松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

弓引くの寒かった

2009-01-10 20:48:40 | 和弓と櫨
今日は朝から雪が降って非常に寒かったですね。土曜なので午前中は中学生の練習が入ってましたが、大阪からhideoitaitaさんが来られたので、中学生の練習後に弓を引きました。

とにかく寒かったんですが、久しぶりにT先生に一手礼射を見てもらいました。たまに見て貰うといろんなトコロが目に付くみたいでたくさん注意されました。そのうちの一つが体配。慣れてきたせいか動作にヘンなクセがついてるのでした。こういったクセは要注意で、体配は、あくまで一つ一つの動作を的確にしながら流れを殺さないように、つまるところクラッシックバレエとか日舞の振り付けと同じです。正確な振り付けをこなせっていうことです。体配は無意識のうちにクセとして出てくるから、稽古で正確にこなさなくちゃいけません。改めて身の引き締まる思いがしました。

その後、参段のM子さんとhideoitaitaさんと一緒に近くのうどん屋さんに行ったんですが、行く前は「あそこのうどんは何年も前に食べた時、麺が固くて美味しくなかった。」というM子さん。「ええ~?そうだったっけ?こないだ行った時は美味しかったけど…。」と私は首をひねりつつ、疑念を持ったままお店に行って食べてみました。すると…

麺は柔らかかった!

M子さんを唸らせる程、すごく美味しくなってたのです。後で聞いたウワサによると、店主が別の旨いうどん店で修行したとかなんとか…。M子さんが食べた後に修行したのか、その前に修行したのかは定かではありませんが、よく考えたら、一度食べた時に麺が固かっただけで数年間「あそこのうどんはおいしくない。」と言われ続けてきたわけですから、店の立場に立ってみたらお客さんってのは厄介なもんです。今回たまたまもう一度食べたから、M子さんの「脳内美味しい店リスト」に加わって良かったものの、もしそのまま食べなかったら、いまだに美味しくない店というレッテルが貼られていたことでしょう。

たった一つの出会いがその後の数年間、あるいは一生に影響していくことを考えると、弓の体配と同じく、一つ一つの振り付けや動作をこなすのと同様、人やモノとのつきあいも丁寧にやっていかなきゃと、改めて今日の寒さに身の引き締まる思いがしたのでした。

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