松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

耳納学園展示即売会の最終日

2009-01-11 23:37:50 | 復活奮闘日記
今日はゆめタウンでの耳納学園展示即売会の最終日。寒い日でしたが日曜のせいか、ゆめタウンは多くの客で賑わってました。

無事に四日間が終わってほっとしました。私はウロウロしながら、たまに質問に答えてたぐらいでしたが、こういう場所での陶器販売って力仕事だし大変だなぁとつくづく思いました。なんせ運搬中に割れないように気をつけなくちゃいけない。商品の搬出入は耳納学園だけじゃなく、ゆうかり学園のスタッフも手伝いに来て大勢で取りかかっていました。

櫨並木のお店でも思ったんですが、やっぱりお客さんと直接対峙すると、一般の人々がどんな風に「櫨」や「和ろうそく」について思っているか、ストレートに反応がわかるのでとても勉強になります。若い人は「櫨」のことをあまり知らないので、「櫨マケ」とかの話題は出ずに、ただ珍しさで好奇心のある目で見ていますが、年配の人はやはりある種の思い入れがあるようです。だから特別な思いがフラッシュバックする場合もたまにあるわけで、その時のことを私に話しながらも、目は思い出を追っていて当時の日々が蘇ってくるんです。

私はいつもそういう時、「櫨っていい思い出?それとも悪い思い出?」と聞きたくなるんですが、「櫨マケしたから…。」と苦そうに言いながらも、心底懐かしそうな顔を見ると、いったいどっちなんだろうと思いつつも聞けなくなってしまいます。しかし良くも悪くもセピア色になった思い出は、年を取るにつれてかけがえのない宝物になっていくのは確かです。揺らめく櫨の灯りを灯して、時々は思い出に心癒されることができればいいなと思います。



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