平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

最強スマホ Xperia Z1

2013-10-15 19:38:46 | Weblog
 若い時には、車でもオーディオでも新製品にワクワクしたものです。車なら覆面をかぶったテスト車の段階から。オーディオなら試作機段階でオーディオフェアに出品されるアンプなど。しかし、バブル崩壊以後はそのワクワクもなくなりました。開発する企業に熱が無くなったからです。

 その熱が無くなった企業の代表がソニーで、世界をアッと言わせるコンセプトすらなし。製品は凡庸で、他社と区別がつきません。でも、ソニーは死んではいませんでした。サムスンベッタリだった外人社長・会長のストリンガーが追い出され、ようやくソニーらしさを前面に出す気運が高まってきました。その象徴が、2013-14冬モデルとして出されるXperia Z1です。

 ソニーの携帯は長年、ソニエリと呼ばれるソニーとエリクソンの合弁会社で開発されてきました。今まで使っていたガラケーは金色のソニエリ製で、何度も落下させたのに故障しませんでした。しかしアンドロイドスマホが伸びる中、ソニーは開発スピードを上げるためにエリクソンとの合弁会社を買い取り、ソニーブランドの構築を目指してきました。

 こうして誕生したのが2013春モデルのXperia Zです。評判もよく、買い替え候補として注目していた人も多かったと思いますが、なぜか突然の生産中止。Docomo夏モデルのツートップ作戦で、ハイスペックモデルの座を寒損に取られたからです。でも、売れたのはソニーの中スペック品の方でした。

 日本企業をないがしろにするドコモへの批判が強まる中、ドコモは寒損ベッタリでiPhone導入に反対してきた役員を左遷しました。ドコモはiPhone導入を機会に寒損切りを断行し、ソニーやシャープなどへの締め付けも弱くしたのです。シャープだって、2012夏モデルのゼータが好評だったのに、寒損のガラクターS3を売るために生産中止に追い込まれたのです。

 こうして、ソニーはストリンガーとドコモ役員という二つの呪縛から開放され、スマホ開発に会社の全リソースを注入する体制が出来上がります。ソニー得意のカメラ部門をスマホ開発に携わらせたのです。こうして出来たのが、開発コードhonami(穂波)と呼ばれるXperia Z1です。Xperia Z1の前にスマホなしという傑作です。iPhoneなんか時代遅れの化石にしか見えません。僕も若い時なら手に入れようと発売まで待ったと思います。でも初スマホではウルトラハイスペックがもったいない orz。

 今回のXperia Z1は5インチモデルだけではなく、手の小さいユーザー向けに4.3インチ版も用意されています。ドコモだけではなくauからも発売。痒いところに手が届く、まさにグローバルスタンダードを目指した開発姿勢に好感が持てます。お金に余裕のある人、あるいは少し無理出来る人には絶対にお薦めです。もっとも、転売業者が群がるので、発売初期には在庫不足になる懸念はありますが。

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    エフライム工房 平御幸
コメント (10)
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