平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

レシーブのステップ

2019-02-18 19:07:45 | バレーボール
16日の日立リヴァーレはメンバーを落とした久光に完敗。3セット目は22-21から連続失点で逆転負け。特に、同点の場面で出てきた久光のリリーフサーバー、加藤選手に翻弄されてレシーブの弱さを露呈。もっとも、日立駅に着いた時に、さいたまの同行読者に、ショックサイエンスを読ませたのが悪かったのかも。謎のカトウという人物が活躍するし (^_^;)

日立リヴァーレの課題は一にも二にもサーブレシーブ。それが克服出来て三のセンターのブロード攻撃となります。

では、日立リヴァーレの守備陣は何故にレシーブがひどいのか。その理由の大半は、足が内股の選手が多く前にも横にも動けないこと。次に、リベロも含めてフットワークが出来ない。フットワークの基本を知らないのです。

外人選手のサーブが凄いと言っても、時速100kmが限界。初速が100kmでも終速は落ちるから、0.7秒でコートエンドに突き刺さる。時速70kmで、秒速19m(コート両端間は18m)なのです。

選手の反射神経は、0.2秒で体が動き出す。フットワークが出来る選手だと、反射神経で0.2秒+フットワークの0.5秒で0.7秒。ギリギリで体から1m離れたボールを正面に近い位置で受けられる理屈。ではレシーブのフットワークとは何か?

それは下の図のように、体の右に飛んできたボールは、左足主導でステップしてボールを体の正面に近い所で受けるということ。


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長い距離は同じ動作を繰り返す
ボールが左に飛んできた場合はステップも逆になる
これぞカニ走りステップ (^m^;)


高い位置で受けるレシーブは、新鍋選手が得意とするような、体を捻って両手で受けるのが自然。しかし、アンダーで受ける場合は、できるだけ体の正面で受けるのが安定する。

強打のサーブの場合、ボールが余程見えにくい場合を除いて、レシーバーには左右に1m動く余裕がある。しかし、体の横1mのボールに対して、大半の選手はフットワークで取りに行かず、ギャンブルのダイビングで取りに行く。特に日立リヴァーレの選手は全員がダイビング派。これではザル守備は当然 (_ _;)

守備の下手な選手がなぜダイビングするのかというと、それは上半身でボールを追いかけて、重心がボールが飛んできた側の足にかかるから。

ボールが体の右に飛んできた場合、上半身の体重が右足にかかり、右足がステップできなくなる。その結果、仕方なくダイビングするしかなくなる。


だから、ボールが体の右に飛んできた場合、右足が重心を支える軸足になるのを防ぐため、反対側の左足からステップすれば、今度は左足に重心がかかって、右足がスムーズに動く理屈。出待ちのバスの前で読者を前に実験してみましたが、2人とも納得しています。出来ないのなら死ぬほどリズム感が悪い :(;゙゚'ω゚'):

フットワークの練習は反復練習あるのみ。実戦で体が動くかは脳の問題。脳神経が増えるには3ヶ月かかるので、それまで諦めないで練習すること。そうすれば猿から人間に進化できます (;^ω^)

21日追加

カニ走りステップは見たことないと大半の人は思うでしょうけど、岡山の16番のリベロ、永間香奈子選手はできています。ボールから離れてプレーに関係のない立ち位置でもイン側の足からステップしています。

この結果、永間選手は回転レシーブがスムーズ。ダイビングしないから回転できる (;・∀・)


2月16日 岡山対NEC 第3セット 岡山8 VS 12NEC の場面

23日 デンソー田原の珍プレーを追加 (^m^;)

コメント (19)
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