マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

さて、来年の企業経営者の関心と課題は?

2024-12-31 10:32:03 | 経済
いよいよ今日は大晦日、今年もいろいろあったなぁ。
しかし企業の業績だけ考えると経済界全体は何とか、という一年だったようだ。
さて来年、どんな一年にあるんだろうねぇ?
先ずは春の賃上げだ。
インフレは確実に進んでいるし人手不足はそれ以上である。
労働分配率がすでに限界に達している企業には頭の痛い問題である。
M$A も疎かにできない。
後継者不足に悩む中小、零細企業は草刈り場になりそうだし事業規模の拡大や補完を目論む企業にとってはチャンスでもありピンチにもなりそうだ。
ベネフィット・ワンを争奪した第一生命とエムスリーのような例は今後ますます増えそうだ。
そうそう、海外戦略は否応なく見直しを迫られる。
中国マーケットもどう変わるのか?
サプライチェーンとしての中国もこれからは白紙から見直しだ。
対米戦略だって「ミスター関税」が大統領に再選されたとなればどうなることやら・・・?
情報戦略も考えなくてはいけない。
AIがいよいよ実用段階に入ってくる。
ホワイトカラーの働き方はもしかしたら様変わりになる可能性がある。
もう1つはサイバーセキュリティの強化だろう。
企業経営者のやることはいろいろあるねぇ。
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日経平均株価の終値39894円に思う

2024-12-30 22:16:36 | 経済
本日東京証券取引所は今年の株取引を終えた。
終値は39894円と前日比でいえば約400円ほど値を下げたが1月の大発会から比較すると約6000円値を上げたという。
政治の世界は「政治とカネ」問題に象徴されるように相当混乱したが経済の観点から言えば収益力も高まり「まあまあ」というところだろうか。
ただ株価もマクロ的にいえばそうかもしれないが個別の企業別にみればいろいろあった。
株価は企業の将来価値を映す鏡みたいなものだからねぇ。
最近のトピックでいえばホンダ・日産の経営統合の動きである。
このニュースが報じられるやいなや、先ず経営不振が噂される日産の株価が急騰した。
この経営統合で市場が「日産が救済されるのでは」と期待もしくは予想したのかもしれない。
反面ホンダの株価は続落したのもこの見方を裏付けるものだった。
しかし数日してこの経営統合がホンダ主導で行われ経営統合の効果も限定的との見方が市場に流れると様子が一変してしまった。
かって日産を率いたカルロス・ゴーン氏も登場し統合効果に否定的な見解を示した。
それで今度は日産株は急落の憂き目に遭ってしまった。
全く株価は「生き物」である、それも相当ドラスチックな、ね。
それらを包含した集大成が今日の39894円なのである。
来年も色んな企業ドラマが演じられるのだろうねぇ。

本年も当ブログをご愛顧いただき深謝致します。
どうぞよいお年を。
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NTT(日本電信電話)の正式社名変更に思う

2024-12-29 19:28:00 | 経済
NTTが正式社名「日本電信電話」を来年6月をめどに変更するということだ。
さすがにもう昔の電電公社時代を彷彿させる「日本電信電話」が正式社名だと強く認識している国民はあまりいないと思う。
故にこれを変えると言って誰かが異を唱えるなんてことはないハズだ。
しかし「じゃぁ、どんな社名がいいのか」といえばこれはなかなか悩ましい。(笑)
NTTという英文表記はすでによく浸透しているので踏襲したい気持ちもあるが(N)TTの語源がオールド・メディアである電信と電話なのだから事業の実態を考慮すれば再考の余地があろう。
電気通信というのはどうか、英国にたしかブリティッシュ・テレコムなんて事業者があったような気がするが。
ただ日本には日本テレコムという会社が存在しているんじゃなかったっけ? うーん。
昨今ICT(情報通信技術)などと言う言葉も聞かれるので候補の一つだがこれではソリューション・プロバイダー色が強すぎるかねぇ・・・?
というわけで新社名選びもなかなか難しい。
もうちょっとゆっくり考えてみるよ。(笑)
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ホンダ・日産の統合協議に思う

2024-12-28 22:14:33 | 経済
ホンダと日産が両者の統合に向けて協議を開始したということだ。
それにしての両者の時価総額がホンダが日産の5倍に上るということだからなかなか対等合併のシナリオは描けないようだ、
ホンダの首脳は「今回の統合は日産の救済を意味するものではない」と言明しているが統合会社の主導権はホンダが握ることは間違いない。
結局ホンダが日産を吸収する形になるのではないか、たとえホンダ側が否定していても、ね。
ちょっと気になるのは(7月のこのブログでホンダの中国マーケットの不振ぶりを取り上げたように)今のホンダが日産を統合し確かな果実を享受できるのか、ということだ。
実はホンダ自身も決して順風満帆というわけではない。
もしかしたらこの統合は弱者連合ということにならないとも限らない。
とにかく自動車業界はEV化移行の激変期にある。
エンジン車でいくら経験やシェアを持っていてもこの激動期にはほとんど無力ではないのか。
問題はこの2社が結束していかに優れたEV車を安価に製造できるかではないか、と思う。
自動車産業は日本の経済力の要なのだからキチンと成果を出して欲しいともうががさてどうなることやら・・・。
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石破内閣支持率の低落傾向に思う

2024-12-27 11:22:30 | 政治
いくつかのメディアの世論調査によれば当節の現内閣の支持率はおしなべて低調傾向だ。
理由は何なんだろう?
頭に浮かぶのはやはりあの「103万円の壁」問題への対応ではないか。
国民民主党との協議で政府与党は123万円までの引上げを提示したがこれを不満とした古川氏が席を蹴ってしまったことが喧伝されている。
結局問題の解決は先送りされただけだ。
一部に「これは出来レース」との見方もあるが政策はあまり弄ぶものではない。
キチンと財源案まで詰めて着地点を見出す努力をするべきなのだ。
それが協議というものだし、それが政治というものだろう。
例の「政治とカネ」問題についても一向疑惑が晴れる気配がない。
政倫審を参院まで拡大しても弁明者の「ルールは以前からあった」「派閥からの指示に従ったまで」のオンパレードで真相解明はまるで進まない。
挙句の果て「不記載額の7億円を赤十字に寄付する」と言われてもねぇ・・・、国民をバカにするにもほどがある。
先だっては岩屋外相が中国人の訪日ビザ緩和を発表していたがあれだって内閣支持率に効果があるのかどうか、極めて疑問である。
石破首相は国会があろうがなかろうがもっと毅然とスピーディに懸案事項に対処しないと大変なことになるのではないか。
ゆるゆる総理、ズルズル総理、正月は返上だよ。
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