25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

砂漠緑化のための小さな実験準備

2018年11月14日 | 日記
 突然ですが、今日は動画をご覧ください。

 透水性のコンクリートと保水性のソフトコンクリートを作る「混和剤」を作りました。透水性コンクリートは強度、耐久性も優れています。これがあれば水溜まりのできない駐車場や広場、池や護岸などでの水量調整などに使えます。

 一方保水性のものは日本では使う場面がありません。
 中国には日本列島の面積よりも3倍ほどある砂漠があります。三国志の時代には豊かな魏の国も今は砂漠化しています。羊、山羊の放牧で草も根っこから食べられ。手入れをしない過剰な農耕で土は傷み、砂漠化していったのでしょう。今や北京にまで砂漠化は到達しようとしています。日本からも多くの団体がボランティアなどで緑化活動に出かけているようです。成功例もあれば失敗例もあり、大手企業のEllion は砂漠の中に町も作りました。なんとか水を手当できたのでしょう。Ellion のスタッフも広大な砂漠の緑化に日々格闘していますが、どこまでも砂漠は続いています。飛行機で種や苗を落してもなかなか植物は根づきません。


 ぼくは緑化に関して全くの素人です。全くの素人の最初の発想で、まず小さな透明のビニールコップの底に穴を3ケ所あけ、底に砂をしきます。次にセメントと乾燥水苔を混和剤で混ぜます。時間が経つとこの部分が保水性のソフトコンクリートとなります(以下セルコンと呼びます)。最後に。砂と水苔を混和剤で混ぜて人工土(セルベトンと呼びます)を作り、セルコンの層の上に入れます。第1回目はコップの中にサボテンを植え、最初の9月1日に水をやってから一度も水やりをしていませんが、今のところ腐るとか枯れるということなくまだ生きているようです。
 第2回目は大きな鉢を用意し、杉に似た植物、クレスト30cmのものを植えてみました。もうひとつはフリージャの球根を植えてみました。一ケ月後、どうなっているか見るつもりです。
 混和剤には炭酸カリウムや硫酸第2鉄などや、地球上のあらゆるミネラルが入っています。これ実験の様子です。⇒実験動画紹介


 なにせまだアバウトにやっております。今のところ植物が根付くかどうかを確かめたいところです。中国の内モンゴルと日本とでは湿度、雨量、日光、温度などの気候環境も違います。第一に砂がシルト状のミクロン単位の粒です。本来はその砂を手に入れてやりたいものですが、それは中国で実験しようと決めれるほどの確信がないとできません。
 とりあえず、ぼくとしては 保水層を作ることの有効性を知りたいわけです。そうすれば砂防提建設へと進むことができ、農地開墾もできるわけです。道路は簡易道路がこの混和剤とセメントでできます。中国では一坪ほどの土地を提供してもらって、とかってに妄想しています。

 この動画を見て、ダメだよこれは、と決定的なぼくのミスなり、無知がありましたら、ご教示ください。

 混和剤のphは7で、中性です。セルベトンには有機化成肥料を混ぜました。

 鉢の中は三層(砂+セルコン保水帯+セルベトン人工土)です。水をやらずに日向に置いておきます。夜は屋内に移動します。これで根の張り方はどうなるか、が興味のあるところです。
 砂漠があるのは中国だけではありません。中東、インド、アフリカ、オーストラリア、そしてアメリカです。問題は水だと思います。
たとえば、ビニールハウスの内側を太陽光発電で暖めれば室外との気温差で水ができるはずです。
 そんなことも思いながら、とりあえず、保水層が必要ではないか、と思うのです。