川に堰がある。コンクリートでできている。山側から堤防のように伸び、方や道路側からコンクリートが延びているが、両側からコンクリートは中央で2メートルほど離れている。水が集まるところであり、上流の水はそこに流れを集中させるのである。小さい子どもは近寄るのは危険である。真っ白な泡飛沫が滝のように下流に注ぐ。堰から水が落ちるところから3メートルあたりのところに深いところがある。中学生や高校生らが遊ぶによいだろう。堰から上流は小学生以下がよい。ここは賀田の古川である。紀北町の銚子川は有名であるが、古川も整備すれば結構よい遊び場になると思う。
堰の中央にある2メートルの割れ目に水が周囲の水も巻き込んで注ぐ勢いは孫の男の子には抵抗できない。浮き袋をつけて安易にも割れ目を避けて一安心なところで、自力で泳ぎだしたら、前に進まず、体がバックしていった。危ないと思ったので、足だけ水に浸かっていたのが体ごと飛び込むような形で孫の浮き袋に手を架けた。ぼくがいなかったら2メートルの割れ目に吸い込まれていただろう。危ないところだった。
この古川の堰の奥側からハゼが釣れる。ハゼ釣りが好きなら、大人も楽しめる。
尾鷲は帰省する人で車も混雑している。今日までが夏らしい空だった。入道雲も突然湧いてくる。雨がパラパラと落ちたが2分も続かず、また炎天となる。
孫娘の方はぼくとの約束だということで、網で魚を掬う。50匹という約束だった。何の稚魚なのかわからないが、彼女はとにかく50匹は掬った。曽根の池に魚を入れたかったので、達成できた。娘夫婦らはハゼを釣っていた。
ずいぶんくたびれた。