平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

2018冬季五輪の行方

2013-09-23 00:37:40 | Weblog
 韓国の平昌で行われる予定の2018冬季五輪。すでに、公約の仁川-平昌を結ぶ高速鉄道建設が頓挫し、ソウルからバスで3時間という移動になりそうです。しかし、平昌は雪が少なく、五輪に必要な雪量を確保できる降雪量なら、逆に雪による交通渋滞が起きかねません。

 掲示板では平昌は高い山がなく、アルペン競技は開催できずに日本や北朝鮮の施設を利用しなくてはならないという書き込みを見かけます。しかしこれは事実ではなく、アルペンは平昌ではなく、低い山を越した別のところで予定されています。ただ、難コースを作る傾斜が不足しているのです。ボブスレーやリュージュは何とかするでしょう。

 平昌冬季五輪の問題点は、上記の他に選手村の建設、報道陣や観光客向けの宿泊施設の建設、という戦後を見据えた施設利用にあります。平昌のアルペンシアリゾートは統一協会の建てたもので、民間の施設利用が前提となっています。運営母体は江原道開発公社ですが、公社が直接に経営しているわけではないと思います。これが問題を起こしているのです。アルペンシアリゾートは1000億円もの借金経営で、その負債の多さから経営が行き詰まっています。閉鎖も時間の問題とささやかれるほど。施設は再利用の見込みが立たない。

 五輪は都市開催ですから、基本的に自治体が運営主体となります。ところが、平昌は市ではなく郡で、人口は4万6千人。岩手なら北端の九戸郡(人口4万6千人)で開催するようなものです。経済規模なら九戸郡の方が圧倒的に大きいでしょう。でも、九戸の人は五輪を誘致しようなどとは思わないでしょう。やったら日本中から嘲笑の嵐です。まだ滝沢村のほうがマシです。

 平昌は自治体としても赤字で、選手村や宿泊施設を作る余裕はありません。すべて政府の支援待ちなのです。ところが、既に借金で首の回らない政府は税収が10%も悪化して、とても地方に金を回す余裕はありません。その第一弾が、五輪招致委員会が公約した高速鉄道建設の反故でした。

 平昌冬季五輪はノムタンと呼ばれる盧武鉉前前大統領の時に企画されたもので、南北統一が前提となっています。また、その統一資金は日本に出させるという、捕らぬ狸の皮算用でした。その証拠に、平昌冬季五輪の公式で使われるポスターに日本はなく、南北が一つの国として描かれています。反日の集大成が統一五輪の予定だったのです。

 ノムタンの次の月山大統領は、選挙公約で日本に統一資金を出させるとして当選しました。これはノムタンの路線の継承で、それで五輪誘致を主導したのです。ところが、日本は売国民主党政権が転覆し、日本は反韓感情の坩堝(るつぼ)に。これで日本にたかる気満々だった五輪や統一の資金は雲散霧消。残ったのは、実現は到底無理な計画だけです。

 ここに来て、統一協会は資金を出していたサッカークラブを売りに出すと発表。サッカーを切り捨てることで五輪の資金を捻出しようという魂胆でしょうか。それとも、大失敗した麗水海洋博の借金の穴埋めに使うのでしょうか。

 平昌は統一協会だけでなく、ロッテやGSグループも土地を買い占めています。高速鉄道や駅舎建設による値上がり期待で買い占めたのでしょうが、高速鉄道が頓挫して残るのは借金だけ。韓国ロッテの2012年4月時点↓での借金は36兆7800億ウォン。3兆円を越して禿バンク並みに借金をしているのです。

1 サムスン(負債276兆2,000億ウォン)
3 韓国土地住宅公社(負債142兆8000億ウォン)
4 現代自動車(負債44兆8200億ウォン)
7 ロッテ(負債36兆7800億ウォン)
8 ポスコ(負債25兆7980億ウォン)

 ところで、予定されていた高速鉄道はソウルの龍山駅を通る予定でした。これが平昌の龍平=ドラゴンリゾートを結ぶはずが、莫大な費用をかけた龍山開発事業も頓挫。高速鉄道KTXを保有するコレイル公社が注ぎ込んだ資金もパー。高速鉄道自体が売りに出されようとしています。このように、龍山と龍平を結ぶのは、文鮮明の本名が文龍明だったからです。文鮮明が死んで全てが空中分解したわけです (T人T) ナムナム。

参考 アルペンシアリゾートのバイアスロン競技場
 37°39'50.82"N,128°41'8.10"E

    エフライム工房 平御幸
コメント (8)
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