平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ジャスタウェイ

2013-10-27 23:03:56 | Weblog
 今日はミューザ川崎シンフォニーホールで、アマチュアのサファリオーケストラの定期公演を堪能しました。楽団員からのご招待で、楽器の個々の音が聴き分けられる良い席でした。それで天皇賞はリアルタイムでは見られず、確認はコンサート終了後に。

 今日の演目は、ベートーヴェンの交響曲第8番、プーランクのオルガンと弦楽とティンパニのための協奏曲、ブラームスの交響曲第4番。プーランクは初めて聴く曲でしたが、プロのオルガニスト椎名雄一郎氏を招いての熱演。覚えられた旋律が皆無の現代曲です orz。ウリナラでは聴くことのできないパイプオルガンを聴けたのでそれは満足。ウリナラ海洋博では、外にパイプオルガンを設置し、汽笛の音を世界最大で出したとホルホル。何もかも間違っているような…。

 ベートーヴェンの交響曲第8番は、ベートーヴェン自身が第7番よりも満足気の曲でしたが、どういうわけか人気は7番に偏向。テンポがとても早く、今日の台風一過の秋晴れのような名曲です。それだけに演奏は難しく、特に金管楽器はヘトヘトになるように思います。それで二曲目が管楽器のない珍しい構成の曲になったのかも。

 8番を聴いていて、ソロのパートの多いクラリネットとフルートは破綻がなくて、なかなか見事だったと感じました。出演者紹介で確認してみると、フルートの疋田奈津子さんは桐朋学園音楽出のプロですね。ホルンはちょっと苦しそうでした。全体に、低弦楽器の土台の上にウイスキーボンボンを散りばめたような演奏で、初めてこの曲を聞く人にも楽しかったのではないでしょうか。

 最後に演奏されたブラームスの4番は難曲で、僕が持っている有名指揮者盤の中にも、通して聴くことの出来ないひどい演奏もあります。要するに、指揮者や演奏者の技術だけでは構築できない、微妙な感性が要求されるのです。例えば、クラシカルなダンスに通じるような。ロマン派という枠で括って、定番的に表現しようとしても、曲の方はそこから逃げてしまう。今回は、全体的にイメージが足りていないように感じました。熱心に聴いた経験が少なかったのでは。僕は芸大寮で酒を飲みながら散々聴かされましたけど。いつかもう一度チャレンジしてほしいと思います。

 さて、天皇賞を勝ったジャスタウェイ。僕は、ジェンティルドンナとエイシンフラッシュに続く3番人気だと勝手に思っていたのですが、5番人気で馬券的には面白かったですね。

 父のハーツクライもそうでしたが、ステイヤー血脈や晩成血脈の馬は、3才に伸び悩んで古馬になって復活する素質馬は多いのです。2才のデビュー時には圧勝しても、肝心のクラシック戦線ではしぼんでしまう。そのような馬でも、古馬になって馬体重が増加したり、血統的に奥手の要素がある場合は見限れない。ジャスタウェイも毎年10kgずつ成長しているので、ようやく本格化したと見て良いと思います。距離に不安と言わないでジャパンカップに挑戦すべきです。

 ジャスタウェイの馬主はアニメの放送作家で、掲示板ではネタ馬扱いだったそうですが、僕はデビュー戦で素質を感じたので、今回の4馬身差勝ちにも驚きません。もっとも、馬場が不良から良に回復しても少し渋く、ペースも早いなどの流れも向いたと思います。スローの鬼のエイシンフラッシュには向きませんでしたね。

 最後に、今回のコンサートのチケットありがとうございました。毎年いろいろな会場で響きの違いもあって、聴く度に新鮮なコンサートです。参加するのも技術を維持するのも大変かもしれませんが、出来る限り続けてほしいと思います。なお、せっかくなので、会場斜め向かいのペルー料理アルコ・イリスで食事をして帰りました。以前は本厚木にもあったけど閉店して久しいです。

    エフライム工房 平御幸
コメント (2)
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