本を読むペースが落ちてきた。次に読みたい本が順番待ちしているのに、昭和史(半藤一利)の続編が終わらない。昼読んでいる世界史(祝田秀全)も終わらない。
これらはどれも二度目の再読である。頭の悪いのにはあきれる。多くのことを忘れている。まあ、それが専門でもないのだから覚えないのか、話す相手がいないから使わずじまいで記憶から、去っていくのか、脳のできが悪いのか、どれかなのだろう。
元々記憶力がよくない。何の必要があっておぼえなければならないかが納得するまで、勉強することはなかった。
自分の身体に言葉を身に付けようと自覚したのは大学に入ってからだった。
まだ使われていない脳細胞がいっぱいあるというのに、すでに稼働している細胞は死につつあるようである。
このところ「花」に凝っている。今、花水木が満開である。クチナシ、椿、大手鞠、そして石楠花を増やし、カリフォルニアローズとカサブランカは鉢植えにした。夏がきたら睡蓮を買って金魚も、買おうかと思っている。毎日い通る八百屋のオヤジさんbが、金魚を飼っていて、もうすぐ赤ちゃんが産まれるのではないか、と言う。それをあげるよ、というので、待ち遠しい。五月も下旬になったら、薔薇を見に行こうとおもっている。
昔、カナダのビクトリアにあるブッチャードガーデンに行ったことがある。それがメインの場所であるが、ビクトリアの町は花でいっぱいだった。レストランも天上から、壁まで花だった。老後をビクトリアで暮らしたいという人が多く、人気No.1だということだった。尾鷲の天狗倉山は尾鷲市から見れば南向きだから、ブッチャードガーデンみたいにすればいいのに、と思ったりする。
ところで、花に凝ると花の名前をおぼえて忘れない。奇妙なものだ。日本史にも世界史にも興味があるのに。