日本全体が冷戦終了以後、右寄りになってしまった。それは共産党とて同じである。共産党員は結構裕福な生活をし、労働組合の組合員も裕福そうに見える。離婚をしてしまって母子家庭となる。その母は日夜働いて子供を養う。男は養育費を滞らせる。労働者も株主となり、小資本家となる。ヤクザが阪神淡路大震災のとき、すぐに救援に向かう。自衛隊よりも速かった。
貧困児童が三人に一人いるという。教育の格差が定着してきている。一億総動員労働である。子育てに集中しなければならない女性も、働け、働けである。みなちょとでも楽な生活がしたいから、子供を犠牲にしてまでも働け、働けである。きっと真面目な女性の中には体を壊す人もでてくるはずだ。特に、子宮、卵巣が傷みやすい。
一ケ月のバカンスなど働く人にはあり得ないのは日本だ。フランスはずっと前から一ケ月のバカンスがある。
こんなに日本人は働いて、借金が1000兆円を超える。だから税金や保険料などを上げる。それでも追いつかない。会社の利益は一部株主にも配当される。けれど、東電を見てもわかるように株主は責任をとらない。
だんだんとムチャクチャな社会になっている。一億総中流社会は終わってしまった。
革命の軸というものもなくなった。革命は不断の日常の中でやっていくしかないようになった。
例えば、尾鷲市は一万くらいの人口でこころ豊かに暮らしていこう。高速もあるし、買い物は他所でもネットでもできるのだから。酒でどんちゃかやりたかったら持ちまわりで家でするとか。価値観の転換をしてしまうとかである。
原発問題だけで革命はできない。憲法改正で革命はできない。悪政がはびこり、働く人が馬鹿を見、人間が深く傷つき、真っ当とする理念がなければ革命はあり得ない。革命という言葉が死語になりつつある現状であることよ。