタイプなのです。美は、もともと凝縮したものを意味しますから、プレッシャーに弱いようでは美を生み出すことはできません。

 手抜きの本質は、プレッシャーに弱くて、いつも強迫観念に押し潰されているのです。その結果、他人とは正反対の手順を選び、また勝手に自滅するのです。プレッシャーに弱い事が病的になると鬱病になり、体も心も意図的に肥満させていないと不安になるのです。痩せ型はプレッシャーに強い。これは心理的にも当然なのです。

 手抜きをする人は、「~しなくてはならない」という強迫観念を克服する必要があります。これはサタンに属す観念なのです。神の自由とは正反対にあり、従って天への階段であるカッバーラにも聡くないという悪循環に陥ります。スピーカー1個でここまで分かるのですから、カッバーラは本当に叡智が隠されているのです。

 ということで、最後に問題。アダム・カドモンはあるアクセサリーを付けると完成です。そのアクセサリーとは何か?カッバーラの生命の樹で説明せよ。

    エフライム工房 平御幸
コメント (12)
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