1521 相変わらず、各所で、廃品回収、リサイクル使用の可能性がある全ての物について、どの業者に任せるかについて、もめ事が絶えない。場合によっては労働組合のデモより、深刻な状態になる可能性もある。廃品回収に関しては、マフィア以外を使うことはあり得ない。完全にこの業界は彼らの利権として握られていのです。行政も警察も、アンダーテーブルを受け取ることによって、暗黙の後任なのです。
進出したばかりの会社には、その筋の人間が頻繁に接触を始める、何社かが、インドネシア人の総務辺りに、渡りをつけようとする。こういう、事情や経緯について、日本人の幹部連中は知らない。廃品は、どこへ売ろうが、自分たちは関わる必要があるとは思っていない。現地人スタッフに任せて仕舞う業務に一つだと思っている。
私も、詳しく敷いているわけではないが、廃品回収業者マフィアという組織があることは確かです。アンボン系とマドゥラ系が二大勢力だということも確かなようです。彼らは、一種の暴力団ですから、労使問題がこじれた時に、日本人ではなく、現地スタッフで会社側に人間が、彼らを引きこんで、暴力的に組合の幹部に脅かしをかけさせたりすることもある。表面に出ない裏の動きをすることがある。
廃品回収に関しては、早いのも勝である。一旦頼んでしまえば、替えることは、出来ないと思った方がいい。決まってしまって、ある程度の期間が過ぎて、日本人幹部が不良品や資材や資源の半端な余りものが増えてくるに従って、取り扱いに関して、気になってくる。初めて、そのことに関して、状態を知ろうとする。
廃品の販売価格、回収の頻度、種類に仕分け、回収の後の掃除などが気になってくる。そして、回収業者ついて、口を挟むようになり、事情を知らずに、ほかの業者を呼ばせたり、二社を使ったりするようにインドネシア人スタッフに命令をする。こうなると、もう、事件の始まりです。インドネシア人スタッフが日本人に事情を説明しても、深刻に受け取らない、そんなことは無いだろう、少しでも高く買ってくれる方に売ろうとする。後から呼ばれた業者は当然高く買うにきまっているのに、である。
間もなく、今までの業者と参入業者間で争いが始まる。どちらも負けない、それが発展すると、会社の正門辺りでの封鎖の様なものが始まる。人相が悪い連中が、出入り口付近にたむろすることから始まる。インドネシア人スタッフは困ってしまい、日本人の決断の仰ぐしかない、自分たちの責任ではない。こじれると、バリケードを作られて、従業員や訪問者の出入りを妨害するようになる。
最初が肝心、日本人は、このことに関して、情報を求めておかなければならない、インドネシア人スタッフに丸投げで任せてはいけない。決めてしまえば業者を替えることが出来ないことを知っておかなければならない。そしてそれは、日本人が後退した時に引き継がなければならない。もめ事が生じれば、バカにならない予期せぬ出費があることを承知してお間なければならない。只では、すまない、ということです。
今日の昼食のソプ イガとブンクスで持ち帰ってご飯を加えてオジヤを作った。
マフィア アンボン マドゥラ